DRIVING
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クルマの体幹を鍛えた、上質ですっきりと奥深い走りの味の深化
航続距離
一充電走行距離(国土交通省審査値) WLTCモード 512km 新たに開発した電池パックの導入により、電池容量72.8kWhを実現したほか、モーターやインバーターの低損失化、回生協調ブレーキなど制御の改良、空力改善や軽量化といったさまざまな技術の積み重ねによる電費向上で、512km(WLTCモード)というゆとりのある航続距離を実現しています。
BEVだからこそ実現できた すぐれた慣性諸元
エンジンなど、車両前方への重量物の偏りがなく、前後重量配分や慣性モーメントの最適化が可能なBEV。重量物が車両中心に集まりクルマの前後両端が軽くなるため、UX300eにおいてもすぐれた回頭性を実現しています。また、バッテリーの床下配置による低重心化で、重心位置はヒップポイントに近く、クルマとドライバーの一体感を醸成。重心高と、旋回性能を示す正規化ヨー慣性モーメントは高性能スポーツカーに匹敵します。
ボディ剛性
より高いボディ剛性をめざし、スポット打点追加で強化した車体中央部に加え、さらに車体前後端の剛性を向上しました。ラジエータサポートブレースの設定、ロアバックパネル下端へのガセットの追加により、安定感と応答性の良いフロントの操舵感、およびすぐれた操舵安定性に寄与します。
ステアリングギヤブレース
フロントサスペンションメンバー上にあるギヤボックスにブレース(補強材)を追加。このブレースでギヤボックスの両側をボディに固定し、剛性を確保しています。ステアリングを切り始める瞬間の応答性をより高め、レクサスらしいすっきりとした操舵感で走りをいっそう楽しむことができます。
BEVモデル専用 ショックアブソーバー
18インチホイール*装着車は、オイルシール、ロッドガイド、オイル、ピストンバンドの摩擦特性を最適化することで、ばね上の無駄な動きを抑制しました。また、すっきりと奥深い走りの味を熟成すべく、最適な減衰力チューニングを施しています。
パフォーマンスダンパー® (リヤ)
走行中に生じるボディのねじれや微振動を速やかに吸収し、ハンドリング特性をいっそうシャープにするとともに、すぐれた乗り心地にも貢献します。
BEVならではの静粛性
エンジンがないため、それに起因する騒音や振動がなくなるBEV。しかしその静けさゆえ、これまで以上に車内へ伝わるロードノイズや風切り音などが気になり始めることもあります。そこでUX300eでは、徹底したノイズクリーニング技術によって、車外からの侵入音を防ぐさまざまな騒音対策を施し、レクサスのDNAである静粛性を追求。人の感性に寄り添う静けさをめざしました。例えば床下に配置したバッテリーは、路面から生じる騒音に対する「遮音壁」として活用。さらに、小石や水などの跳ね返り音を軽減するアンダーカバー、風切り音低減する遮音ガラス*、ロードノイズを低減するボディ制振材や吸音・遮音材などにより静粛性を高めています。
アクティブサウンドコントロール
モーターで駆動するBEVは、速度を上げていってもエンジンのような音の高まりがありません。そこで走行速度、加速度を音で補うためにアクティブサウンドコントロールを採用。アクセル開度と加速度の関係を緻密に調査し、アグレッシブに走るほどサウンドのピッチと音圧が上昇するように設定しました。これにより、クルマを運転する高揚感や、加速度・速度を耳で直感的に把握できる安心感を提供します。
空力性能に貢献するフラット構造のアンダーボディ
床下のフラット構造により床下における空気流れの圧力損失を減らし、流速を上げることで後流の収束性を高めました。UX300eは、UX300hと比較してアンダーカバー面積を拡大するとともに、バッテリー下面の平滑化を活かすことで、よりフラットな床下構造を実現。風の流れを考慮したボディが、より長い航続距離に貢献します。
エアロベンチレーティングホイール
17インチホイールは、機能と意匠の二律双生をめざしたデザインアプローチをしています。ブレーキの冷却性能と空力性能は相反しますが、冷却と空力性能を両立させるため、F1のリヤウイングに導入されているガーニーフラップ構造をホイールデザインに採用。5本あるホイールのスポーク両サイドにそれぞれ立てたフィンで低圧渦を発生させ、ホイール外側に熱を排出。同時に車両外側の空気の流れも整えるなど、まさに機能美と呼べるデザインです。