いますぐ欲しい! 最短1時間で届く幸せ
瞬間的な欲望の充足と高度な利便性が求められる現代。消費者がインターネットで注文した商品を最短時間で届けるため、小売業者は注文の受付から1時間以内に配達する特急配送サービスなど画期的なサービスを導入して物流における新分野を開拓している。たとえば中国のEコマース大手、JD.comが展開する「7Fresh」や、ライバル企業であるアリババの「Hema」など、中国の大都市では、生鮮スーパーから3キロ圏内では1時間配送がすでに現実のものとなっている。買い物の最後にレジを通ると、購入した商品はそのままベルトコンベヤーで建物内の物流ハブに運ばれ、30分以内に自宅に届けられる仕組みとなっている。
また、世界の2,000以上のラグジュアリー・ブランドが集まるオンラインショッピングサイト「Farfetch(ファーフェッチ)」は、2017年にGucciとパートナーシップを締結し、ロンドン、ニューヨーク、ドバイ、ロサンゼルス、マドリッドなどの世界10都市で90分以内配送サービスを提供している。Farfetchのウェブサイトやアプリからグッチの商品を購入すると、グッチの正規店で梱包された商品をFarfetchの配送業者が集荷し、ユーザーのもとに届けてくれる。
そのほかにも、ショッピングで購入したアイテムを自分で自宅やホテルまで持って帰るのが面倒という消費者を対象にしたサービスもある。英国のスタートアップ企業、Drop Itは、ロンドン市内にある提携小売店やキオスクに買い物した商品をまとめて預けると、10ポンド(約1,500円)の料金でその日のうちに指定の場所に届けてくれるというサービスを2017年から展開している。専用アプリを利用すれば、提携店舗をマップから検索できるだけでなく、地図上で自分の荷物がどこにあるかリアルタイムで追跡することもできる。
そのほかにも、ショッピングで購入したアイテムを自分で自宅やホテルまで持って帰るのが面倒という消費者を対象にしたサービスもある。英国のスタートアップ企業、Drop Itは、ロンドン市内にある提携小売店やキオスクに買い物した商品をまとめて預けると、10ポンド(約1,500円)の料金でその日のうちに指定の場所に届けてくれるというサービスを2017年から展開している。専用アプリを利用すれば、提携店舗をマップから検索できるだけでなく、地図上で自分の荷物がどこにあるかリアルタイムで追跡することもできる。
生鮮食品を自宅の冷蔵庫に直接お届け
スマートロックのスタートアップ企業August、カリフォルニアの宅配サービス、Delivと提携したウォルマートは、2017年からユーザーの冷蔵庫に商品を直接届ける画期的なサービスを展開している。これは、Walmart.comで注文した商品を受け取る際、留守の場合は配達人がワンタイムパスワードでスマートロックを解錠して室内に入り、冷蔵庫まで商品を届けてくれるというもの。配達人は鍵を使わないので安全性も高く安心。室内には監視カメラが設置されており、受取人はアプリからリアルタイムの状況を確認できるほか、ドアの開閉をコントロールすることもできる。
クルマが宅配ボックスに
物流のパイオニア、アマゾン。2017年にスマートドアロックを利用して不在宅の中まで注文品を届けるサービス「Amazon Key」の追加機能として、シボレー、ビュイック、ゼネラルモーターズ、キャデラック、ボルボの2015年以降のモデルを対象に、クルマのトランクに商品を配送してくれるサービスを全米37都市で提供している。有料会員サービス「プライム」の加入者は、クラウド接続機能を備えた「コネクテッドカー」と「Amazon Key」アプリをリンクさせれば、自分のクルマを配送先として指定、遠隔操作でトランクを解錠・施錠することができる。配達先住所の近辺にクルマを止め、ナンバープレートの画像と車種説明を送信すれば、トランクに荷物が届けられるという便利なサービスだ。
ハンズフリーのスマートスピーカーで
ショッピング革命が起きる