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SUVモデル試乗会で聞いたLEXUSのクルマづくり

2023.01.25 WED
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SUVモデル試乗会で聞いたLEXUSのクルマづくり

2023.01.25 WED
SUVモデル試乗会で聞いたLEXUSのクルマづくり
SUVモデル試乗会で聞いたLEXUSのクルマづくり

LXRXNXの各グレードが揃ったSUVモデル乗り比べ試乗会が富士スピードウェイにあるLEXUSカレッジで開催された。この雑誌ENGINE(新潮社)主催の試乗会「ENGINE × LEXUS Premium Driving Experience」の会場で、参加者の方に NEXT CHAPTERのクルマづくりについて印象を聞いた。

「もっといいクルマづくり」によるLEXUSの進化

カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズに寄り添うクルマづくりを加速させる次世代LEXUSのSUVモデルの乗り比べ試乗会「ENGINE × LEXUS Premium Driving Experience」が12月に開催された。
この会場には、LEXUSブランド変革の「NEXT CHAPTER」によるクルマづくりで誕生したLXRXNXの3車種が乗り比べのため富士スピードウェイにあるLEXUSカレッジに集められた。

ブランド変革の始まりのモデルとなったNX

まず、NX、このNXは2021年6月にLEXUSの変革の始まりとして発表されたクルマだ。
電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、ハイブリッドとともに電動化を加速させるために登場したLEXUS初となるPHEV(プラグインハイブリッド)NX450h+、ハイブリッドのNX350h、2.4ℓガソリンターボのNX350、そして2.5ℓガソリンエンジンを積むNX250とお客様のニーズに寄り添った選択肢がラインナップされている。
参加者の方は、試乗したNXについて、このように話した。

NX350に10カ月くらい乗っているので、わかっているつもりでしたが、同じコースを交互に乗り比べるとグレードごとのキャラクターと走りの違いに驚きました。」

悪路走破性と上質さの二律双生を実現したLX

伝統のボディオンフレーム構造で、いかなる場所においても快適で上質な時間を乗員へ提供しつつ、お客様のライフシーンを一層豊かなものに昇華させることを目指したLX

信頼性、耐久性、悪路走破性に加え、上質さをさらに磨き上げた唯一無二のSUVがLXだ。
このLXは、富士スピードウェイ内に設置された日常では遭遇することのない激しいオフロードコースで同乗体験となっていた。

体験された方は「同乗体験はインパクトがありました。クロールコントロールで垂直と感じるような急斜面をステアリングの操作だけで登り降りしたり、ダートをある程度のスピードのまま入っていっても難なく走り切るポテンシャルに驚きました。」と話す。

また、違う参加者の方も「自分のクルマでは入りたくないほどの激しいオフロードコースで、LXのドライバビリティの高さを感じることができました。」という声もあった。

新たな四輪駆動制御技術DIRECT4を採用したRX

そして、3つのパワートレーンのうち、2つに電動化技術を採用している新型RX
RX500h“F SPORT Performance”には、2.4Lターボエンジンと駆動力コントロールの電動化を通じてさらに深化させたLEXUSの新たな四輪駆動制御技術DIRECT4を組み合わせている。
このシステムはリヤに高出力モーターを持つeAxleを搭載したモーター駆動式AWDで、モーターでありながら、フルタイムAWD並みの前後駆動配分を実現している。
このDIRECT4を体感した参加者の方はフィーリングについてこのように語った。
「普通のクルマはステアリングを切ったときに、少し遅れて応答して、自分がステアリングを切った量と違う動きをしているイメージがあります。しかしRXは、ステアリングがすごくリニアで、ステアリングを切った瞬間に自分のイメージ通りにステアリングが切れました。」
試乗後の会場では、デザイン部長やチーフエンジニアと活発な議論が繰り広げられた
試乗後の会場では、デザイン部長やチーフエンジニアと活発な議論が繰り広げられた
また、別の参加者の方は、「(RX350は)NX350と同じエンジンを積んでいて、RXの方が車重は重いので、動きも重いんだろうなと思って乗ったのですが、最初の一踏みでびっくりしました。さらにRX500hは車重がさらに重いはずなのに、モーターの力で背中から押し出される感覚と軽さを感じました。」と話す。

さらに別の参加者の方はガソリンエンジンが気に入ったという。
「ガソリンエンジンの軽快さがあり、ガソリンモデルならではの良さがありました。」
さまざまなお客様のニーズに寄り添ったクルマづくりが幅広いラインナップ展開につながっている。
そして、参加者の方々は思い思いに「Lexus Driving Signature」を味わっていただいた。

LEXUSが「もっといいクルマづくり」に取り組むことになったきっかけのエピソードがある。それは、2011年北米カリフォルニア州ペブルビーチで開催された4代目GSのワールドプレミアイベントである。

豊田章男社長がジャーナリストに意見を求めたところ、「LEXUSはいいクルマだけれど、“Boring(退屈)”だ。」という発言があった。

そしてこの一言が、きっかけとなり、LEXUSの「もっといいクルマづくり」が加速していくこととなる。

もっといいクルマづくりに関しては、Lexus Internationalの佐藤恒治プレジデントもRXのワールドプレミアでこのように話している。
「『もっといいクルマをつくる』LEXUSのクルマづくりは、このひとつの想いを胸に行われます。いいクルマには素性の良さや基本性能の高さが求められます。Lexus Driving Signatureの秘訣はここにあります。
ブレーキに安心感があること。4つのタイヤを感じて走れること。ステアリングを切ったら切った分だけ曲がれること。いずれも当たり前のことですが、これがLEXUSのマスタードライバー豊田章男のクルマづくりなのです。」
短時間とはいえ、会場でLEXUSの「もっといいクルマづくり」のを体感した参加者の方々からは、イベント終了後に笑顔があふれた。

<関連リンク>
新型RXプロトタイプ試乗会レポート 前編
https://lexus.jp/magazine/20221017/1501/car_interview.html
LEXUSのもっといいクルマづくり「NEXT CHAPTER」がもたらしたLXの進化とは
https://lexus.jp/magazine/20220608/1410/car_interview.html
レクサス新チャプターの幕開けを飾るNXの進化とは
https://lexus.jp/magazine/20210618/681/car_nx_interview.html

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