藍流したわみ鉢
流れる藍は、まるで水。
料理を盛れば、
食材が水面に浮かぶ。
匠自身初めてとなる「磁土」を用いて、薄く硬く欠けにくく、独特の色合いをもつ器に挑んだ。釉薬をあえて流し、動きをつけることで、コンセプトである「水」を大胆に表現。大阪は水の都。かつての美しい水を取り戻したいという思いを込め、使う人や料理人たちの創作の刺激になればと願う。
1985年大阪生まれ。2008年サウスダコタ州立大学卒業。2009年昼馬和代氏に師事し、2010年第16回新美工芸会展「読売テレビ賞」受賞。2012年京都工芸ビエンナーレ入選、2013年第5回菊池ビエンナーレ、第22回日本陶芸展、第6回現代茶陶展、神戸ビエンナーレに入選。2014年第3回萩大賞展入選。