INTERSECT BY LEXUS – TOKYOを彩るさまざまなアートワークを手がけてきたアーティスト・Ryu Itadani氏による、立体物にアートを施し、徐々に空間ができあがっていく「A room in The room」展を、10月23日(金)より開催します。
1日毎に描き進め、数日かけて1Fガレージにつくり出される「A room in The room」は、 さまざまなユーザーのライフスタイルをItadani氏が想像し、そこにインスピレーションを受けた空間です。「この『部屋』には、主の姿はありません。そこにはたくさんのモノがあります。古いモノ新しいモノ、東のモノ西のモノ、高いモノ安いモノ、呼吸するモノしないモノ。異なる要素が賑やかに交差するこの部屋の多くのモノから、主の姿を浮かび上がらせることができたらと思っています」と、Itadani氏。“家族”や“モノ一つひとつへのこだわり”、そしてもちろん“クルマ自体も好き”といった部屋の主人の像を想像したり、または理想の部屋を思い描いたり、楽しみ方は自由。壁面に描かれる女性のコートや子どもの遊び道具、有名インテリアをモチーフにした画などの細かな表現にもぜひご注目ください。
モノづくりに通じる手の技を感じ切るタッチと、何気ない日常に心地よさ・やさしさを見出す視点が特徴のItadani氏ですが、立体物へのドローイングをライブで公開するのは初の試みです。ぜひ足をお運びいただき、作品を描いているItadani氏と出会い・交流することで作品の完成形が変わるかもしれないという期待もあわせてお楽しみください。11月3日に予定されている完成後は、ドローイングを施された空間の中でのカフェ利用もお楽しみ頂けます。
開催期間:2020年10月23日(金)〜 2020年11月16日(月)
板谷龍一郎/Ryu Itadani
1974年大阪生まれ。大阪からトロント、東京、ロンドンでの生活を経て、現在はベルリンに在住。
1999年 慶應義塾大学 / 商学部 卒業
2003年 Central St. Martins College of Art and Design / BA Graphic Design 卒業
2010年から2011年 ポーラ美術振興財団・在外研修員 (ドイツ、ベルリン)
風景とモノを主題に制作。立体物の落とす陰影から対象をとらえるのではなく、フリーハンドのラインで輪郭を切り取り、そこに存在しないはずのラインで対象を再構成しながら作品を描きだす。モチーフは自分の住む、あるいは訪れた街。通りすがりに目にする植物や食卓の花、愛用する文房具や生活用品など。国内外での個展やグループ展、アートフェアにて作品を発表しながら、新聞、雑誌、広告などのコミッションワークも多く手掛ける。
INTERSECT BY LEXUS - TOKYOでは、アートワーク「LEXUS CITY」、ブランドブックを手掛ける。
https://ryuitadani.com/