DRIVING

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  • その他走行性能

Concept「THE NATURAL」

あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答をめざすLEXUSならではの乗り味「Lexus Driving Signature」。 RZでは、走りのコンセプトを“The Natural”とし、運転状況や路面の状態に応じて前後の駆動力をコントロールする四輪駆動力システム「DIRECT4」をベースに、ドライバーの操作に対して車両が素直に応える乗り味を実現。 Lexus Driving Signatureをさらに高い次元へと引き上げています。

ドライバーの意図に 忠実な走りを支える 電動化技術

ドライバ―の意図に沿った気持ちの良い走りを実現するために、新規開発した四輪駆動力システム「DIRECT4」と、新たに開発した高出力モーター「eAxle」により、路面や走行状態を問わずクルマの接地加重に応じて四輪の駆動を常に緻密に制御します。

 

  • e-TNGA

    クルマがもたらす楽しさ・喜びを提供するため、レクサス初のBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用。バッテリーの車両フロア下への搭載による低重心・低慣性モーメントという運動性能の素性にすぐれた特徴を活かし、操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立しました。

  • eAxle

    航続距離、広い車内空間、すぐれたデザイン性に貢献するため、モーター、トランスアクスル、インバーターを完全一体化し、コンパクトな構造のeAxleを新規開発。フロントのeAxleは前後方向に短い形状とし、リヤのeAxleも低背な形状により、室内や荷室空間の拡大につながるパッケージとしています。また、リヤにはSiC素子を使った高効率なインバーターを用いることにより航続距離の伸長に貢献しました。

  • DIRECT4

    フロントとリヤに高出力モーターを持つeAxleを搭載した、モーター駆動式AWDのDIRECT4。様々な路面において、シーンに応じた前後駆動力配分と前後制動力配分を行うことで、車両姿勢や挙動を高次元でコントロール。加速、操舵、旋回でのすぐれた操縦安定性を実現すると同時に、低電費にも貢献します。

  • 駆動用電池

    大容量リチウムイオン電池セルを採用し、バッテリー総電力量71.40kWhの電池パックを搭載。すぐれた航続距離とダイナミックな走りを両立させます。また、エアコン冷媒を利用した電池冷却システムや、低温時に作動する電池昇温システムを採用し、高い安全性を実現しました。

航続距離

一充電走行距離*1(国土交通省審査値) WLTCモード*2 494 [534] km 大容量リチウムイオン電池セルの採用や、リヤにSiC素子を使った高効率なインバーターを用いることにより航続距離の伸長に貢献しています。

高剛性・軽量ボディ

操縦安定性や乗り心地の向上のために、ボディ骨格の接合にレーザースクリューウェルディングや構造用接着剤、レーザーピニング溶接技術を積極的に採用。リヤのラゲージ開口部では、変形を抑えるために、二重環状構造に加え、高剛性発泡剤を取り入れることで歪みにくい構造としました。

①ラジエーターサポート

V字状のブレースの追加とラジエーターサポート縦柱の板厚を上げることにより、ラジエーターサポートの横方向への変形を抑え、ステアリングの応答性を向上させました。

②パフォーマンスダンパー®(フロント・リヤ)

「パフォーマンスダンパー®」を設定することにより、乗り心地の向上・ハンドリング性能向上・直進安定性の向上など、より走りの上質化を意識した仕様となっております。

③サスペンションタワーブレース

左右のサスペンションタワーをブレースで結合することにより、サスペンション取付部の剛性を上げて、ステアリングの応答性を向上させました。

④ロアバック補強プレート

ロアバックに補強プレートを追加することにより、リヤメンバーの上下方向の入力に対してロアバックの変形が抑えられ、リヤのグリップ感やロール感を向上させました

サスペンション (フロント・リヤ)

サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにはトレーリングアーム式ダブルウイッシュボーンを採用。ショックアブソーバーに、路面入力の周波数に応じて伸び側ストロークの減衰力を変化させ、乗り心地を損なうことなく高い操縦安定性を提供する周波数感応ピストンFRD*Ⅱをレクサスで初めて採用しました。高剛性ボディと素性の優れたプラットフォームの特徴を最大限に引き出し、すっきりとした操舵フィールとリニアな応答性、操舵・加速に対する自然な姿勢変化、ばね上の動きの緻密なコントロールなどを通じて、Lexus Driving Signatureの体現に貢献しています。

回生ブレーキ

ブレーキペダルへの踏み替え頻度を低減する、回生ブーストを新規開発。モーターならではの高応答を活かし、アクセル操作に対する減速特性を人の知覚特性に基づいて設計することで、自然な減速感を実現しました。また、運転負荷軽減にも寄与します。

動的G制御

ドライバ―の加速の意図に応じた伸び感を演出する動的G制御を採用しました。加速の伸びと速度コントロール性をより高次元でバランスさせることが可能です。

ハブボルト締結構造

ハブベアリングとホイールの締結に関して、ハブボルトによる締結構造を採用しました。高剛性化とばね下の軽量化により、すっきりとした手応えのある操舵フィールと質感の高い乗り心地に貢献します。またハブボルトには軸力安定化を狙った新開発のコーティングを実施。コーティングを黒色としボルトを目立たなくすることで、ホイールとオーナメントの見映えにも寄与しています。

空力性能 (フロント/サイド)

BEVで可能となった意匠造形と空気抵抗(Cd)の低減を追求し、航続距離確保に貢献できる空力性能を開発。エンジン冷却用のラジエーターを必要としないBEVの特徴を最大限に活かした低いフードデザインやフロントグリル開口の最小化、さらにグリルシャッターの採用による風量コントロールで空気抵抗を低減しています。また、ガラス面からドア意匠面までの段差を1段化したフラッシュベルトモールでは、ベルトモール上面に安定した強い渦を発生させることで、風を整流。すぐれた操縦安定性をもたらします。

  • フロントグリル開口部

    バンパーロア部に設けたグリル開口部は、冷却風取り込みに必要な最小限の大きさとし、モーターコンパートメント内に入る風量を最小化しています。

  • フロントバンパー

    段差低減とスリット孔の相乗効果で圧力の高まりを抑制し風を整流します。

  • フラッシュベルトモール

    ガラス面からドア意匠面までの段差を1段化したフラッシュベルトモールで風を整流します。

  • フード開口全周シール

    フードの隙間から吹き出す空気を抑制するため、フードの開口全周にフードシールを採用しました。

  • 空力性能(リヤ/床下)

    車両フロント/サイド部だけでなく、リヤや床下においても空力性能を追求しました。中央でカットされたルーフスポイラーは、車両後流での収束性を高め空気抵抗を低減させています。また、サイド部形状により、クォーターピラーからの風の巻き込みを特に横風発生時に抑制することで、走行安定性に寄与しています。床下ではアンダーカバーを用い床下構造をフラット化することで空気抵抗を低減させました。さらにフロントアンダーカバーに設置したディンプル形状は接地感を高め、またリヤアンダーカバーの2種類のフィンはタイヤ後方および床下の風流れの変動を抑制することで直進安定性を高めており、これらは空気抵抗を増加させることなく走行安定性へ寄与しています。

走行サウンド/静粛性

BEVにおいても、クルマと人が対話を通じ運転を楽しめるような音作りを追求しました。車両の走行状態に応じた走行サウンドにより快適なドライブ空間を演出するASC(ActiveSound Control/Acceleration Sound Control)により、車両の走行状況をドライバーへリニアに伝えることで、運転感覚に寄り添う空間作りをめざしました。モーター音が乗員へ心地良く響くよう、音色や音響伝達特性にもこだわったチューニングを行なっています。室内の快適性を最大限に高めるために、静粛性も追求しました。床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせたほか、フード開口全周シールの設定による見切り部からの吹出し抑制で、キャビン周りの風切音の変動感を低減。前後席のアコースティックガラス採用に加え、新断面ガラスランを採用することで高速走行時も車内での会話を邪魔しない静粛性を実現しています。

RZのご留意事項・補足事項について
動画は一部実際の仕様と異なります。 画像は一部実際の仕様と異なります。 画像は一部実際の仕様と異なります。 交流電力量消費率*1(国土交通省審査値) WLTCモード*2 147[135]Wh/km 市街地モード:130[121]Wh/km*2 郊外モード:138[128]Wh/km*2 高速道路モード:161[149]Wh/km*2 [ ]はフロント235/60R 18 103Hタイヤ&18×71/2Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)、リヤ255/55R 18 105Vタイヤ&18×8Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)装着時。 1 .一充電走行距離、交流電力量消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。とくに1日当たりの走行距離、バッテリーの充電状態、エアコン使用による影響を大きく受けます。 2 .WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。 画像は一部実際の仕様と異なります。 18インチホイールを装着した場合は、「パフォーマンスダンパー®」(フロント)の代わりにフロントサスペンションタワーブレースが装着され、「パフォーマンスダンパー®」(リヤ)は非装着となります。 サスペンションタワー部のブレースは20インチ仕様の場合には「パフォーマンスダンパー®」となります。 「PERFORMANCE DAMPER/パフォーマンスダンパー」はヤマハ発動機(株)の登録商標です。 FRD:Frequency Reactive Damper 画像は一部実際の仕様と異なります。 画像は一部実際の仕様と異なります。 画像は一部実際の仕様と異なります。 動画は一部実際の仕様と異なります。