10.31 Thu 19:00 START
街がアートやカルチャーを賑わう季節の中、INTERSECT BY LEXUSのカフェメニューを監修するFUGLEN TOKYOの小島賢治さんと、日本を代表する現代アーティスト・村上隆さんのアートマネージメントカンパニー「カイカイキキ」のプロデューサー・笠原ちあきさんとともに、コーヒーやカフェの、都市、または現代における価値を再発見するワークショップを開催。INTERSECT BY LEXUSで使用しているコーヒー豆と市販の豆を同じ淹れ方で味わい、豆の味の違いを楽しむ「利きコーヒー」や、3種類を飲み比べて自分の好みを知る「コーヒーの飲み比べ」など、知識もさることながら、コーヒーを飲むという体験の深さを感じる内容となりました。
笠原さんは、カイカイキキが運営するカフェ「Bar Zingaro」のオープンを目前に登壇。Bar Zingaroは、メニューから空間創りまでをFUGLENがプロデュース。その経緯は「村上が、小島さんが淹れたコーヒーを飲んだ時、そのフルーツのような味わいに衝撃を受けたことがきっかけ」と、そして村上氏の『現代美術と出会った時と同じくらいの衝撃』というコメントなど、嗜好品であるコーヒーとアートの共通項を紹介。「コーヒーのおいしさだけじゃなくて、ノルウェー家具だったり、FUGLENのトータルな空間作りが魅力。Bar Zingaroは、そこにアートをミックスさせ、中野ブロードウェーという立地を加味したカフェです」と続けました。
そんな言葉を受け、今回のワークショップを企画し、司会進行を担当したハニカムの鈴木哲也・編集長は「求められるコーヒーの味わいは、場所や街ごとの風土やカルチャー、ローカルな個性で違うんですね」と都市とコーヒーとの関係を解説。「東京でコーヒーを飲む層をもっと広げたいというのもFUGLEN TOKYOをオープンした理由のひとつ。オスロでは、コーヒーは、カフェで出会った人々との会話を盛り上げる役割。それ自体は主役ではなくきっかけのようなもの。さりげなく飲んでおいしいと感じてもらえるものを提供しています」と、喫茶店でもコーヒーチェーンでもさまざまなコーヒーを楽しめるここ東京でのFUGLENの役割を語ります。
「まるでワインのような味と香りを感じて、すっかりとりこになった」と言うFUGLENファンの参加者や、FUGLENのオーナー、アイナル・クレッペ・ホルテさんが訪れてゲストのみなさんに挨拶する一幕もあり、コーヒーという飲み物から広がった文化や人とのつながりを感じることができ、盛況の中、ワークショップを閉幕しました。
このイベントの詳細レポートは、honeyee.comにてご覧頂けます。