「意のままに運転できるクルマ」をめざし、ステアリングの動きをより正確にタイヤに伝えるラックアシスト式EPSを採用。また、RX500h“F SPORT Performance”に加えて、RX450h+、RX350h(AWD)には、後輪転舵角を拡大したDynamic Rear Steering(DRS)を新たに採用し、車速に応じて後輪を前輪と逆相/同相に転舵させます。低速時は、コーナリング時の旋回性や取り回しの良さを実現。高速域では、高い車両安定性を実現しました。さらにドライブモードセレクトでSportモードを選択すると、横G応答とリヤグリップが向上し、よりスポーティなドライビングを楽しめます。
ブレーキシステム
Lexus Driving Signatureを進化させるブレーキフィーリングをめざし、前後独立油圧制御により前後回生協調が可能な電子ブレーキ制御システムをRX500h、RX450h+、RX350hに採用。より自然で扱いやすいブレーキフィーリングを実現しました。さらに加圧ユニットを使った前後独立の油圧制御により、ドライバーのブレーキ操作量に応じた前後輪の制動力配分を最適化するブレーキ車両姿勢制御を採用。制動によって前後のタイヤに発生する力を最適に利用することで、減速から旋回においてシームレスに繋がる気持ち良さと高い安心感のある走りに貢献しています。また、“F SPORT Performance”、“F SPORT”のフロントブレーキには、対向6ピストンブレーキキャリパーを採用し、よりリニアでダイレクト感のあるブレーキフィーリングを実現。全車において、ペダル踏面の接触面積を拡大することで、踏み込み時の上質なペダルコントロール性も実現しています。
サスペンション (フロント・リヤ)
フロントにマクファーソンストラット式サスペンション、リヤには新規開発のマルチリンク式サスペンションを採用。ショックアブソーバーは摩擦力を低減する理想配置とし、サスペンションメンバーのマウントブッシュ特性の最適化により、発進、加速時の車両姿勢変化を抑えるとともに、走行時の車両の振動を抑制しています。ショックアブソーバーには、極低速域から減衰力を確保するスイングバルブを採用。“F SPORT Performance”、“F SPORT”、“version L”AWD車には、減衰力切り替え応答性にすぐれたリニアソレノイド式AVSを標準装備し、リニアな走りと上質な乗り心地を高い次元で両立させています。また、RXが追求する乗り味をさらに深化させるために、サスペンションおよびステアリングの制御をチューニング。収まりの良い車両挙動により気持ちの良いドライビングを提供します。
空気の力によって走りを向上させる空力操安技術を随所に用いて開発。凝縮感のあるエクステリアを活かし、前方からの風を車両後方側で合流させることで風の乱れを抑制しました。さらに、エンジンアンダーカバーには風の抵抗を軽減させながら整流するためにゴルフボールのような凹凸を採用し、操縦安定性を向上。車両の前後左右や床下まで、ボディの隅々で空力性能を追求しています。また、“F SPORT Performance”、“F SPORT”は、リヤバンパー下端のフィンでタイヤ後ろの乱れを整流することで、直進安定性と横風安定性を確保しています。