VISIONARYMAGAZINE BY LEXUS

CULTURE

遺伝子組み換え技術のメリットを打ち出した
チョコレートブランド

2019.05.15 WED
遺伝子組み換え技術のメリットを打ち出したチョコレートブランド

遺伝子組み換え技術を用いた作物(Genetically Modified Organisms=GMO)に対して、ネガティブなイメージをもつ人は少なくないだろう。実際、欧米でも時としてメディアから非難の矛先を向けられ、"オーガニック"の方が良いと信じる多くの消費者は手を出そうともしなかった。アメリカの農業者団体はこの先入観を変えようと、GMOの優位性をアピールするチョコレートバーを発表した。

© Stylus 2019

SHARE

この記事をシェアする

農業系コレクティブが開発

「エートス」というブランド名が与えられた写真のチョコレートバー。実は、遺伝子組み換え技術によって、病気などによる絶滅の危機から救われた作物を用いてつくられている。

自然環境に配慮した持続可能な農法で栽培されたドミニカ共和国産のココアをベースにした同商品。ワシントン州を拠点に1,600名以上のメンバーが所属する農業系組織「ア・フレッシュ・ルック」がリリースしたものだ。

バレンタインデーの時期にウェブサイトで無料プレゼントキャンペーンが行われ大きな話題となったフレーバーのうち、「ザ・サバイバー」と名付けられたものは、ハワイ生産の遺伝子組み換えパパイヤを使用している。その名のとおり、かつて病気のために全滅の危機に瀕したこともあるパパイヤを、遺伝子組み換え技術が救ったのだ。

「ザ・ヒーロー」に使われているフロリダ産のオレンジも、致命的な被害を与えるカンキツグリーニング病(柑橘系作物の病害で、感染すると枝先から徐々に衰弱し、最終的に枯死する)に対して耐性の強い品種を、遺伝子組み換え技術で開発したことにより、全滅を免れたものだ。

そして「ザ・トレンドセッター」は、カットしてから時間が経過しても“果肉が茶色に変色しにくいリンゴ”のフレーバーが加えられたもの。このリンゴの品種もまた、遺伝子組み換え技術によって誕生したものだが、果肉が変色しにくいため、結果的に食物廃棄の低減に貢献することが期待されている。

このようにエートスは、一般的にネガティブなイメージが植え付けられた遺伝子組み換え作物の意義を再考することによって、「オーガニックの方が地球にとって“より良いもの”である」という先入観に一石を投じ、サステイナビリティの在り方に新たな光を与えている。
記事一覧へ

FOLLOW US

Mail News

レクサスの最新情報をお届けしています。
VISIONARYの記事情報も配信中。

Twitter

VISIONARYの最新記事や過去の人気記事を投稿します。

配信通知

VISIONARYの最新記事をプッシュ通知でお届けします。

RELATED

関連リンク

RECOMMENDED

あなたへのおすすめ

よく読まれている記事RANKING
今週の編集部
おすすめ記事
PICKUP
    よく読まれている記事RANKING
    今週の編集部
    おすすめ記事
    PICKUP
      FOLLOW USVISIONARYの最新情報をお届けします。
      • Mail News
      • Twitter
      • 配信通知