TECHNOLOGY

生演奏の情熱を再現する、究極のハイレゾ自動演奏ピアノSPIRIO

2021.12.06 MON
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生演奏の情熱を再現する、究極のハイレゾ自動演奏ピアノSPIRIO

2021.12.06 MON
生演奏の情熱を再現する、究極のハイレゾ自動演奏ピアノSPIRIO
生演奏の情熱を再現する、究極のハイレゾ自動演奏ピアノSPIRIO

もしも不滅の巨匠ビル・エヴァンスやデューク・エリントン、グレン・グールドやホロヴィッツの生演奏を自宅で聴くことができたとしたら? そんな夢のような体験を提供するのが、ピアノメーカーの最高峰と謳われるスタインウェイ&サンズが手掛ける自動演奏ピアノ「SPIRIO」だ。芸術性とクラフトマンシップ、テクノロジーを融合させたSPIRIOによる音楽体験は、日々の暮らしにかつてない至福をもたらす。

Text & Edit by Mari Maeda (lefthands)
Photographs by Steinway & Sons, Steinway & Sons Japan

比類ない音色−プロの9割以上がスタインウェイのピアノを選ぶ理由

ピアノメーカーの最高峰として知られるスタインウェイ&サンズ。 初めてその名を聞く人であっても、多少なりとも音楽好きであれば、同社のピアノの音色を必ずどこかで聴いているはずだ。なぜなら、クラシック音楽界はもとより、ジャズやポップスの世界で活躍する名ピアニストたちの9割以上が、自身のコンサートで、あるいは録音のためにスタインウェイのピアノを選んでいるのだから。
世界の主要なコンサートホールの98%がスタインウェイのピアノを置く。米国・ニューヨークのカーネギーホールもその一つ
世界の主要なコンサートホールの98%がスタインウェイのピアノを置く。米国・ニューヨークのカーネギーホールもその一つ
なぜ彼らはスタインウェイのピアノを選ぶのか? それはひとえに、類のない音色の多彩さにある。同社のスタンダードに適った1音1音の美しさは比類なく、誰でも鍵盤を叩けばそのクリアな響きに感動を覚えることだろう。そしてその音が、ピアニストたちの緻密、かつ繊細な技術と表現力によって、無限の色彩のパレットとなり変容する。それこそが、創業から168年にわたり、スタインウェイのピアノが最高峰として賞賛され続けている所以だ。
88の鍵盤から、多彩な音色が紡がれる 
88の鍵盤から、多彩な音色が紡がれる 
スタインウェイのピアノは、弾き手が鍵盤を叩く際のほんの少しのタッチの違いや、ペダルの踏み方に的確に反応し、美しい音色を多種多様に生み出していく。例えていうなら、優れたクルマが、ドライバーの操作に驚くほど繊細に、かつスムーズに反応して洗練された走りを実現するかのように。
ゆえにピアニストたちは、スタインウェイを愛してやまない。幅広いダイナミックレンジと、求める音を可能にするピアノによって、自らの個性と音楽表現を体現することができるのだから。そしてまた、たとえプロのピアニストでなかったとしても、ピアノを嗜む人たちにとってスタインウェイはいつの時代も憧れの楽器として君臨し、所有する喜びをもたらしてきた。

世界最高峰のハイレゾリューション自動演奏ピアノ「SPIRIO」

しかしここで、読者の中には自分はピアノを弾かない、いや、弾けないのだし……とためらった方もいるだろう。ところが近年、スタインウェイはそんなピアノの未修者であっても、その魅力を存分に堪能することができるぜいたくな楽しみを提供している。それが、SPIRIO。スタインウェイが生み出した究極のハイレゾリューション自動演奏ピアノだ。
自宅のリビングで、ジャンルを問わず世界の著名なアーティストたちの演奏を生の音で聴くことができる自動演奏ピアノSPIRIO
自宅のリビングで、ジャンルを問わず世界の著名なアーティストたちの演奏を生の音で聴くことができる自動演奏ピアノSPIRIO
自動演奏ピアノと聞いて、一瞬首を傾げる人もいるかもしれない。しかし考えてみてほしい。どんなに優れた録音を、どんなに優れたオーディオで聴いたとしても、それは生の音ではないのだ。コロナ禍により、コンサートに通うことがままならず、生演奏が聴けない寂しさを感じた人もいるだろう。ところがSPIRIOさえあれば、最高峰と称されるスタインウェイピアノの音で、自宅にいながらして世界の名アーティストたちの演奏をあたかも生演奏を聴くかのようにして堪能できる。その至福はこの上ない。

過去の不滅の巨匠たちの演奏までも再現する革新性

操作は至極簡単で、SPIRIOアプリを導入したiPadで行う。SPIRIOの所有者だけがアクセスできるライブラリーには、クラシックからポップス、ジャズ、映画音楽に至るまで、現時点で4700曲を超える音源が収録されている。好みの曲、好みのアーティストの演奏を検索し、画面上を軽くタッチさえすれば瞬時に演奏が始まるという気軽さ。さらに毎月、ライブラリーには20〜30曲ほどが追加されているというのだから、楽しみは尽きない。
SPIRIOのライブラリーには、スタインウェイ・アーティストたちによる4700曲を超える音源が収録されている 
SPIRIOのライブラリーには、スタインウェイ・アーティストたちによる4700曲を超える音源が収録されている 
演奏しているのは2000名を超える各界の著名なスタインウェイ・アーティストたち。彼らの演奏の素晴らしさは言うまでもないだろう。今日世界的に活躍するユジャ・ワンやラン・ランをはじめ、ラフマニノフなど過去の巨匠たちの演奏までもが見事に再現される。なんとぜいたくなことだろう。
曲によっては大型スクリーンにつなげることもできる映像を伴いながら、目の前のピアノの鍵盤が動き、内部のハンマーが叩かれ、スタインウェイの美音が鳴り響く。しばらく聴いていると、あたかもビル・エヴァンスが、デューク・エリントンが、あるいはルービンシュタインやホロヴィッツ、グレン・グールドらが時空を超えてこの場で演奏しているかのような錯覚に陥っていく。それほどまでに、SPIRIOは彼らの演奏を精密に再現するのだ。
高度な音楽表現を可能とするスタインウェイの品質はそのままに、自動演奏機能が加えられたSPIRIO。当然ながら自ら弾くこともできる
高度な音楽表現を可能とするスタインウェイの品質はそのままに、自動演奏機能が加えられたSPIRIO。当然ながら自ら弾くこともできる
その見事な再現性を支えているのが、今日の革新的な技術によって開発された独自のソフトウェア「ハイレゾリューション・プレイバックシステム」。ハンマー速度は1秒につき最大800回、1020段階のダイナミックスレベルに対応し、ダンパーペダルとソフトペダルのペダリングは、1秒につき最大100回、256ものペダルポジションを測定するという。
驚異的な精度で、人間では感知し得ないミクロレベルの動きをデータ化し、軽やかなトリルや繊細なペダリング、はかなくも透徹した弱音から華麗に響き渡るフォルティシモなどを、かつてない正確さで忠実に再現する。この革新的な技術は、それだけの精密な動きに的確に反応するスタインウェイピアノのポテンシャルの高さを証明しているとも言えるだろう。
世界最高峰のピアニストたちが奏でる音楽のニュアンスとパッションを忠実に再現するハイレゾリューション自動演奏ピアノSPIRIO
世界最高峰のピアニストたちが奏でる音楽のニュアンスとパッションを忠実に再現する究極のハイレゾリューション自動演奏ピアノSPIRIO

資産価値と、工芸的な美しさを持ち合わせるスタインウェイのピアノ

ここで少し、スタインウェイの歴史にも触れておきたい。スタインウェイ&サンズは1853年にニューヨークで誕生した。創業者はドイツから移住したヘンリー・E・スタインウェイ。1857年にピアノ製造における初の特許を得て以来、135件を超える特許を取得した同社は、私的なサロンから大ホールへと演奏の場が移り行く中で、豊かな音量と幅広い音色を奏でる現代ピアノの基礎を作り上げた。
至高の音楽表現を可能とする高度な製造工程と、優れた職人たちのクラフトマンシップ、最高品質の素材の探求は、今日まで脈々と受け継がれてスタインウェイの品質を守り続けている。
“可能な限り最高のピアノをつくる”ことを使命に掲げ、スタインウェイ&サンズを1857年に創業したヘンリー E. スタインウェイ
創業当時の工房の様子
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手作業による複雑な製造工程は今も昔も変わらない。音の伝達を左右する最高品質の木を切り出し、数年かけて乾燥するのを待ち、さらに厳選した木材を使って、熟練の職人たちが12カ月もの歳月をかけて一台のピアノを組み立てていく。
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枚挙にいとまがない特許を保有する同社だが、例えば素人目にも分かりやすいリム(ケース)の成形もその一つだ。継ぎ目のない、無垢のメープルとマホガニーの板を曲げ、最大で20層も張り合わせて一体成形される。この高度な工法によって、同社のグランドピアノの美しさと安定性、品質基盤が保たれている。
最高品質の材料と、今日に継承される職人たちの技が、類のない音色を生む
最高品質の材料と、今日に継承される職人たちの技が、類のない音色を生む
卓越した技術と独自の設計は細部に至るまで駆使されており、最高級の素材と融合する。ゆえにスタインウェイのピアノは、代々受け継がれる価値をもまとう。今日、温暖化により高品質な木材の調達が困難になりつつあることからも、妥協のないスタインウェイピアノの資産価値は、ますます高まっていくことだろう。そしてSPIRIOには、そうしたスタインウェイの価値を維持し、それ以上の機能を持たせた魅力があるのだ。
歴史と伝統を宿すスタインウェイのピアノは工芸品でもあり、室内に品格と美しさを添える
歴史と伝統を宿すスタインウェイのピアノは工芸品でもあり、室内に品格と美しさを添える

SPIRIOのある暮らし

コロナ禍により、私たちは暮らしの本質的な豊かさとは何かを問い直すことを余儀なくされた。中でも多くの人が、自宅で過ごす時間について、かつてないほど思考を巡らせたのではないか。もしもSPIRIOを自宅のリビングに置いたなら、どれほど心と感性を刺激する豊かな時を過ごすことができるだろう。しかもその豊かさは生涯続き、世代を超えて受け継いでいくことができるのだ。
“生演奏”ならではの魅力を伝えるSPIRIOが、日々の暮らしを彩り豊かな感性を育む
“生演奏”ならではの魅力を伝えるSPIRIOが、日々の暮らしを彩り豊かな感性を育む
不滅の巨匠たちの、または今世界で人気のアーティストたちの“生の音”による演奏に、一人心ゆくまで耳を傾ける至福。あるいはホームコンサートと称して、家族とともに、時に親しい友人たちを招いて、皆で聴く喜び。録音機能が備わった最新のSPIRIO rであれば、ユーザーの演奏を録音、編集、再現することもできるという。ピアノを嗜む人であれば自分の演奏の分析にも使え、招いたピアニストの演奏を記録に残すことも、娘や息子が弾く演奏を成長記録として残すこともできる。楽しみ方には際限がなく、例えようのない情緒的、かつ文化的な豊かさが、日々の暮らしの中で花開いていくことだろう。
まずは今年新たにオープンした東京・青山のショールームで、SPIRIOを体験してみてほしい。想像以上の感動に、「SPIRIOのある暮らし」を夢見ずにはいられなくなるはずだ。
(c) Nacasa & Partners Inc.
(c) Nacasa & Partners Inc.
スタインウェイ&サンズ
https://www.steinway.co.jp

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