木塊オブジェクト kinagori
素材を信じ抜くこと。
すっぴんの表情が美しい、
自然に最も近い木のオブジェ。
本来ならただ燃やされるだけの雑木に、もう一度光を当てた「kinagori」。木の自然な表情である節や、乾燥によるひび割れ、歪みをあえて際立たせるような加工法を探り、木々の個性を強く引き出した作品。プロダクトを手にした人が、高知県産材だとわかるように経緯度をデザインとして記した。
高知県高知市生まれ。インテリアに興味を持ち、高校卒業後、県外の専門学校や工房で研鑽を重ね、2008年高知にUターンし、工房「COMMON MFG.」を設立。デザインから設計、製作までを一貫して行うスタイルで、広葉樹の無垢材を主体とした家具製作を行っている。素材がもつ特性に対して、素直に作ること。丈夫で使いやすく、簡素で心地よい形であること。時間や様式にとらわれない普遍的な物作りを目指している。