災害発生時のFAQや通れた道マップ等
みなさまの身を守るための情報を
掲載しています
災害後にガスや調理器具が使えない場合に、身近なものを使ったコンロの作り方や、お米の炊き方をご紹介します。
非常時給電システムによって使える電力量、電気製品の組み合わせや使用回数など、具体例をご紹介します。
車中泊で発生するおそれのある「エコノミークラス症候群」。症状を引き起こさないための対処方法をご紹介します。
お客様から寄せられた災害時における
よくある質問を掲載しています
非常時に電気製品
(AC100Vで最大消費電力1500W以下)を
使用するときの電源としてご利用いただける
クルマをご紹介します
大雪時に長時間駐車する際に、エンジンやサイドブレーキが凍結して動かなくなったり、雪が積もってワイパーがゆがんだりするなど、思わぬトラブルが発生することがあります。普段とは異なる大雪時の注意点を確認してください。
寒冷地では駐車時にサイドブレーキを使用しないため、坂道で車が滑る場合があります。原則として、平坦な場所を選び、停車してください。
エンジンルームに雪が入り込んで凍結し、エンジンがかからなくなる場合があります。駐車の際は、フロント部分を壁のある場所や風下に向けて停車させます。
サイドブレーキを引くとワイヤーが凍結し、動かなくなる場合があるため、マニュアル車はギアを1速かバック、オートマ車はシフトポジションをPに合わせてください。タイヤを輪留めで固定するとさらに安心です。
ワイパーを寝かせたままにすると、フロントガラスに凍り付いたり、雪の重みで曲がることがあります。長時間、駐車する場合は、ワイパーを立てておきます。
過去の大雪災害時には、カーポートなどが雪の重みで倒壊するというケースが発生しています。豪雪時には、倒壊しそうな場所への駐車を避けてください。
車に雪が積もった場合、こまめに雪おろしをしてください。落とした雪を集める位置によっては、車に乗車できない、または、発進できない場合があります。移動する動線や乗車スペースを確保しながら計画的に雪を落としてください。
ガラスやライト部分だけでなく、車の屋根の雪もおろしてください。屋根の雪が走行中に落ちてきて視界が塞がれてしまう可能性があり危険です。靴についた雪も忘れずに落としてください。
車のフロント側に雪をおろすと、発進時の妨げとなります。また後方は、マフラーの排気を妨げる可能性があるため危険です。雪は車の左右に落とすようにしてください。
雪おろしの際は、上から下へおろすと効率的です。スノーブラシのゴムの部分を使って押し出すようにして雪を落とします。車体に道具が触れないようにご注意ください。
雪を溶かすために熱湯をかけることはしないでください。温度差によりガラスが割れる危険があります。エンジンをかけ、車を温める方法などを選択し、エンジンをスタートする前にマフラーに雪が詰まっていないか必ず確認してください。
車の雪おろし後は、タイヤ周りも確認し、雪が積もっている場合は、スコップなどで除雪してください。
雪道を走行すると、道路に散布された凍結防止剤や融雪剤(塩の塊)が付着し、これらをそのまま放置するとサビの原因になります。雪道走行後はこまめにメンテナンスを行ってください。
走行後は、汚れを放置せず、早めに洗車を行ってください。大きな汚れが付着している場合、洗車機を使用するとボディを傷つけるおそれがあります。高圧洗浄機等を使用し、車両の下部やホイールや車体の裏側の汚れを念入りに落としてください。
エンジンオイルやバッテリー、ワイパーや窓枠などのゴムが劣化している場合は交換してください。スタッドレスタイヤは摩耗度をチェックした後、冬が過ぎれば通常タイヤに交換します。フロントガラスにひびが入っていないか確認してください。
雪道走行後の車は、道路からの汚れや低温により想像以上にダメージを受けていることがあります。走行後のこまめな洗車と季節ごとのメンテナンスを行うようにしてください。
大雪時には、建物の屋根に積もった大量の雪が車に落ちたり、カーポートが雪の重みで倒壊する事故が発生しています。保険会社への連絡や緊急時の避難など、車に被害が出た場合の対応について、あらかじめ確認しておきましょう。
大雪や雪崩によりクルマが損害を受けた場合は、保険会社に連絡をします。その際、水害や地震と同様、写真を撮って保存してください。
大雪によりカーポートや建物が倒壊した場合、クルマを無理に動かすと倒壊がさらに進む危険があります。車はそのまま触れず、安全な場所に避難してください。救急や救助が必要な場合は、消防署や警察に連絡してください。
車の損害は車両保険、車庫やカーポートの損害は火災保険の補償対象となります。ご加入中の保険の内容によっては補償されない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
地震はいつ起こるか分かりません。あわてず対応するためには、その時の行動をイメージしておくことが大切です。運転中に地震に遭遇した時の対処法を確認してください。
運転中はご自身だけでなく、周囲の車両も動いています。急ハンドルや急ブレーキは避け、ハザードランプを点滅させながら徐々に減速して停車してください。
トンネルや橋を通行中の場合は、道路の亀裂や落下物などに注意ながら、通過してください。通過に時間がかかる場合は、左側へ停車し、揺れが収まってから安全な場所へ移動してください。
車を停車した後は、カーラジオやスマートフォンの防災アプリで情報収集を行ってください。交通・地震・停電情報などを確認して、車で移動できる状況かを検討し、移動の際は十分にご注意ください。
津波や火災、建物倒壊など、危険が迫っている場合は、最寄りの避難場所へ移動してください。知らない土地にいる場合は、防災アプリで避難場所と安全な避難経路を確認してください。移動の際は、狭い道や古い建物、斜面のそばは避けるよう心がけ、火災の延焼にも注意してください。
やむを得ず車を乗り捨てる場合は、広場や駐車場など緊急車両の通行の邪魔にならない場所へ移動させてください。道路から動かせない場合は、できるだけ端に寄せ、ドアはロックせずキーを付けたまま、連絡先を残して避難してください。
地震はいつ起こるか分かりません。あわてず対応するためには、その時の行動をイメージしておくことが大切です。外出先で地震に遭遇した時の対処法を確認してください。
まず行先階のボタンを全て押し、最初に停止した階で降ります。万一閉じ込められた場合は、無理に脱出しようとせず、非常電話(インターホン)で外部に連絡を取ります。つながらない場合は119番に連絡し、あわてず落ち着いて救助を待つことが大切です。
地震の揺れを検知すると車両が緊急停止するため、すばやく手すりや吊革につかまってください。停車後は乗務員の指示に従い、線路内や車両の外には絶対に出ないようにしてください。
危険なものから離れ、まずは自分の安全を確保してください。火災などの二次災害を避けるため、速やかに地上に避難してください。入口付近に人が殺到すると危険なので、周囲の状況をみながら、あわてず柔軟に行動するよう心がけてください。
地下街と同様に、まず自分の身の安全を確保してください。非常口に人が殺到すると危険なので、施設スタッフの指示に従い落ち着いて行動してください。
どこにいる場合でも、まず自分の身の安全を最優先にしてください。倒れてくる物や落下物などの危険なものから離れ、低い姿勢を保ちながら、頭を守るようにしてください。
家の中で地震の揺れを感じた際、とっさに判断することは難しいため、事前にシミュレーションしておき、行動できるよう準備してください。
逃げ込む場所を事前に決めておくことは有効です。廊下や玄関など、家の中で倒れたり落ちたりするものがない場所を見つけておきます。隠れる場所がない場合は、危険なものからできるだけ離れ、うずくまって頭を守ってください。
余震のため、ドアの枠がゆがみ開かなくなる場合があります。揺れが収まったら、ドアを開け避難経路を確保してください。
火が広がっていない場合は、消火器で消火を行ってください。火元をほうきではくように消火剤をかけます。消火器がない場合は、濡れた布で火を覆ってください。油火災でなければ、大量の水を使用しても安全です。
消火を試みてもすぐに消えない、もしくは自分の背の高さ以上に燃え広がっていたら、消火は困難なため、ただちに避難してください。
小規模な地震であっても、自分は大丈夫だと過信せず、身の安全を守ることを最優先に行動してください。
災害時は電話がつながりにくく、ご家族との連絡が取りづらくなります。ご家族の安否を確認し安心するため、災害時に使用できる連絡手段を確保してください。
SNSは災害時でもつながりやすく、メッセージを投稿すれば、ご家族と一斉に情報共有できる有効な手段です。事前に家族の連絡グループを作成してください。
音声通話がつながらない時は、災害用伝言サービスも有効です。「171」をダイヤルしメッセージを残します。災害時に混乱しないよう、どの番号に伝言を残すか登録する電話番号を決めておき、事前に家族間で共有しておきます。
家族が別々の場所で被災した場合に備え、どこで落ち合うかを事前に決めておきます。「〇〇小学校の体育館入口前」など、具体的な場所を指定おくとより確実です。
被災地への電話はつながりにくいため、遠方の親戚・知人に連絡を取り次いでもらうという方法も有効です。また、家族全員が通る玄関ドアにメモを残す方法もあります。個人情報となるため、必ずドアの内側に貼り出してください。
災害時には何が起こるか分からないため、別の手段が選択できるよう、複数の連絡手段を持っておくと安心です。
災害などによる非常時に電力が必要なとき、次の方法を行うことで、車両の走行機能を停止した状態で車から給電ができます。
ブレーキを踏まずに、パワースイッチを2回押して「イグニッションON」にします。
※ブレーキを踏んでいる場合、非常時給電システムは使用できないため、ご注意ください。
READYインジケーターが点灯していないことを確認し、AC100Vスイッチを間隔が1秒以上あかないように素早く3回連続でプッシュしてください。
マルチインフォメーションディスプレイに非常時給電モードの説明が表示されたら起動完了です。
フタを開けて、電源プラグをコンセントの奥までしっかり差し込み、電気製品のスイッチをONにしてください。
※アース線のある電気製品を使用するときは、ラゲージルーム内のコンセントを使用しアース端子に接続してください(ラゲージルーム内にない車種もあります)。
1. 給電システムをOFFにする際は、まず電気製品の電源をOFFに。次にAC100VスイッチをOFFにしてから、電源プラグを抜いてください。
2.システム使用中は電子キーでの施錠・解錠ができないためメカニカルキーをご使用ください。
3.車外にコードを取り出す際にはたるみを持たせ、コードをガラスと窓枠ではさみこまないよう隙間を確保してください。
NX450h+等一部の車種では、専用のヴィークルパワーコネクターを使ってクルマ外部の差込口から電力を供給できます。車両の走行機能を停止した状態で次の方法を行います。
ブレーキを踏まずに、パワースイッチを2回押して「イグニッションON」にします。
ステアリング右側のスイッチでディスプレイを操作し、「EV給電モード」「HV給電モード」のいずれかを選択してください。
確認画面でOKを押し、給電モードを決定します。「ヴィークルパワーコネクター」を選択してください。
ヴィークルパワーコネクターの防水カバーを開け、コンセント差込口に電気製品のコンセントを差し込みます。
車両後ろ側の充電口のフタを開け、差込口にヴィークルパワーコネクターを差し込みます。
ヴィークルパワーコネクターの電源スイッチを2回連続で押すと、差込口右下のランプが点滅し、その後点灯に変わります。点灯に変わった後、電気製品の電源をONにしてください。
1.給電システムをOFFにする際は、まず電気製品の電源をOFFにしてください。次にロック解除ボタンを押しながら、ヴィークルパワーコネクターを取り外します。最後に、電気製品の電源プラグを取り外してください。
2.「EV給電モード」はエンジンをかけずにバッテリーのみを使って給電します。「HV給電モード」は、始めはバッテリーのみで給電し、バッテリー残量が少なくなるとエンジンがかかり給電を継続します。HV給電モードを使う場合は、必ず換気の良い場所で行ってください。
災害などによる非常時に電力が必要なとき、車内および車外で電気製品を使うための「電源」としてクルマをご使用いただけます。
AC100V、最大出力1,500W。複数の電気製品を一度にご使用いただけます。
[解説]
①AC100V…家庭用コンセントと同じ。ご家庭でお使いの電気製品がご使用いただけます。
②最大出力1,500W…合計1,500W以内であれば、複数の電気製品が同時に使用可能です。
1,500W以内であれば、簡単な調理やスマートフォンの充電など、さまざまな用途にお使いいただけます。
[電気製品の消費電力例]
・IH炊飯器…1,200W
・電気スタンド…20W
・扇風機…30W
・スマホ…10W
※上記は一般的な目安です。製品の種類や大きさなどにより消費電力は大きく異なります。
車種によりご使用いただける給電システムは異なります。あらかじめお乗りの車種の機能についてご確認ください。
電気製品の消費電力と起動電力をご確認ください。起動時に、消費電力の1.1~8倍の起動電力を必要とする電気製品があります。消費電力の合計が1,500W以下であっても、起動電力により合計が1,500Wを超えることで給電が停止することがあります。
非常時給電システムで使える電力量は最大で1,500Wです。ご使用される電気製品がどのように使えるか、シミュレーションしておきましょう。
製品の種類や大きさにより消費電力が大きく異なりますが、ご家族で下記のような電気製品をご使用いただけます。
例1:電子レンジ、スマホ充電(4台)、ノートパソコン
例2:電気ポット、冷蔵庫、液晶テレビ
ご家庭の電気製品の消費電力を調べおき、可能な組み合わせシミュレーションしてください。
各電気製品が何回使えるかをシミュレーションした場合、下記のような目安となります。
・スマホ:約4,000回充電できます
・LED電球:約5,700時間使えます
・液晶テレビ:約24日間見られます。
節電することで、電気復旧を待つ間も安心です。
使用可能な電気製品を、どのような場所で使うのかを考えておきます。屋内の場合、部屋まで電源を延ばすためのコードリールが、屋外の場合、家族が過ごすためのテントが必要です。使用シーンを具体的にイメージし、必要なものをご自身で用意してください。
電気製品の消費電力と起動電力をご確認ください。起動時に、消費電力の1.1~8倍の起動電力を必要とする電気製品があります。消費電力の合計が1,500W以下であっても、起動電力により合計が1,500Wを超えることで給電が停止することがあります。
2016年の熊本地震では車中泊による「エコノミークラス症候群」が注目されました。食事や水分を十分に取らず、狭い車内で長時間同じ姿勢でいることが原因です。身体を動かさないことで流れが悪くなった血液が固まり、それが肺につまって「胸が痛い」、「呼吸が苦しい」などの症状を引き起こします(肺塞栓症)。このような症状を簡単な方法で他所できるため、未然の防止を心がけてください。
水分を取らないと血栓ができやすくなるため、こまめに水を飲むようにしてください。
トイレを控えるために水分を取らないでいると、発症リスクが高まります。携帯トイレなどを備蓄し、安心できる環境を作っておきます。
血の流れをよくするために「足を下げて寝ない」ようにすることが有効です。足元にクッションなどを入れ、水平の姿勢で寝られる環境をつくるようにしてください。
車から降りられる状況では、定期的に散歩をしてください。歩けない場合は、足首を回したり、マッサージをしたりするなど、長時間同じ姿勢にならないように心がけてください。
夏は「熱中症」、冬は「一酸化炭素中毒」など、時期によってはエコノミークラス症候群以外に注意すべきことがあります。涼しい場所に駐車し換気をこまめにする、マフラー付近の積雪に注意するなど、車外の環境にも気を配るようにしてください。
車中泊での「プライバシーの確保」は重要です。外からの視線を防ぐことで、快適な睡眠や防犯面など、色々なメリットが生まれます。専用のサンシェードや身近なものを活用することで、手軽にプライバシーを確保することができます。
※車中泊の際はエコノミークラス症候群対策をしましょう。
窓に吸盤フックを付ける、車内に荷造り用のひもを張るなどし、そこに毛布やバスタオルをかけておくことで、外からの視線をさえぎることができます。
ガムテープを使って、毛布やバスタオルを窓に貼り付けます。
断熱・保温効果のある銀マットは快適な車内環境づくりに有効です。窓に貼る際は、貼りやすいサイズにカットし、隙間ができないようにします。
車中泊では換気が大切です。窓に何かを貼る際は、窓が開閉できるようにしてください。
車中泊の必要品は、車内で保管しておくのが有効です。収納に使える車内のスペースについて確認し、必要なものを入れておくようにします。
※車中泊の際はエコノミークラス症候群対策をしましょう。
小物の収納にサイドポケットを活用します。取り出しやすいため、よく使うものを入れておくと便利です。
万が一の落下に備え、軽いもの・かさばらないものなど、危険の少ないものを収納します。
ふたが閉まるため、貴重品や壊れやすいものを入れておきます。
長いものや大きいものを保管できますが、移動の際は足元にご注意ください。
シート下やトランクなど、この他の収納スペースも有効に活用してください。車の収納スペースに何が入っているか改めてご確認ください。車中泊の必要品を載せておくことをおすすめします。
水害時の車のご使用は大変危険です。できるだけご使用を避けてください。やむを得ず車を使用する際は、慎重な行動を心がけてください。
水深がクルマの床面の高さを超えると、エンジンやドアのシステムがストップします。その倍は、すぐに車から離れてください。
冠水した道路は、水面に隠れて地面の様子が見えないため大変危険です。車が突然深みにはまることがあります。また、アンダーパス(ガード下など周囲より低くなっている道路)は、水がたまりやすいため、通行しなよう注意してください。
ドアや窓が開くうちにシートベルトを外し、すばやくクルマから脱出してください。もしドアが開かない場合は、車内に水が入ってきますが、落ち着いて車内と車外の水位の差がなくなるまで待ちます。ドアが開きそうになったら力を入れて押し開け一気に脱出します。
水害は何日か前から予測できる災害なので、クルマを使うなら雨がひどくなる前の早い段階で避難しておくことが大切です。
一般的に車が走行可能とされている水深は、乗用車の場合、ドアの下端までです。冠水路など浸水リスクのある場所では無理のない運転を心がけてください。浸水した場合に備えて、正しい対処方法についてご紹介します。
エンジン故障や、電気系統のショートなどによる車両火災を防止するため、浸水後は車のエンジンをかけないでください。浸水した場合は、すみやかにロードサービスまたは販売店にご連絡ください。
ハイブリッド車や電気自動車は、高電圧のバッテリーを搭載しています。高い基準の安全対策が取られていますが、念のため手で触れないようお願いします。
発火のおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外してください。さらに、外したターミナルがバッテリーと接触しないよう、テープなどを巻くようにしてください。
お車を浸水させないことが最も大切です。豪雨の際は、アンダーパス(立体交差)や電車のガード下など高低差のある場所には進入せず迂回するようお願いします。
洪水や浸水では、あらゆるものが流されます。水害後の泥の中には有害物質や菌が大量に混ざっているため、泥を取り除く際に、乾いた泥により生じる砂ぼこりが舞う場合は、十分にご注意ください。片付けを行う際は、服装に配慮し、肌や目・鼻・口などを守るようにしてください。
ケガを防止します。ポケットが多い方が便利です。
夏の日差しや落下物から頭を守ります。
床下など暗い場所での作業用にご用意ください。両手が空くため便利です。
砂ぼこりや消毒液などの薬品が目に入らないよう装着してください。コンタクトレンズをご使用の際は、必ず着用してください。
砂ぼこりやカビを吸わないようご準備ください。
夏場は熱中症に注意が必要です。保冷剤を一緒に巻くと暑さ対策になります。
手袋の中に軍手をしておくと、手のムレ防止に有効です。
長めのものをご用意ください。釘などの踏み抜き防止用インソールがあると安心です。
感染症につながるため、ケガに気を付けての作業を心がけてください。土砂の中には釘やガラス片が混ざっていることがありますので、十分注意してください。また、水分補給やこまめなうがいと手洗い、作業後の手指消毒は忘れずに行ってください。
浸水してしまった家を片付ける際、最初に被害の状況を撮影ください。支援を受けるための罹災証明書や保険の手続きに役立ちます。また、ライフラインの有無が掃除の進行に大きく影響するため、被害状況の確認も行うようにしてください。
外観は4方向から撮影し、浸水した深さが判るようにします。また、室内の状況や家電・車など被害の状況が具体的に分かるよう細かく撮影しておきます。
電気
ブレーカーが落ちている場合、漏電の可能性があるため、電力会社にご相談ください。点検が済むまでは、ブレーカーを上げないようお願いします。
ガス
元栓を閉め、ガス機器が流されたり接続具などが外れていないか確認してください。機器が浸水した場合は、設備会社等へ点検を依頼してください。
水道
断水していないか確認してください。水が汚れている場合は、しばらく水を流し、砂や空気を取り除いてからご使用ください。
家やライフラインの被害状況のご確認後、施工会社・役所・保険会社などにご連絡いただき、家の片づけ、掃除や修繕の見通しを立てることをおすすめします。被災地では様々な相談窓口が設置されますので、お困りの際は些細なことも相談し、ご自身やご家族の負担を少なくすることを心がけてください。
ぬれた家を放置した場合、しばらくしてカビや悪臭が発生し、生活や健康に支障が出る場合があります。床上・床下の水や泥は除去し、ぬれてしまった家具や家電などは片づけ、一日も早い家の復旧を。
床下浸水で問題ないように見える場合でも、必ず床下を点検してください。水や泥が入り込んでいる場合、固まらないうちに除去し消毒してください。乾燥は1か月以上しっかり行います。
ぬれてしまった家具や家電は洗浄し、使えるものと処分するものに分けます。ゴミを処分する際は、使用できる袋や捨てる場所など、正しい情報を集めてから行ってください。
家の片づけは思っている以上に大変な作業です。ボランティアセンター、市町村、社会福祉協議会などに相談し、施工業者やボランティアなどの力も借りながら、無理なく行うようにしてください。
雪道や凍結した路面は想像以上に滑りやすく、普段通りの運転は危険です。雪道や凍結路では、慎重な運転を心がけてください。
急なハンドル操作は、スリップしやすく、コントロールできなくなる場合があります。曲がる際は、少しずつハンドルを切り、余裕のある運転を心がけてください。
急ブレーキにより、タイヤがロックしたり、滑った状態で進む原因と場合があります。緊急時を除き、早め・丁寧なブレーキを心がけてください。
雪道ではタイヤが滑るため思うように止まれません。乾燥した道路よりも十分な車間距離を保ちましょう。後続車にも配慮し、急ブレーキ・急なハンドル操作は避けてください。
コーナリングの際、遠心力により車が不安定になることがあります。カーブに入ってからのブレーキは、スリップする危険があるため、カーブ前の直線地点で十分に減速してください。
雪道では「路面が滑る」ことを前提に、より安全な運転を心がけてください。
雪が積もると道路と路肩の境界、道路上の白線や停止線などが見えにくくなります。また、天候悪化で吹雪などにより視界が悪くなることがあります。視界が悪い場合でも、慌てずに運転することを心がけてください。積雪時の注意点をご紹介します。
積雪の多い地域では、スノーポールという紅白のポールが路肩に設置されています。道路からはみ出さないように、このポールを目印に走行してください。
吹雪により前後のクルマが見えなくなる場合があるため、他の車や歩行者から見えやすいように、日中もフォグランプやロービームを点灯してください。
路面状況は時間とともに変化します。雪道では常に慎重な運転を心がけてください。特にトンネル出入り口、日陰、交差点、橋の上は路面状況が変化しやすく、アイスバーンになりやすいので注意が必要です。雪で側溝・縁石・路肩などが見えなくなっている場合があるため、矢印やポールを目印にして、端に寄りすぎず走行してください。
雪道では、他の車が通過した後にできる「わだち」に沿って走行します。わだちにタイヤを合わせられない場合、タイヤが雪に乗り上げハンドルをとられてしまう場合があるため、十分注意してください。わだちを走る場合はスピードを落とし、車線変更をなるべく行わずに走行してください。
雪道での事故のリスクを下げるABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の操作にまつわる注意点をご紹介します。
ABSは急ブレーキ時にブレーキペダルを力いっぱい踏み込むと作動します。車が停車するまでしっかりと踏み続けてください。その際、ハンドルやブレーキペダルに振動を感じたり、周辺から音がすることがありますが、これはABSが正常に作動していることを示す現象で、振動や音がしてもブレーキを緩めないよう注意してください。
ABSは、緊急時の補助装置と考え、スピードの出し過ぎず、十分な車間距離を取り、安全運転を心がけてください。
万一の際、ブレーキをしっかり踏み込むためには、運転時の姿勢も大切です。ペダルを踏んだ際にひざが伸びきらない位置にシートを合わせ、背もたれを起こし深く腰掛けるようにしてください。ハイヒールやスリッパではなく、しっかり踏み込める靴で運転するようお願いします。
雪の深い場所などでは、雪やぬかるみにタイヤがはまり、アクセルを踏んでもタイヤが空転し動けなくなる場合があります。あわててアクセルを踏み込むとより深みにはまる恐れがあるため、脱出を試みる際は、落ち着いて行ってください。
雪でタイヤが滑る場合は、車をゆっくり前後に動かし、タイヤ周辺の雪を踏み固めてください。車内にスコップがあればタイヤ前後の雪を除き、タイヤが路面を掴みやすい状態にします。
タイヤの空転を止めるため、チェーンや毛布、フロアマットなどをタイヤの下に差し込み、ゆっくりと発進します。アクセルを踏み込んだ際、差し込んだものが勢いよく後方へ飛び出す場合があります。危険なため、十分に注意してください。
他に車がいる場合は、声を掛け、けん引してもらうことをおすすめします。
どうしても脱出できない場合はロードサービスへ連絡してください。車内で救援を待つ場合は、排気ガスによる一酸化炭素中毒に十分気をつけてください。エンジンは停止しておき、やむを得ずエンジンを掛ける場合は、雪がマフラーの出口をふさがないよう除雪作業を行ってください。
雪の多い地域では、道路脇に砂箱を設置していることがあります。この砂をタイヤに振りかけることで、タイヤが路面を掴みやすくする方法もあります。
雪道を走行する際は、スタッドレスタイヤの装着をお願いします。極端な急勾配や凍結した道路でなければ、十分に走行可能です。天気の急変時などに対応できるように、スタッドレスタイヤ装着時もチェーンを積んでおくようにしてください。
スタッドレスタイヤは必ず全車輪に装着してください。駆動輪のみの場合、滑り止め効果が十分得られません。交換する際、タイヤの空気圧や摩耗の状態も確認します。使用後は水洗いをして乾燥させ、直射日光を避け、湿気のない場所で保管してください。
急勾配・路面凍結している道ではチェーンの装着が必要になります。また、「チェーン規制」によりチェーン未装着車が通行できない区間が発生する場合があるため、雪道を走る際は、車内に積んでおくと安心です。
スタッドレスタイヤの使用限界は「プラットフォーム」が露出するまで(=タイヤが50%摩耗するまで)となります。装着前に確認し、露出している場合は、新しいタイヤに交換してください。プラットフォームは、タイヤ側面の「↑」マークの延長線上、タイヤの溝内にあります。
スタッドレスタイヤを装着していても、乾燥した路面に比べるとスリップしやすいため、注意が必要です。雪道の走行時は、車間距離を十分にとって速度を落とし、急ハンドルや急ブレーキ等を避けてください。
チェーンは素材や形状によりさまざまな種類があります。それぞれの長所・短所を理解し、使用する状況に合ったものをお選びください。購入時は、タイヤに合ったサイズのものを選んでください。
年に数回しか冬道を走らない場合は、比較的安価でコンパクトに収納できる金属チェーンをおすすめします。耐久性やグリップ力が高い反面、振動や騒音、乗り心地の面で非金属チェーンに劣ります。
金属チェーンに比べ、高価であるものの、取り付けが簡単で、走行中の騒音や振動も金属チェーンに比べ穏やかという特徴があります。雪が積もる地域へよく出かけられる場合、ノーマルタイヤに取り付ける場合は、非金属チェーンのご使用をおすすめします。
スタッドレスタイヤとは異なり、タイヤチェーンは「駆動輪」に装着します。製品により取り付け方が異なりますので、事前に練習しておくと安心です。なお、チェーン装着時の走行速度は安全性や耐久性の面から、金属チェーンは30km/h以下、非金属チェーンは50km/h以下に抑え、安全運転を心がけてください。
慣れない雪道で起こりうる、さまざまなトラブルに備えるため、万一の際に役立つ雪対策グッズを車内に用意しておくと安心です。
スタッドレスタイヤを装着している場合でも、天候の急変に備え、用意しておくと安心です。
雪道でスタックした際、タイヤ付近の雪を除去するのに役立ちます。
チェーンの装着や車の屋根の雪かきなど、車外の作業で役立ちます。
冬はバッテリーが上がりやすいため、万一に備えて車に積んでおきます。
走行中、車に積もった雪が視界を遮ってしまう可能性があるため、雪が積もっている際は、スノーブラシでこまめに除去してください。
車内での防寒具になるだけでなく、雪道で動けなくなってしまった際、タイヤと雪の間に挟み、タイヤをグリップさせる用途にも活用できます。タイヤが毛布を巻き込むなどのトラブルには十分ご注意ください。
上記の他、夜間作業用の「ヘッドライト」や発進不能時に使用する「けん引ロープ」、鍵穴やワイパーなどが凍結してしまった時に使う「解氷スプレー」なども用意しておくと便利です。必要なものを車に積んでおくようにしてください。
雪道の運転は想像以上に危険を伴うため、出発前に車以外の移動手段も検討し、どうしても運転しなければならない場合は、入念な準備をお願いします。
積雪による視界不良や路面凍結など、雪道には多くの危険が伴います。事前に下調べし、細い峠道などは可能な限り避け、幹線道路を中心に安全なルートを通るようにしてください。
雪道ではスピードを落として走行するため、普段より目的地まで時間がかかります。早めの出発を心がけ、ゆとりを持った移動をお願いします。
雪国では冬期の間、閉鎖している道路もあります。迂回などによる影響で思わぬ渋滞に巻き込まれないよう、運転前に交通情報を確認してください。
天気や気温の変化により、雪崩や路面凍結によるスリップなどのリスクが高まります。出発の数日前から天気予報などで目的地の雪の情報を集め、悪天候が予想される場合は、予定の変更や車以外の移動手段も検討してください。
天気や道路状況は急に変わることがあるため、出発の数日前から情報収集を始め、天候や行程に無理があるようなら、外出を控える選択をすることも大切です。
大規模な災害時は、食料の配給まで1週間程度かかるといわれています。この期間は支援に頼らず各自で乗り切る必要があるため、普段の食材を活用した食事などについてご紹介します。
停電すると冷蔵庫が使用できなくなるため、まず冷蔵庫内の肉や魚など、傷みやすいものから食べるようにしてください。食材を調理するカセットコンロや調理器具も必要です。
乾麺(そうめん、うどん、カップラーメンなど)、乾物(鰹節、煮干し、のり、ひじき、わかめ、ドライフルーツなど)、お菓子や菓子パンなど、日持ちのする日常食を食べるようにしてください。
普段食べている食材が全てなくなったら、非常食を食べます。カレー、パスタソース、牛丼、親子丼など、美味しいレトルト食品やフリーズドライ食品をストックしてください。
調理などに欠かせない水は、1日3L×7日分×家族の人数分をストックしてください。
非常食の備蓄は「ローリングストック法」をおすすめします。定期的に非常食を消費し、食べた分を買い足すという方法です。定期的に消費できるため、賞味期限が1年程度のものが選べ、美味しいもの、食べ慣れたものを非常食として利用できるメリットがあります。
コロナ禍で避難所の定員が制限される場合の避難方法として「在宅避難」が注目されています。災害後のご自宅での生活が少しでも快適なものになるよう、ご紹介するアイテムなどを準備してください。
●照明の代わりになるもの
「ソーラー式ランタン」「LEDライト」など、手持ちではない照明が必要です。家族で使えるようリビング・キッチン・トイレに1つずつ用意してください。
●コンセントの代わりになるもの
「乾電池」「携帯電話用充電器」「ソーラー充電器」など、コンセント以外の電源も必要です。電池で動く家電も用意しておくと安心です。
●冷蔵庫の代わりになるもの
停電した場合、冷蔵庫の食材を「クーラーボックス」に移動し保管します。その際、一緒に入れる保冷剤も用意しておきます。
●テレビの代わりになるもの
「ラジオ」は公共性が高く、正確な情報が入手できます。スマートフォンは、SNSなどリアルタイムでの情報収集や発信に役立つため、ラジオとの併用をおすすめします。
トイレに被せて使う「携帯トイレ」、お風呂代わりに体を拭く「大判のウェットタオル」のほか、「歯みがき用ウェットティッシュ」や「液体ハミガキ」など、用途に合わせてアイテムを用意しておきます。「ポリ袋」「ラップ」「新聞紙」は節水にも有効です。
電気・水道・ガス・トイレなど生活に直結するアイテムを優先して揃えます。1週間分を目安として、ご家族でライフラインが止まった生活をシミュレーションし、必要量を備えてください。
大雨で自宅が浸水する恐れがある場合、地震後に火災が近くで発生している場合は、早めに避難してください。避難時には、二次災害を防ぐための行動が必要です。
電気が復旧した際、倒れた家電などから火災が発生することがあります。また、ガスも復旧の際、使用していない器具からガス漏れすることがあるため、避難の際は「ブレーカーを落とす」「元栓を閉める」ことを忘れずに行ってください。
事前に調べていた避難経路が、災害による被害状況によっては通行できないケースがあります。より安全に避難いただくため、防災アプリ等で最新の情報を確認してから行動してください。
災害時には道路の被害やがれきなどで、安全に移動できないことがあります。万一の転倒などに備え、「リュック」「ヘッドライト」「レインコート」など両手が空けられる装備品の準備をおすすめします。
ご家族と無事に落ち合うために、連絡を取り合い、行き先などを共有してください。電話がつながらないケースも考慮し、メールやSNS、災害用伝言サービスなど複数の手段を使い分けることをおすすめします。
避難時は一刻を争う場合もあるため、持ち出し品・装備品の準備、防災アプリのインスト―ル、家族との連絡手段(SNS)の登録など、事前の準備は入念に行ってください。
避難場所に持っていくと役立つ「非常持ち出し品」を事前に確認してください。また、これらのアイテムに加え、女性・高齢者・乳幼児の方、それぞれに必要なものなども別途ご用意ください。
災害時の手続きに必要な「身分証明書」「現金」「通帳」「印鑑」などを用意しておきます。
「スリッパ」「マスク」「体温計」「アルコール消毒液」は避難先での感染症対策に用意しておくことをおすすめします。スリッパやマスクは自分専用のものがあると安心です。
外出時の怪我やほこりを防ぐため、「革手袋」と「レインコート」を身につけておくことをおすすめします。夜間の外出には両手が空く「ヘッドライト」が便利です。怪我の際に必要な「救急セット」もご用意ください。
避難所ではコンセントの数が限られるため、電池で動く「携帯ラジオ」や「携帯電話の充電器」を持っておくと便利です。
避難所での滞在用アイテムとして最低限ご用意いただきたいもの。
■ 水・食べ物
避難所で配布されるまでの1~2日分
■衣類/ハンカチ・タオル/ウェットティッシュ
濡れた際や汚れた際に使用
■携帯トイレ
避難所のトイレが使えない場合に
■ポリ袋
手袋代わりだけでなく、調理の際にも使用
■ラップ
お皿に被せての節水、包帯用に
■新聞紙
防寒やトイレの吸収剤用
■本、おもちゃ
電気を使わずに時間を過ごす際に
安全に避難いただくため、ご紹介したグッズをリュック等に入れておき、玄関などすぐに持ち出せる場所に置いてください。リュックは避難時に両手が空くため有効です。
地震の落下による破損や水害による汚れなど、使用できる食器がない場合、身の回りのものを使って代用することができます。
ペットボトルを図のようにカットすると、切り分けた部分をお皿として使用できます。分厚くなっている底面は、ハサミを使うと楽に切断できます。
牛乳などの紙パックを図のようにカットすると、切り分けた部分をスプーンとして使用できます。一つの紙パックで4つのスプーンができます。図の③を小さく切り落とせばお子様用にお使いいただけます。
チラシや新聞紙を図のように折り、完成した箱にポリ袋やラップを被せると、お皿として使用できます。他の折り方で、箱やお皿の形にしても問題ありません。
ポリ袋やラップは食器などを汚さずに使用できるため、断水時に有効です。使用できるお皿が残っている場合もぜひご活用ください。
災害時にガスや調理器具が使えない場合は、身の回りのものを使って代用しましょう。鍋を汚さずにお米を炊く方法もあります。
アルミ缶2個、アルミホイル、つまようじ、ティッシュ、サラダ油を用意し、図の手順で簡易コンロを作ります。火力が弱い場合は、缶を追加して、点火する部分を増やします。
炊飯器が使えない時はポリ袋を使って、図の手順でお米を炊くことができます。熱に強い高密度ポリ袋をご使用ください。鍋に入れる際、袋が直接鍋に触れないよう、皿等を底に敷きます。
ポリ袋は炊飯以外にも、食材と調味料を入れ混ぜ合わせてサラダを作る、手袋のように手に被せて衛生的に調理するといった使い方ができ、多目的に活用できます。
支援物資の梱包材としても使われる段ボールは、災害後に入手しやすく強度があるため、パーテーションやベッドなど居住環境づくりに活用できます。
段ボール箱2個、はさみ、ガムテープを用意します。図の手順で簡易なパーテーションが作れます。避難所でのプライバシーの確保にご活用ください。
段ボール、はさみ、新聞紙を用意します。図の手順でスリッパが作れます。断熱効果で足元の冷えを防げる他、床にたまった汚れやウイルスから足を守るのにも役立ちます。
段ボールとはさみ、ガムテープを用意します。図の手順で机や椅子を作ります。複数の段ボールを連結することでベッドにもなります。対角線に段ボール板を入れることで強度が増します。
ダンボールベッドは床からの高さを確保でき、床の上に寝るよりも体の負担が減り、防寒効果もあります。また、床にたまったほこりやウイルスから身を守るのにも役立ちます。
災害時に怪我をした際、三角巾や包帯など手当のための医療用品が手元にないケースが想定されます。道具がない場合でも、身近な日用品を使ってできる応急処置の方法をご紹介します。
両端を切って首からさげれば、三角巾として使えます。首と袋の間にハンカチを挟むことで、首が擦れず快適に使用できます。
新聞紙を丸めることで骨折時の添え木代わりになります。新聞紙がない場合は、雑誌でもよく、骨折した部分の上下の関節よりも長くなるように当てます。
止血後に、ラップを患部に巻いて包帯として使用できます。感染予防のため、止血時にはポリ袋を手に被せ、血液に直接触れないよう注意してください。
貴重なきれいな水は、使いすぎないようペットボトルのフタに穴を開け、傷口の洗浄や手洗いでシャワーのように使います。
キッチンペーパーを蛇腹折りにした後、両端に輪ゴムを当て、ホチキス止めすると簡易マスクになります。マスクが足りない際の応急処置としてお使いいただけます。
毛布やシーツの端を巻いて「持ち手」にすることで、簡易な担架になります。怪我や病気の方を運ぶ際は、頭から衝突すると危険なため、足を進行方向に向けて運びます。
ご紹介した方法は、救急隊に引き継ぐまでの一時的な応急処置ですが、怪我や病気の場合は早めの処置が大切です。代用品でも有効であるため、その場にあるものを活用して対応しましょう。
真冬の災害では、電気やガスが止まり、エアコンやヒーターが使用できないケースもあります。身近なものを活用した防寒対策をご紹介します。
新聞紙を肩にはおり、テープで止めます。より暖かくするために、何枚か重ねることをおすすめします。
ポリ袋をポンチョのようにかぶり、中に新聞紙を詰めます。新聞紙が落ちないよう裾の部分を結びます。
新聞紙をお腹に巻いた上からラップで覆い、落ちないようにします。そのまま衣類を着用することで、体温が外に逃げにくくなります。
靴下の上に新聞紙を巻き、さらに靴下をはくことで、足元の防寒になります。ラップで覆うとさらに暖かくなります。
段ボールは中空構造になっているため、冷気を感じにくい特性があります。スリッパやベッドに活用することで防寒対策になります。
ペットボトルにお湯を入れてタオルでくるめば湯たんぽになります。タオルが落ちないよう、輪ゴムなどで止めます。
新聞紙や段ボールなど空気を含みやすいものは、断熱・保温性があり防寒に適しています。ダウンジャケットのように、身体のまわりに空気の層を作ることがポイントです。
水害や停電時に必要なものを、身近にあるもので代用する方法があります。防水、ライフジャケット、ランタンなども、ひと工夫することで簡単に代用品を作ることができます。非常時は身近なものを活用してみましょう。
大きなポリ袋を図のようにカットすると、雨を防ぐポンチョになります。流された泥が乾いた後の砂ぼこりよけとしても活用できます。
ポリ袋とひもを用意し、図の手順で防水ズボンを作ります。足元を濡らすことなく避難できます。
ポリ袋をリュックに被せると水の容器として使えます。エレベーターが停電し、階段で水を運ばなくてはならないといったケースで役立ちます。
停電でトイレが使用できない時は、ポリ袋と新聞紙でトイレを作ります。袋を二重にして使用し、使用後は上の袋だけを取り替えれば水が垂れず衛生的です。
空のペットボトルをTシャツの中に入れ、外側からキャップを締めるとライフジャケットになります。シャツの裾がめくれないようひもでしっかり結んでください。
懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを載せると、光が反射しランタンとして使用できます。懐中電灯にポリ袋をかぶせる方法もあります。
水害時は、ひざ上まで浸水すると水の中を歩くことができないため、天候が悪化する前に早めの避難を心がけてください。また、停電時は、想像以上に不便です。停電で困ることを事前に想定しながら対策を検討してください。
水害時には、情報収集が不可欠です。自分がいる場所の情報を事前に把握しておくこと、災害発生後に正しい情報を得ることが、命を守る行動につながります。
事前にハザードマップを見て、「自宅が浸水する深さ」や「氾濫想定河川から近いかどうか」など、自宅の水害リスクを確認しておきます。危険度が高い場合は、雨や風が強くなる前に早めに避難するようイメージしておきます。また、避難経路の確認も重要です。河川や崖、橋の上やアンダーパスなど、危険な場所を通らないルートを何パターンか考えておきます。自治体によっては「洪水」と「土砂災害」の2種類のハザードマップがあるため、確認が必要です。
災害後は、まずテレビやラジオで概要をつかみ、地域に密着した情報は自治体の公式SNSや防災アプリで集めます。よりリアルタイムな情報は、デマに注意しながら個人のSNSで収集してください。それぞれ特徴が異なるため、複数のツールを使い分けて情報収集を行いましょう。事前登録できる自治体のSNSやメールサービス、防災アプリなどはプッシュ型で情報が届くので便利です。あらかじめ登録しておく、ダウンロードしておくことをおすすめします。
水害は地震と違い予測できる災害です。何日か前から警戒情報が発信されるため、正しい情報を集めながら、早めに行動することで確実に命を守ることができます。
避難リュックは一般的に地震への備えが中心ですが、「水害」の視点での準備も必要です。本記事を参考に、水害にも有効な避難リュックを用意してください。
水害が発生するような荒天の中、傘をさしながらの避難は危険です。避難する際、リュックの中が濡れないよう防水対策をしておくことが大切です。防水加工のリュックを使う、荷物をゴミ袋に入れてからしまう、防水カバーを使うなどの対策を行ってください。
水害時は、「濡れること」と「汚泥により衛生環境が悪化すること」に注意してください。濡れると体温が奪われるため、タオルや着替えは必須です。また、避難してきた人の足元は汚れているため、避難所の床が泥だらけになることがあります。衛生環境の悪化や感染症対策として、靴下やスリッパ、マスク、アルコール消毒液などの対策グッズが必要になります。避難所に到着後、すぐに食料が配布されない場合もあるため、手軽に食べられる食料や水も持っておくと安心です。
夏は暑さ、冬は寒さ対策など、季節により必要な持ち出し品は変わります。定期的に中身を見直しましょう。
地震とは違い、「台風」は天気予報などを通じて、数日前から規模や進路が予想できます。家まわりの事前準備をしておくことで被害を最小限にできます。
風で飛ばされそうなものは固定する、または家の中に入れておきます。窓が割れると家の中で過ごせなくなるため、雨戸などを閉め、窓ガラスにものが当たらないよう対策を行います。玄関など浸水しそうな場所には、土のうや水のう、ブルーシートなどでふさいでおきます。家の周辺やベランダにある排水溝や側溝にごみが溜まっている場合、水があふれないよう清掃し、水はけをよくしておきましょう。
「窓ガラス」と「浸水」の対策を事前に行ってください。部屋に破片が飛び散ると怪我のリスクが格段に上がるため、窓ガラスは「飛散を防止する」という視点が大切です。窓に飛散防止フィルムを貼ることが最も有効ですが、難しい場合は、カーテンを閉めることで飛散防止につながります。浸水対策は、1階の水が流れ込んできそうな場所をブルーシートなどでしっかり被い、万一浸水した場合を想定し、大切なものを2階や棚上など高い場所に移動するなどの対策を行ってください。
ダンボールベッドは床からの高さを確保でき、床の上に寝るよりも体の負担が減り、防寒効果もあります。また、床にたまったほこりやウイルスから身を守るのにも役立ちます。
気象庁や自治体が発表する、大雨や台風の警戒レベルは、避難行動のヒントになる情報です。使われる用語の意味を知っておき、適切に行動してください。
大雨の警戒レベルは、5段階に分かれ、それぞれに取るべき行動が指定されています。特に警戒レベル3と4は重要な情報です。「警戒レベル3」が発表された場合、高齢者や体の不自由な人など避難に時間がかかる人は避難を始めます。「警戒レベル4」は、全員避難を意味します。危険な場所にいる場合は、全員安全な場所に速やかに避難してください。「警戒レベル5」は既に災害が発生している段階です。避難には高いリスクが伴うため、レベル4の段階で避難することが重要です。
避難の際は、「水平避難」が原則です。「立退き(たちのき)避難」とも呼ばれ、危険な場所から立退き、安全な場所に移動するという意味があります。浸水想定区域の居住者など、自宅に留まれないことが明らかな場合は、必ず早めに水平避難を実施してください。浸水リスクがそれほど高くない場所に居住し、夜間やひざ上浸水時など、外へ出る方が危険な状況の場合には、無理に水平避難せず、今いる建物の高いところに避難する方が有効な場合もあります。これを「垂直避難」または「屋内安全確保」といいます。
浸水や土砂災害のリスクがない場所にいる場合は、水害発生時であっても避難する必要はありません。あわてず冷静に状況を判断し、最善の行動を取ることを心がけてください。
水害発生時の避難には、通常の雨天時とは異なる注意点があります。事前に確認し、安全な避難を心がけてください。
雨の移動の際、長靴は水が入ると脱げやすくなるなど危険です。ひもでしっかり結べるスニーカーを履いてください。視界が悪くなるため、傘の使用は避けてください。冠水して地面が見えない状況では、マンホールや側溝の位置が分からず転落する危険があるため、足元を確認する道具として傘を利用します。両手を空けておくと、とっさの場合でも行動できるため、避難の際は、リュックの使用をおすすめします。
水がひざ上まで達している場合、水圧で足が取られ動けなくなるため、屋外での徒歩移動は避けてください。また、水深が車の床面の高さを超えると、エンジンやドアのシステムが止まる可能性が高くなります。浸水の可能性がある場合は、車での移動を避けるようお願いします。
雨や風がひどくなる前の避難が最も有効です。「今回は大丈夫だろう」と油断をせず、大雨の際は、早めの行動を心がけてください。
救助要請において大切なことは、複数の選択肢を持っておくことです。連絡が取れる手段は状況によって変化するため、緊急時は様々な方法を試すようにしてください。
直接救助が要請できる119番や110番への電話を最優先に行います。連絡が集中した場合、つながりにくくなるため、その際は、次の手段を試します。
災害発生エリア内の連絡は通信が集中するためつながりにくくなります。エリア外への電話はつながりやすいケースもあったため、遠方の親戚・知人に救助要請の連絡を行うことは有効です。災害の当事者ではなく気持ちや時間に余裕のある親戚・知人に救助要請を託すことで、ご自身は災害対応に集中できるというメリットもあります。
TwitterなどのSNSで「#救助」のハッシュタグを付けて、救助の発信を行うことも有効です。発信する際は「救援内容を具体的に説明する」「住所を記載する」「状況がわかる写真を添付する」「位置情報をつける」など、信用度の高い情報を発信するよう心がけてください。
救助を待つ間は、目立つ色の布やタオルを掲げたり、振ったりするなど、救助隊に自分の居場所を伝える行動を取ってください。布やタオルがない場合は、身につけているものやハンカチなどで代用し、居場所を知らせるよう工夫してください。
上記以外にも救助要請には様々な方法があります。事前に複数の手段を用意しておき、1回であきらめず何度もトライするという心構えが大切です。
家族で避難先を事前に共有しておくことで、災害時でも家族が落ち合えるよう準備しておくことは大切です。家族で避難先と避難方法について話し合い、2か所以上決めておくと安心です。
まずハザードマップで「指定緊急避難場所」を確認します。地震・洪水・土砂災害など災害の種類によって異なるケースもあるため、必ずそれぞれのハザードマップを確認してください。「避難場所」は、一時的に避難する場所であるため、「避難所」のように物資の配布がないことを想定し、検討してください。
避難する際、浸水が始まっている場合は、避難場所まで移動するのはかえって危険です。この場合は、近隣の3階建て以上の強固な建物や小高い場所へ避難してください。
ひざ上まで浸水している場合、夜間の場合は、外に出る方がかえって危険です。家の中の安全な場所(上の階など)へ避難してください。崖の近くに家がある場合は、上の階の崖から離れた部屋に避難するなど、少しでもリスクを軽減する行動を選択してください。
人が移動できる水の深さはひざ下までです。場所や状況に応じて臨機応変に対応できるよう、自宅も含め、複数の避難先を想定して計画を立ててください。
一般的な電気製品の消費電力を目安に掲載しております。
電気製品の種類や大きさなどにより異なりますので、お手持ちの電気製品の消費電力のご確認をお願いいたします。
<脱出方法>
万が一、道路が冠水した場合は、落ち着いて次のように対応してください。
水位が車両の床面より低い*3場合には、冠水していない道路へ避難をお願いいたします。その際は周囲の状況をよく観察しながら、低速で慎重に走行してください。
*3
水位は周囲の車両や路肩の縁石高さを目安としてください。フロアマットが濡れてきた場合、水位が床面を超えている可能性があります。
また水位が床面以下であっても、走行速度が大きくなると、エンジンや駆動用バッテリーが停止して動作しなくなるおそれがございます。
上記でもドアガラスが開けられない場合*4、落ち着いて車内外の水圧差がなくなるまで浸水するのを待ってから*5ドアを開けて車外に出てください。
*4
水位が車両の床面より高い場合※やタイヤが空転していると感じた場合には、おクルマを安全な場所に停車させ、早めに車外に出てください。
*5
水位がタイヤより高い場合や車両が動かない場合※、車が水没したときの脱出方法にしたがって、速やかに車外に出てください。
タイヤが完全に水没したり、水流がある場合は、移動が困難になり、流されるおそれがあります。併せて、国土交通省のプレスリリースもご参照ください。
<対処方法>
3.おクルマを使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外してください。
タイヤチェーンの取り付け方
タイヤチェーンの取り外し方・保管方法
本動画はお客様がお困りの際、適切にご対応いただくことを目的としております。
車種・仕様により取り付け方法が異なる場合がございます。詳しくはタイヤチェーン付属の取扱説明書や注意事項等をご確認ください。
「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識がある区間では、タイヤチェーンを装着していないクルマはチェーン規制中に通行いただけません。
規制の詳細につきましては、国土交通省のホームページよりご確認ください。
「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」標識
【冬を迎える前に】
【運転される前に】
降雪状況に応じて、以下を行っていただくようお願いいたします。
【運転するとき】
【屋外で駐車されるとき】
タイヤとボディの間隔が狭いおクルマは、タイヤチェーンを装着いただけません。
タイヤチェーンをご購入される前に、必ず取扱説明書の50音さくいん「タイヤチェーン」からタイヤチェーンの装着可否をご確認ください。
また、大雪時の道路交通の確保のためのいわゆるチェーン規制につきまして、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府・建設省令第3号)の一部が改正され、平成30年12月14日に公布、施行されました。
「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識がある区間では、タイヤチェーンを装着していないおクルマはチェーン規制中に通行できませんので、ご注意ください。
規制の詳細につきましては、国土交通省のホームページよりご確認ください。