What’s “F”?
「F」。
それは、世界有数のサーキットトラックで鍛え上げられた、レース直系のDNAを宿すモデルだけが冠することを許されるハイパフォーマンスの証だ。
自動車開発の常識を次々と覆すR&Dから生まれた「LFA」。世界500台限定で生産されたこの猛々しくも洗練されたスーパースポーツカーを系譜の起点に、あくまで過酷なサーキット走行に照準を合わせつつも、日常のドライブもシームレスにこなすスポーツセダン「GS F」、そして同様の高度な限界性能を備え、乗る者が五感で体感する官能的な走りを提供するスポーツクーペの「RC F」。Fの文字が象徴する揺るぎなき開発コンセプトとクラフトマンシップは引き継がれ、飽くなき進化を重ねている。
そしてサーキットで育まれたFのハイパフォーマンスと、正確無比でリニアリティの高い爽快なドライビングのエッセンスを実現した「F SPORT」は、フラッグシップに位置される「LS」から「GS」「ES」「IS」「RC」「CT」「UX」「RX」「NX」と各モデルに設定され、運転を愛するより多くのドライバーに“走る喜び”を提供している。

“F” はレクサスの目指す
「操る楽しさ」の象徴であり、
最高峰のテクノロジーに基づいた
至高のドライビング体験への情熱の結晶。
富士スピードウェイをはじめとする
世界のサーキットや道で鍛え抜き、
官能的な走りを極限まで追い求めることで、
“F” の物語は紡がれていく。

  • LFA
    究極の走りを体現したFの頂点。
  • GS F / RC F
    数々の専門設計で走る喜びを際立たせたプレミアムスポーツ。
  • “F SPORT”
    専用チューニングなどFのエッセンスを継承。
Where It All Started
レクサスの歴史に燦然と輝く「LFA」。そのモデル名は、“Lexus Future Advance”の頭文字を融合したもので、2005年1月のデトロイトショーで発表されたコンセプトモデル「LF-A」の名を直接継承している。「スポーツカーの未来」そして「革新的な最先端テクノロジー」を謳ったモデル名を冠している事実からも、このLFAが、レクサスのクルマづくりにかける熱い想いと、さらなる高みを目指す不撓不屈の精神を内に秘めていることは想像に難くない。
世界で最もタフなレースとも言われるニュルブルクリンク24時間耐久レースにプロトタイプを出走させ、この1モデルだけのためにまったく新しいV10パワーユニットを開発するといった異例づくしの取り組みを次々と敢行した。
そして、2009年東京モーターショー。市販モデルのLFAがベールを脱いだ瞬間、世界はその唯一無二のスタイリングに息を呑み、また560馬力の新開発エンジンが生み出すハイパフォーマンスと楽器のような甘美なエンジンサウンドに肝を抜かれたのであった。
Home of F
日本初のF1グランプリを開催するなど名実ともにモータースポーツの聖地として確固たる地位を有する富士スピードウェイ。LEXUS「F」の称号は、この伝説的サーキットの頭文字に由来する。1960年代、“世界でもっとも優れたクルマを創る”という自動車黎明期のたぎる想いから国を挙げて建設されたサーキットは、以来、最新モデル開発の主戦場として多大なる役割を果たしてきた。そしてFの進化もまた霊峰富士の裾野に広がるこのトラックで今も脈々と続けられているのである。
世界と勝負する
自動車開発の主戦場
富士スピードウェイの建設計画が初めて構想された1960年代は、完成外国車の輸入自由化が政府で議論されるなど、日本でもモータリゼーションの幕開けがヒシヒシと眼前に迫り来る時代の転換点でもあった。そのため輸入車と比べて遜色ない走行性能と安全性を備えた国産車開発のためのサーキット建設は急務の課題と位置付けられたのである。
当初、アメリカのストックカーレース、NASCARとの契約から、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイを範にしたオーバルサーキットが計画されていたが、建設予定地を視察した当時のF1のスタードライバー、スターリング・モスの助言を得て、ヨーロッパスタイルのコーナリングサーキット採用が決定されたという逸話をもつ。
1966年に待望のグランドオープンを迎えると、日本のモータースポーツ史に残るレースを次々と開催。ともに伝説的F1ドライバーのジェームス・ハントとニキ・ラウダが、自身の選手生命すらも顧みないほどの大激戦を繰り広げた。1976年シーズンには、日本初となるF1グランプリを開催し、富士スピードウェイは、名実ともに日本におけるモータースポーツの聖地となった。
自動車史にその名を刻むトラックは
美しくも険しい
FIA(国際自動車連盟)の「グレード1」をもつ世界有数のトップサーキットとして知られる現在のレイアウトは、数々のF1サーキットの設計を手がけてきたドイツ人建築家、ヘルマン・ティルケ氏の手によるもの。
神々しく鎮座する富士山の裾野に抱かれる絶好のロケーションで、サーキットの全長は4563m。メインストレートは、1475 mと長く、スリップストリームを駆使してオーバーテイクを試みる白熱のハイスピードバトルが展開される。コーナーは全部で16。まず最初の第1コーナーは、スロットル全開のストレートから、フルブレーキングでターンする難所だ。その後もときにドライバーの視界すら限定される、低速〜高速コーナーが続き、ドライバーの技量だけでなく、エンジニアのマシンセッティングも試される勝負所が次々と現れる。さらにコース終盤のセクションは、高低差約35mを駆け上がりながら、シケインやヘアピンカーブをこなしていくという非常にテクニカルでタフなレイアウトだ。
ハイスピードと高次元のエンジニアリングが同時に求められる富士スピードウェイ。自動車のピークパフォーマンスを追求する理想の開発現場として名高い事実も十分にうなずける。
FACE THE MOTORSPORT
LEXUS Fの高次元パフォーマンスは、世界中の個性豊かなサーキットで開催される複数のレースシリーズに参戦し続けるモータースポーツ活動に由来している。国内最高峰のスポーツカーレースであるSUPER GTには、最上位のGT500クラスに「LC500」で参戦。またカスタマースポーツの最高峰カテゴリーGT3では「RC F GT3」が、デイトナ24時間レース(アメリカ)やスパ24時間レース(ベルギー)といった世界的なレースに挑戦し、輝かしい成績を収めているのだ。
ノンリミットな世界で鍛えられる
「F」のDNA
レースカーが燃料の匂いを放ち、タイヤをバーンアウト(空転)させながらピットを飛び出す瞬発力。高回転域からまるで楽器のような甘美な音色に昇華するエンジンサウンド。ブレーキローターが高温で真っ赤に染まり、卓越した速さを瞬く間に制する。レースカーが己の使命をレースで果たすとき、そのエネルギーが私たちの五感を大いに震わせるのだ。
LEXUS Fは、レースカーが世界中のタフなサーキットで磨いたカッティングエッジィなパフォーマンスや走りの先端技術だけではなく、感性に訴えかけるスタイリングやエンジンサウンドといったディテールも継承している。
ひとたびFのコックピットに身を収めれば、レーシングドライバーたちが、まっすぐに見据えているパフォーマンスの境地を同じく目撃することができるのだ。