JOURNEY

LEXUSとななつ星が紡ぐ、南の大地 九州の魅力に出合う旅へ(第3回)

2022.07.22 FRI
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LEXUSとななつ星が紡ぐ、南の大地 九州の魅力に出合う旅へ(第3回)

2022.07.22 FRI
LEXUSとななつ星が紡ぐ、南の大地 九州の魅力に出合う旅へ(第3回)
LEXUSとななつ星が紡ぐ、南の大地 九州の魅力に出合う旅へ(第3回)

TOUCH JAPAN JOURNEY by LEXUS ――それは「地域とともに未来へつなぐ」をテーマに「地域の皆様とともにその土地の魅力を再発見し、美しい自然や文化を次の時代へつなげていく」ためのスペシャルな体験に出合う旅。松本屋久島に続き今回プロデュースしたのは、「九州を世界に発信する」という目標を掲げる、日本が世界に誇るクルーズトレイン「ななつ星in九州」で5日間をかけて九州全土を周遊する旅。LEXUSに乗ってのドライビングエクスペリエンスも含む、クルーズの模様を3回に分けてお届けする。第3回では、LEXUSでパワースポットを訪ねるドライブ、今回TOUCH JAPAN JOURNEYの参加者だけに門戸を開いてくれた「仙巌園」での特別懐石の模様などをお届けする。
第1回はこちら、第2回はこちら

Text by Shigekazu Ohno(lefthands)
Photographs by Ken Takayanagi

LEXUSを駆って、霧島神宮へ

「“日本の魅力”に心で“触れる”」をコンセプトに、LEXUSらしい体験価値の提供を通じ、お客様の感性を刺激し、心豊かな時間を過ごしていただきたいとの想いを込めて提案する旅「TOUCH JAPAN JOURNEY by LEXUS」、豊かな自然・食・文化・歴史に彩られた九州7県のそれぞれの魅力、地元の人々の輝く笑顔と温もりをつなぎながら、これまでにない極上の列車旅を提供するクルーズトレイン「ななつ星in九州」。

このLEXUSとななつ星の「地域の皆様とともにその土地の魅力を再発見し、美しい自然や文化を次の時代へつなげていく」という共通する想いとともに、クルーズトレイン「ななつ星in九州」で九州全土を周遊しながら、南の大地の美しい自然や豊かな文化に触れる5日間の旅をお届けする。
4日目には、天空の森をベースにLEXUSで霧島神宮を訪ねるショートドライブを用意。それぞれのゲストが、天空の森の緑の丘に並べられたLEXUS車に乗り込み、スタッフたちに見送られながら笑顔で走り出していく。

霧島山の裾野に沿って、森を縫うようにして走るワインディングロードは、光のレース模様を想わせる木漏れ日に縁取られていて、なんとも美しい。初夏の空気は得も言われぬ爽やかさで、窓を開けて走りたくなる。ゲストは、そんな豊かな自然を愛でながら、霧島神宮までのドライブを楽しんでいた。
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さて、ゲストたちが目指した霧島神宮は、真っ青な空と深い森に抱かれた、天空の森と同様に天上の理想郷ともいえるような場所にあった。異なるのはそこからの眺めで、眼下に広がる国分平野越しに、雄々しい桜島が錦江湾のただ中にそそり立つというダイナミックなパノラマは、そのままここ鹿児島という土地の多様性と豊かさを感じさせてくれるものであった。
霧島神宮の大鳥居を走り抜けるLX
神宮本殿の朱色と背後にそびえる木々の緑とのコントラストが美しい
LXの背後に見えるのは神宮本殿の東側に立つ神楽殿
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西暦540年の創建と伝えられる霧島神宮は、長い歴史において噴火による炎上と消失を幾度となく経験してきたという。だがそのたびに、時の権力者は社殿を再建し、人々は祈りをつないできた。幾世紀もの時を超えて、消失と再生を繰り返してきた社殿と森。この日訪ねた誰もが、そこから大いなる力を受け取ったのではないだろうか。

薩摩の地に受け継がれてきた島津薩摩切子の美に触れる

ドライブを楽しんだゲストが次に訪れたのは、桜島を望む名勝「仙巌園」である。鹿児島の特産品として有名な薩摩切子の製作体験と、九州きっての名家として知られる島津家御殿での特別懐石料理を楽しむためだ。
薩摩切子の工場に併設された登録有形文化財の洋館にはギャラリーショップが
島津家の歴史や南九州の文化を紹介する博物館「尚古集成館」。
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島津家とは鎌倉時代から薩摩の主であり続けた歴史ある名家。仙巌園は1658年、十九代・光久が建てた別邸とその庭園のことである。錦江湾(鹿児島湾)に面した広大な敷地は、今なお鹿児島随一の名勝として知られているが、そこに幕末の時代、洋式造船所や反射炉、ガラス製造工場などからなる集成館事業を興したのが二十八代・斉彬であった。

日本で初めて紅色の発色に成功した「薩摩の紅ビードロ」は当時、宝物として珍重されたが、薩英戦争で工場が焼失。1877年頃には、製造が途絶えてしまったという。

ところが、そこから1世紀以上もの長い時を経たのち、薩摩切子をもう一度蘇らせようという機運がにわかに高まる。この大事業に挑むべく、1986年に新工場を建設・稼働させたのも、他でもない島津家であった。
クリスタルガラスならではの輝きとカット技術によって作りだされる「ぼかし」の美しさが薩摩切子の特徴。
クリスタルガラスならではの輝きとカット技術によって作りだされる「ぼかし」の美しさが薩摩切子の特徴。現代のライフスタイルに合わせたさまざまな商品がラインナップされている
今では現代のライフスタイルに合わせたデザインや商品ラインナップを加え、名実共に鹿児島を代表する美術工芸品として知られるようになった薩摩切子。工場内ではそれを手づくりする職人たちの様子を見学できるのだが、この日、参加者のために特別に企画されたのが、カットガラスの切削体験であった。

その内容は、高速回転するダイヤモンドホイールを使い、グラスの表面に模様を削り込むというもの。工作機械を使っての作業は簡単ではないが、今回は1組につき1人の職人がついて丁寧な指導が行われた。

東京から新婚旅行として参加したという高田信治さん・紫苑さんご夫妻は、まずはご主人が、次いで奥様がチャレンジ。お二人共に、グラス側面の筋模様はスムーズに切削して見せたが、底部分に刻む菊模様にはそろって苦戦したという。「線の重なる部分を同じ深さに揃えるのが難しいですね。全然上手くいかない」とは言ったものの、丁寧に調整を繰り返した結果、その仕上がりは職人も驚くほどの美しさに。
薩摩切子の切削を体験するゲストの高田信治さん・紫苑さんご夫妻
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「二人共、旅先で何かしらのものづくり体験をするのが好きなんです。今回自分たちでつくったグラスも、この先、使うたびに楽しかった旅の思い出をよみがえらせてくれると思います」

薩摩の殿様が愛した名勝「仙巌園」にて特別懐石を堪能

薩摩切子製作体験の後、ゲストは同じ広大な敷地内に立つ島津家別邸「御殿」で、特別懐石料理のもてなしを受けることに。まずは美しい園内を散策しながら、茜さす夕空の向こうに見える桜島の壮麗さに、多くのゲストたちが感嘆の溜息をつく。
万治元年(1658年)に19代光久によって築かれた島津家別邸の「仙巌園」
錦江湾に面した庭園からは借景として桜島の雄姿を眺めることができる
19代光久が別邸として庭園を構えてから、歴代の藩主に受け継がれてきた「御殿」
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邸内に踏み入れると、その驚きと感動は最高潮に達する。それぞれに異なる数寄を凝らし、贅を尽くしたしつらえの間は、どれもが現代のテクノロジーをもってしても再現不可能ではないかと思わされるものばかり。逆を言えば、匠の技というものがいかに時を超える価値を持ち得るのかについて、考えさせられる。

そうした魔法のような空間が無数に連なる御殿にあって、島津家当主が大切な賓客と面会するために用いた特別な部屋がある。障子を開け放てば、目の前に桜島の絶景が広がる「謁見の間」だ。
来客への応接に使用されていた「謁見の間」
池を望む中庭
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普段は見学しか許されないこの貴賓室こそが、今夜のスペシャルな食事の舞台。ななつ星のお客様のためにつくられたというテーブルと椅子についたところで、いざ饗宴の始まりだ。
薩摩切子の器に盛られた酒菜
郷土料理の「酒ずし」。
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薩摩切子の器に盛られた彩り豊かな酒菜に始まり、地元薩摩の食材を用い、熟達した料理人たちが腕を振るった特別懐石料理が次々と運ばれてくる。ゲストは、この夜ばかりは誰もが殿様姫様気分を存分に味わったのではないだろうか。

いよいよ旅の最終地へ ななつ星で過ごす最後のひと時

ななつ星の客室。和洋・新旧が融合した洗練された空間がゲストを迎えてくれる
ななつ星の客室。和洋・新旧が融合した洗練された空間がゲストを迎えてくれる
旅の最終日を迎えたななつ星は、熊本県へと北上する肥薩おれんじ鉄道の区間へ。名残を惜しむかのように、この日の参加者たちは車内での食事を楽しみながら、最後に博多駅へと帰り着くまでの旅程をゆっくりと過ごす。ダイニングカーで顔を合わせるようなときは、互いに笑顔で語り合うなど、もう誰もがすっかり打ち解けている様子だ。
「天の製茶園」三代目当主の天野浩氏
「天の製茶園」三代目当主の天野浩氏
朝食後には、熊本県水俣市で自然農法によるお茶づくりに取り組む「天の製茶園」三代目当主・天野浩氏を迎えての茶会を実施。天野氏は土地の個性を活かした在来種主体の茶葉を栽培するのみならず、製茶から出荷まで一貫して自ら手がけているという。

この日用意してくれたのは、緑茶、紅茶、萎凋白茶(生茶)といった複数のお茶と、日本ミツバチのはちみつを添えたもち麦のガレット、紅茶クッキーとレモンカード、烏龍茶で炊いた梅などこだわりの素材でつくった茶菓子。最後には優しい甘味を持つ自然栽培玉露を入れて、もてなしてくれた。何より、お茶づくりにかけるひとかたならない愛を感じさせるさまざまな逸話が、参加者たちの心を打った。
茶会は1号車のラウンジカー「ブルームーン」で開催された
複数のお茶と、お茶に合わせて供された茶菓子
無農薬・無化学肥料で、地元の自然を活かしたお茶づくりに取り組む
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熊本県の八代駅を出て、いよいよ終着地である博多駅へと向かう道中、車内ではフェアウェルイベントが行われた。長い時間を共にし、特別な体験を共有した他のゲストや、ななつ星のスタッフとの別れを惜しみ、感涙に堪えないゲストの姿も。

そんな感動を引きずりながら、列車は博多駅へと滑り込む。久しぶりとなる都会の喧騒が辺りを包み、非日常の旅の終わりを告げる。ななつ星とLEXUS――2つの異なる、しかし「地域の皆様とともにその土地の魅力を再発見し、美しい自然や文化を次の時代へつなげていく」という想いを共にする同士のコラボレーションは、こうして幕を閉じた。
九州を周遊し、博多駅のホームへと戻ってきたななつ星
専用ラウンジ「金星」にて、ゲストを笑顔で見送るクルー
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博多駅構内に特別に設けられたななつ星専用ラウンジ「金星」には、その後もしばらく惜別の時を過ごすゲストたちの姿があったが、1組、また1組と、スタッフたちに見送られてそれぞれの家路についた。「また来ます!」――手を振りながらの言葉と、とびきりの笑顔とともに。

ななつ星とLEXUS――地域とともに未来へつなぐという、同じ思想のもとに

ゲストが家路についた後、まだ旅の余韻が感じられる専用ラウンジで、今回の旅をLEXUSとともにどのような想いで準備してきたのか、九州旅客鉄道 鉄道事業本部クルーズトレイン本部次長の小川聡子氏に話を聞いた。
九州旅客鉄道 鉄道事業本部クルーズトレイン本部次長の小川聡子氏。いわば、ななつ星の顔ともいえる存在だ
九州旅客鉄道 鉄道事業本部クルーズトレイン本部次長の小川聡子氏。いわば、ななつ星の顔ともいえる存在だ
――今回の旅で、ななつ星が九州の人々にどれだけ愛される存在なのかを目の当たりにしてきた気がします。

小川「ななつ星は、乗車するお客様のためだけのものではありません。地元九州の人たちにとっても『憧れの列車であり、おらが列車である』と思っていただけることを目指してきました。そのために、日頃から地元の人たちとのコミュニケーションを大切にしているんです」

――実際に、多くの人々が列車に手を振ってくれていましたね。

小川「普段手を振ってくださる方たちの顔やお名前も、私たちはちゃんと覚えているんです。というのも、毎年クリスマスには私たちスタッフが沿線の学校や施設を回って、いつも応援してくださっていることへのお礼を伝えるようにしているからです」
ななつ星の車両には、九州7県の名前が刻まれている
ななつ星の車両には、九州7県の名前が刻まれている
――そうした地域へのおもてなしも、大切にされてきたのですね。

小川「九州という豊かな土地と、そこに暮らす魅力あふれる人たちがあってのななつ星ですから、そこを何より大切にしています。そしてそのことを乗車するお客様にお伝えするのも、大事な任務だと思っています。

九州は広いですし、多様性に富んだ気候・風土・文化がありますが、やはり一つの島なので、人々の郷土愛と結束力が強いんです。そして卓越した伝統を継承する、素晴らしい匠たちがいます」

――そうした地域の魅力を掘り起こして、全国へ、そして世界へ発信していこうという姿勢は、LEXUSのTOUCH JAPAN JOURNEYが考える「地域とともに未来へつなぐ」というコンセプトとも重なりますね。
クルーの笑顔もななつ星の大きな魅力となっている
クルーの笑顔もななつ星の大きな魅力となっている
小川「驚くほど重なっていますね。実は今回の旅の実現には、コロナ禍があったこともあり構想から3年近い月日がかかっているんです。ただ、そのお陰でLEXUSの方たちとは何度もミーティングを重ねることができました。LEXUSについて学ぼうと京都で開催された『LEXUS NEW TAKUMI PROJECT』にも足を運びました。その時に思ったのが、LEXUSはクルマのブランドなのに、なぜ匠を発掘するのだろうということです。

でも時間を共にするにつれて、その理由が分かってきました。ななつ星もLEXUSも、同じ乗り物として見れば、本来なら点から点へお客様を運ぶことができれば、それでいいわけですよね。でも、その乗り物がいかに感性を刺激して、暮らしを豊かにしてくれるか、つまり、移動手段としての機能以上に世界観や心豊かな時間をつくっていける存在を目指すというところが共通していたんです」
ななつ星での旅には、クルーやスタッフの「ゲストの感性を刺激して、心豊かな時間を過ごしていただきたい」という想いが息づいている
ななつ星での旅には、クルーやスタッフの「ゲストの感性を刺激して、心豊かな時間を過ごしていただきたい」という想いが息づいている
──次の機会があれば参加してみたいという読者に向けて、メッセージを頂戴できますか?

小川「ななつ星は九州各地の宝物を全部つないで、それを一つの素敵なネックレスにしている」とおっしゃっていただいたことがあります。そんな素晴らしい取り組みに携われることに喜びを抱きながら、九州の魅力を未来へつなぐために、これからもななつ星を走らせていきたいと思っています。10月からななつ星は新しいステージに入ります。『LEXUS×ななつ星』の次の企画もさらに心に響く豊かな旅にしたいと思いますので、ぜひ私たちのニュースにご注目ください」
クルーズトレイン「ななつ星in九州」で九州全土を周遊しながら、南の大地の美しい自然や豊かな文化に触れた5日間の旅。「地域との出会いが、あなたの心を動かす。あなたの感性が、その地をさらに輝かせる。日本中にそんな『豊かな巡り』を作りたい」──LEXUSがTOUCH JAPAN JOURNEYに込めたそのような想いは、「九州7県それぞれの輝き、そして地元の人々の輝く笑顔と温もりをつなぎながら、これまでにない極上の列車旅でゲストをもてなしたい」というななつ星の想いと共通だ。

LEXUSが提案する「TOUCH JAPAN JOURNEY by LEXUS」に今後も期待してほしい。

第1回はこちら、第2回はこちら


霧島神宮
https://kirishimajingu.or.jp/

仙巌園
https://www.senganen.jp/

天の製茶園
https://www.amanoseicyaen.com

クルーズトレイン ななつ星in九州
https://www.cruisetrain-sevenstars.jp/

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