絞りレインコート「haneru」
水を撥ねる、心が跳ねる
有松鳴海絞りの鮮やかな
レインコートで雨の日を楽しく。
天然繊維を得意とする匠にとって初挑戦となる素材、ナイロン100%。経験も資料もなく生地の選定に苦しんだが、自分らしい絞りの色や表情を目指して乗り越えた。合成繊維を使うことにより、商品企画の可能性が広がったことが収穫。夏のイメージが強かった有松鳴海絞りだが、1年を通して使える素材にも挑戦していく。
愛知県出身。村口実梨とともに有松鳴海絞りユニット「まり木綿」として活動。名古屋芸術大学デザイン学科テキスタイルコース在学中に、京都和装ブランドSOU・SOU店舗で商品化が実現したことをきっかけに、卒業後、有松にお店をオープン。絞りの新しい可能性を見いだし、産地の継承になっていけたらと活動する。「伝統は鑑賞するものではなく、使い続けていくこと」がモットー。