ART / DESIGN

こだわりのチョコを大切な人に
ビーン・トゥ・バー チョコレート3選

2021.02.03 WED
ART / DESIGN

こだわりのチョコを大切な人に
ビーン・トゥ・バー チョコレート3選

2021.02.03 WED
こだわりのチョコを大切な人に ビーン・トゥ・バー チョコレート3選
こだわりのチョコを大切な人に ビーン・トゥ・バー チョコレート3選

チョコレートの新潮流として近年注目を集めているのが、カカオ豆の選別・仕入れから加工・製造・販売までの行程を一貫して手掛ける「ビーン・トゥ・バー」。今回は、そんなこだわりの詰まったビーン・トゥ・バー チョコレートを展開するショップを3店紹介する。

Text by Kaori Kawake(lefthands)

カカオがしっかりと感じられる風味豊かな味わい
──nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO

東京駅からほど近い日本橋浜町の一角にたたずむのが、ビーン・トゥ・バー製法のチョコレート専門店「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」。「手しごと」と「日本らしさ」をコンセプトに、ユニークなチョコレートを展開している今話題の店だ。
手掛けるのは、国内外の洋菓子店で経験を積んだ、若きシェフショコラティエの村田友希氏。店名の「nel」は日本語の「練る」が語源となっており、チョコレートはすべて店内で練り上げているという。
「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」のシェフショコラティエ村田友希氏
「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」のシェフショコラティエ村田友希氏
店で使用されるカカオ豆には、村田氏自らが現地に赴きセレクトしたものも。焙煎にもこだわり、一つ一つ丹精込めて作り上げている。

そんなnelのチョコレートは、どれもカカオがしっかりと感じられる風味豊かな味わいが特徴だ。中でも人気を博しているのが、目にもおいしいボンボンショコラ。フレーバーには、「紫蘇」や「山椒」など日本ならではの素材が使われ、香り高いカカオとの意外なマリアージュを楽しめる。
店内には、定番のボンボンショコラやタブレットなどが整然と並ぶ
店内には、定番のボンボンショコラやタブレットなどが整然と並ぶ
2021 バレンタイン限定ボンボンショコラコレクションボックス/「Urban Design Collection2021」6粒入り 2484円(税込)、10粒入り 3996円(税込)
また、店内にあるイートインスペースでは、オリジナルチョコレートを使用したプリンやチョコレートパフェをはじめとするスイーツのほか、カカオの産地ごとに異なる風味を楽しめるオリジナルチョコレートドリンクも味わえる。おしゃれな空間に身を置き、甘いチョコレートを頬張れば、日常の疲れも癒されるはず。
オリジナルチョコレートプリンとドリンクのセット(イートインのみ)/nel セレクション 990円(税込)
オリジナルチョコレートプリンとドリンクのセット(イートインのみ)/nel セレクション 990円(税込)
お好みのタブレットで淹れるオリジナルチョコレートドリンク(テイクアウト可)/ショコラショー 715円(税込)~
「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」
https://nel-tokyo.jp

固定概念を覆す驚きに満ちた味わい
──Chocolate Naive

ビーン・トゥ・バー チョコレートの第一線で、常識を覆すチョコレート作りを続けているのが、リトアニアのチョコレートブランド「Chocolate Naive(チョコレート ナイーブ)」だ。

オーナー兼生産者のドマンタス・ウジュパリス氏は、1トンのカカオ豆を買い込み、リトアニアの田舎にあるガレージで、独学でチョコレート作りを始めたという。

今では年間10トンものカカオ豆の焙煎から品質管理までを扱うというから驚きだ。
オーナー兼生産者のドマンタス・ウジュパリス氏
オーナー兼生産者のドマンタス・ウジュパリス氏
氏が作り出す繊細かつガストロノミックなチョコレートは、固定概念を覆す驚きに満ちた味わいで多くのファンを獲得している。
なめらかな口どけを表現した有機的な形状
なめらかな口どけを表現した有機的な形状
そんなNaiveを代表するフレーバーが揃うのが、リトアニア伝統の食材を使った「Forager(フォレジャー)」シリーズ。フリーズドライしたポルチーニが練り込まれたダークミルクチョコレート「ポルチーニ」は、上品で大人な味わいに仕上げられており、ワインのおつまみとしてもお薦めだ。

また、ハチミツとミツバチ花粉(=ビーポーレン)を入れたダークチョコレート「アンブロシア」は、ハチミツの香りと甘みがギュッと凝縮されたまろやかかつ濃厚な味わい。
「フォレジャー」で人気の3種のミニバー入りボックス/12コレクションボックス フォレジャー 2376円(税込)
一方、「Equator(エクエイター)」は、カカオ豆の獲れる赤道付近の食材をコンセプトにしたコレクションだ。唐辛子の刺激が癖になるダークチョコレート「スパイス」やダークミルクチョコレートに甘酸っぱいほおずきがアクセントになった「ゴールデンベリー」など、五感を刺激するエキゾチックなフレーバーが揃う。
「エクエイター」で人気の3種のミニバー入りボックス/13 コレクションボックス エクエイター 2268円(税込)
味はもちろん、インパクトのあるアーティスティックなパッケージも魅力の「Chocolate Naive」は、ギフトにもお薦め。これまでにないチョコレート体験を楽しんでみてはいかがだろうか。


「Chocolate Naive」
https://www.chocolatenaive.jp

閑静な住宅街にたたずむ知る人ぞ知る名店
──パティスリー ジュン・ウジタ

東京は目黒区 碑文谷の閑静な住宅街にひっそりとたたずむ「パティスリー ジュン・ウジタ」は、遠方から足繁く通うリピーターも多い知る人ぞ知る名店。
手掛けるのは、宇治田 潤氏。「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」や「パティスリー雪乃下」をはじめとする国内外の有名洋菓子店で活躍した後、2011年に自身の名を冠した店をオープンした。

「おいしいという感動を伝えたい」という思いから、丹念に作り出されるスイーツは繊細な味わいが特徴。
「パティスリー ジュン・ウジタ」のパティシエ宇治田 潤氏
「パティスリー ジュン・ウジタ」のパティシエ宇治田 潤氏
生ケーキや焼き菓子は言うまでもないが、最近では、氏がカカオ豆の焙煎から手掛けるタブレットやボンボンショコラなどのチョコレートにも注目が集まっている。

今年は人気が高いボンボンショコラに、フランス・日本それぞれを感じることのできる新作が登場。定番の5種(バニラ、カフェ、ミルク、キャラメルラム、ノワール)に、2021年限定でよもぎ、コアントローパルプ、ペッシュメルバ、ヴァンショー、マールドシャンパーニュの5種が加わった。ガナッシュに自家製のショコラを使用したオリジナリティ溢れる逸品だ。特によもぎは、独特な苦味とショコラとの相性が良いというのでぜひ味わってみてほしい。
ボンボンショコラ詰め合わせ 10個入り/3402円(税込)
ボンボンショコラ詰め合わせ 10個入り/3402円(税込)
その他、自家製タブレットも人気商品の一つ。

カカオの味がダイレクトに楽しめるシンプルなものから、ナッツの入ったものまで種類も豊富なので、あれこれ選ぶのも楽しい。
自家製ショコラに糖衣がけしたピスタチオをぜいたくにのせたタブレット/タブレット ピスターシュ 1188円(税込)
パティスリー ジュン・ウジタ
http://www.junujita.com


シェフのこだわりがふんだんに詰まったチョコレートは、口福な時間をもたらしてくれるはず。頑張った自分へのご褒美としてや、大切な相手への贈り物として選んでみてはいかがだろうか。

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