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今年のテーマは「Cinematic Attitude」
国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2019」が5月29日に開幕した。SSFF&ASIAは、米国俳優協会(SAG)の会員である別所哲也氏が1999年に「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル」として創立。2004年に米国アカデミー賞公認映画祭となり、現在はアジア最大級の国際短編映画祭にまで成長した。
今年のテーマは「Cinematic Attitude」。ショートフィルムの作り手の感性を通じ、現代の文化や社会を反映する作品に焦点を当てているのが特徴だ。
近年、レクサスはこのSSFF&ASIAに協賛し、若手クリエイターのサポートをしている。2019年は、SSFF&ASIAの会期中、世界各国から「CRAFTED」をテーマに厳選した短編映画5作品をINTERSECT BY LEXUSにて上映する。
今年のテーマは「Cinematic Attitude」。ショートフィルムの作り手の感性を通じ、現代の文化や社会を反映する作品に焦点を当てているのが特徴だ。
近年、レクサスはこのSSFF&ASIAに協賛し、若手クリエイターのサポートをしている。2019年は、SSFF&ASIAの会期中、世界各国から「CRAFTED」をテーマに厳選した短編映画5作品をINTERSECT BY LEXUSにて上映する。

今回は、Lexus Internationalの沖野和雄氏と、SSFF&ASIAのオーガナイザーを務める別所哲也氏の2人に、レクサスが追求する「CRAFTED」の精神について、話を聞いた。
相手を慮り、人の力を信じる

レクサスが掲げる「CRAFTED」の精神。これは相手のことをとことん考え抜き、相手が真に求めることに対して、その人以上に思いを巡らせること。そのためにレクサスは匠の技から最先端のテクノロジーに至るまで、ありとあらゆる方法を駆使して、新しい体験を生み出し続ける。レクサスブランドマネジメント部Jマーケティング室の室長を務める沖野氏は「CRAFTED」の精神について、さらにこう付け加える。
「車づくりにおける、開発から生産、販売、あらゆる場面において私たちは、お客様がいかに笑顔になれるか、気持ち良くなれるか、新しい喜びを見つけられるかを追求しています。常にお客様のことを考え抜いているのがレクサスです」
それでは、なぜ自動車メーカーであるレクサスが、SSFF&ASIAという国際映画祭に協賛をしているのか。
レクサスは、若手クリエイターの育成に継続的に力を入れている。「LEXUS DESIGN AWARD」では未来を創造する気鋭のクリエイターの育成支援を、そして「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」では、日本の各地でチャレンジしている若き「匠」を世界へ羽ばたかせる支援をするなど、未来のプロダクトから伝統工芸まで、そこに飛び込む若者たちのサポートを続けているのだ。沖野氏はこの取り組みについて次のように語る。
「常に変わり続けないと、単に『古い』というだけになってしまう恐れがあり、『魅力的な伝統』であり続けられないのです。歌舞伎なども新しい要素を取り入れて変化している。変化しているからこそ歌舞伎の伝統は現代でも『かっこいい伝統』であり続けているのです。常に新しいことにチャレンジするのは大事だと思いますね」
人の力を信じ、人から人へバトンをつなげる。これがレクサスの掲げる「CRAFTED」の精神に通じている。さらに、「CRAFTED」の精神を体現している人々がいると沖野氏は続ける。
「一般的に、ある領域の“専門家”となるには10,000時間の経験が必要と言われていますが、レクサスの“匠”と呼ばれる人たちは60,000時間(約30年)もの時間をかけて、その道を究めます。鍛錬を積んだ人間にしか分からない領域にまで、感性や感覚を研ぎ澄ませ、素晴らしいものをお客様にお届けしたいと考えています」
「CRAFTED」というレクサスの精神を支える匠の人々。彼らの技だけでなく思いを伝えるため、レクサスが日本の匠に焦点を当て制作したのがドキュメンタリー映像「Takumi - A 60,000-hour story on the survival of human craft」。SSFF&ASIAのオープニングセレモニーで、このドキュメンタリーの一部が流れると、60,000時間という途方もない長さに、会場はどよめきたった。
「車づくりにおける、開発から生産、販売、あらゆる場面において私たちは、お客様がいかに笑顔になれるか、気持ち良くなれるか、新しい喜びを見つけられるかを追求しています。常にお客様のことを考え抜いているのがレクサスです」
それでは、なぜ自動車メーカーであるレクサスが、SSFF&ASIAという国際映画祭に協賛をしているのか。
レクサスは、若手クリエイターの育成に継続的に力を入れている。「LEXUS DESIGN AWARD」では未来を創造する気鋭のクリエイターの育成支援を、そして「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」では、日本の各地でチャレンジしている若き「匠」を世界へ羽ばたかせる支援をするなど、未来のプロダクトから伝統工芸まで、そこに飛び込む若者たちのサポートを続けているのだ。沖野氏はこの取り組みについて次のように語る。
「常に変わり続けないと、単に『古い』というだけになってしまう恐れがあり、『魅力的な伝統』であり続けられないのです。歌舞伎なども新しい要素を取り入れて変化している。変化しているからこそ歌舞伎の伝統は現代でも『かっこいい伝統』であり続けているのです。常に新しいことにチャレンジするのは大事だと思いますね」
人の力を信じ、人から人へバトンをつなげる。これがレクサスの掲げる「CRAFTED」の精神に通じている。さらに、「CRAFTED」の精神を体現している人々がいると沖野氏は続ける。
「一般的に、ある領域の“専門家”となるには10,000時間の経験が必要と言われていますが、レクサスの“匠”と呼ばれる人たちは60,000時間(約30年)もの時間をかけて、その道を究めます。鍛錬を積んだ人間にしか分からない領域にまで、感性や感覚を研ぎ澄ませ、素晴らしいものをお客様にお届けしたいと考えています」
「CRAFTED」というレクサスの精神を支える匠の人々。彼らの技だけでなく思いを伝えるため、レクサスが日本の匠に焦点を当て制作したのがドキュメンタリー映像「Takumi - A 60,000-hour story on the survival of human craft」。SSFF&ASIAのオープニングセレモニーで、このドキュメンタリーの一部が流れると、60,000時間という途方もない長さに、会場はどよめきたった。
レクサスが追求する「CRAFTED」の哲学
SSFF&ASIAのオーガナイザーである別所哲也は、この「CRAFTED」の精神をどのように受け止めているのだろう。別所氏は「僕は物語が感じられる、あるいはその背景にある物語が語りかけてくれるものが『CRAFTED』の存在だと思います」と話す。
その「物語」とはいったいどのようなものなのだろう。
「僕はSSFF&ASIAに関わらせていただきながら、俳優として表現することを仕事にしていますが、常々、人間は物語る動物だと思っています。『今日こんなことがあったよ』、『あの映画どうだったよ』、『今日食べたご飯がこうだったよ』とか、僕たちのコミュニケーションすべてが、人と分かち合いたい“物語”であると思います。
そしてさらに純度を上げ、自分と向き合い、内なる声で問いかけ、それを外に向かって発信していく。そういう遠心力と求心力の両方を持った“物語”のようなものが強く存在するのが『CRAFTED』の世界だと思っています」
さらに別所氏は、『CRAFTED』について、次のように続ける。
「僕が考えるもうひとつの『CRAFTED』は、体温、人のぬくもりですね。演劇を始めたときに舞台の俳優としてスタートしたので、そこにある“手作り感”がはじめの一歩でした。
こういう時代に生きていると忘れがちですが、マーケットにある魚の切り身ひとつをとっても、朝早く漁師さんが魚を釣って、いろいろな人が運んで、それを切り身にして店頭に置くというプロセスやトレーサビリティがあります。
つい最終形だけを見て考えがちですが、その中には必ず人のぬくもりや体温、手作りのものがギュッと詰まっている。それが『CRAFTED』の世界だと思います」
隅々まで人のぬくもりが行き届くこと。現代社会で忘れがちな手作り感こそが大切だと別所氏は言う。そして別所氏はレクサスが追い求める「CRAFTED」の精神を、映画の中にも見出しているようだ。
「どんな短い映画でも、そこには想像力の宇宙のような、海のようなものがあります。自分自身が突き詰めたい何か、自分の中で心躍るもの、自分の追い求めたいもの、それを突き詰めていくと宇宙のようなものが必ず存在します。レクサスが追い求めているものはそういうものに重なる部分があると思うので、よりクリエイティブなエンターテイメントや、クリエイターたちの想いに寄り添っていけると思うんです」
その「物語」とはいったいどのようなものなのだろう。
「僕はSSFF&ASIAに関わらせていただきながら、俳優として表現することを仕事にしていますが、常々、人間は物語る動物だと思っています。『今日こんなことがあったよ』、『あの映画どうだったよ』、『今日食べたご飯がこうだったよ』とか、僕たちのコミュニケーションすべてが、人と分かち合いたい“物語”であると思います。
そしてさらに純度を上げ、自分と向き合い、内なる声で問いかけ、それを外に向かって発信していく。そういう遠心力と求心力の両方を持った“物語”のようなものが強く存在するのが『CRAFTED』の世界だと思っています」
さらに別所氏は、『CRAFTED』について、次のように続ける。
「僕が考えるもうひとつの『CRAFTED』は、体温、人のぬくもりですね。演劇を始めたときに舞台の俳優としてスタートしたので、そこにある“手作り感”がはじめの一歩でした。
こういう時代に生きていると忘れがちですが、マーケットにある魚の切り身ひとつをとっても、朝早く漁師さんが魚を釣って、いろいろな人が運んで、それを切り身にして店頭に置くというプロセスやトレーサビリティがあります。
つい最終形だけを見て考えがちですが、その中には必ず人のぬくもりや体温、手作りのものがギュッと詰まっている。それが『CRAFTED』の世界だと思います」
隅々まで人のぬくもりが行き届くこと。現代社会で忘れがちな手作り感こそが大切だと別所氏は言う。そして別所氏はレクサスが追い求める「CRAFTED」の精神を、映画の中にも見出しているようだ。
「どんな短い映画でも、そこには想像力の宇宙のような、海のようなものがあります。自分自身が突き詰めたい何か、自分の中で心躍るもの、自分の追い求めたいもの、それを突き詰めていくと宇宙のようなものが必ず存在します。レクサスが追い求めているものはそういうものに重なる部分があると思うので、よりクリエイティブなエンターテイメントや、クリエイターたちの想いに寄り添っていけると思うんです」

ショートフィルムの中に詰まる作り手の想像力。宇宙まで突き詰めていくその強い想いこそが、レクサスが追求する「CRAFTED」の哲学につながっていく。そして最後に、別所氏はSSFF&ASIAについて次のように想いを込める。
「この映画祭は21年目になりますが、僕が始めた1999年から、いい意味での手作り感を感じられる映画祭でした。みなさんと接する場を作り、ショートフィルムを通じて映画の宇宙へ旅に出ていける場所を作っているつもりなので、会場でもオンラインでもみなさんがシネマトリップしていただける機会にしていただきたいですね」
「CRAFTED」をテーマにした世界各国から厳選されたショートフィルム作品はINTERSECT BY LEXUSでご覧いただけます。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
■SHORT FILM THEATER@INTERSECT BY LEXUS
・開催期間:5月29日(水)~ 6月17日(月)
・実施概要:「CRAFTED」をテーマにした世界各国から厳選されたショートフィルム5作品を上映します。
・URL:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/shortshorts2019.html
■国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF&ASIA )2019への協賛 詳しくはこちら
URL: https://lexus.jp/pressrelease/news/20190531.html
「この映画祭は21年目になりますが、僕が始めた1999年から、いい意味での手作り感を感じられる映画祭でした。みなさんと接する場を作り、ショートフィルムを通じて映画の宇宙へ旅に出ていける場所を作っているつもりなので、会場でもオンラインでもみなさんがシネマトリップしていただける機会にしていただきたいですね」
「CRAFTED」をテーマにした世界各国から厳選されたショートフィルム作品はINTERSECT BY LEXUSでご覧いただけます。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
■SHORT FILM THEATER@INTERSECT BY LEXUS
・開催期間:5月29日(水)~ 6月17日(月)
・実施概要:「CRAFTED」をテーマにした世界各国から厳選されたショートフィルム5作品を上映します。
・URL:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/shortshorts2019.html
■国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF&ASIA )2019への協賛 詳しくはこちら
URL: https://lexus.jp/pressrelease/news/20190531.html