車を愛してやまないカーガイのためのコレクション
これまでも「Crafted for LEXUS」や「LEXUS Collection」など、レクサスならではのライフスタイルを提案するためのグッズコレクションをリリースしてきたレクサス。新たに2018年冬より、「MN(マスターズ・ネットワーク)コレクション」をスタートさせる。レクサスの「唯一無二の体験を創り出す」という姿勢を、「唯一無二の高い技術や世界観」を持つブランドとのコラボレーションにより創り上げたアイテムを通して体感してもらいたい、との狙いから生まれた新たなるコレクションだ。クルマを愛してやまない大人たちに向けて究極のモノづくりを行い、彼らのライフスタイルシーンを、オン・オフ問わず輝かせるグッズをリリースしていくという。

その第一弾として登場するアイテムが、ジャパンメイドのものづくりを世界へ発信する眼鏡ブランドである「ファクトリー900」と共同開発したドライビンググラスだ。今回、MNコレクションの第一弾をリリースするにあたり、ファクトリー900をコラボレーション相手に選んだ理由について、レクサスグローバルデザイン企画部の稲冨克彦氏は以下のように語る。
「以前、お客様とプロのドライバーが集うサーキット走行イベントに参加した際に、カーガイである皆さんがヘルメットを装着する時の、眼鏡やサングラスの取り外しの煩わしさや視界確保の悪さを、自身の体験も含め強く感じました。そこでレクサスのデザインフィロソフィー'L-finesse'の思想を取り入れ機能性と独創性を併せ持つドライビンググラスを創り出せないかと、唯一無二な眼鏡づくりをされているファクトリー900さんの門を叩いたのです」
「以前、お客様とプロのドライバーが集うサーキット走行イベントに参加した際に、カーガイである皆さんがヘルメットを装着する時の、眼鏡やサングラスの取り外しの煩わしさや視界確保の悪さを、自身の体験も含め強く感じました。そこでレクサスのデザインフィロソフィー'L-finesse'の思想を取り入れ機能性と独創性を併せ持つドライビンググラスを創り出せないかと、唯一無二な眼鏡づくりをされているファクトリー900さんの門を叩いたのです」

一方、ファクトリー900のデザイナー、青山嘉道氏は、レクサスからのオファーをどう受けとめたのだろうか。
「我々はプラスチックフレームの素材であるアセテートの可能性を最大限に引き出すこと、そして機能以上に心に響くアート的な側面を表現することを目指した眼鏡づくりをしてきました。とはいえ、機能性を追求した眼鏡フレームというのはもともと取り組みたかったところですし、メタルフレームで作ることも大きな挑戦だと思いました。ですから、楽しくなって何枚ものデザインスケッチを描きました」
こうして、途方もない前後左右Gにさらされてもきちんと顔にフィットすること、走行中にフレーム枠が視界の妨げにならないこと、そしてヘルメットをかぶったままでも着脱しやすいことなど、多岐に渡る要件に照らし合わせて、当初のアイデアを絞っていったという。
「我々はプラスチックフレームの素材であるアセテートの可能性を最大限に引き出すこと、そして機能以上に心に響くアート的な側面を表現することを目指した眼鏡づくりをしてきました。とはいえ、機能性を追求した眼鏡フレームというのはもともと取り組みたかったところですし、メタルフレームで作ることも大きな挑戦だと思いました。ですから、楽しくなって何枚ものデザインスケッチを描きました」
こうして、途方もない前後左右Gにさらされてもきちんと顔にフィットすること、走行中にフレーム枠が視界の妨げにならないこと、そしてヘルメットをかぶったままでも着脱しやすいことなど、多岐に渡る要件に照らし合わせて、当初のアイデアを絞っていったという。

強烈な加減速GやコーナリングGの中での使用をふまえた独創的なデザイン
「軽さのために、チタンフレームであることは必須でした。アンダーフレームのような変わったカタチも当初の案にはありましたが、強烈な加減速Gやコーナリング時の横Gの中での使用をふまえて、上下で確実にレンズを支えるタイプに落ち着きました。ドライビングに用いる以上、レンズカーブは抑え目で歪みの少ないレンズを使いたいので、通常フレームのカタチはレンズカーブに沿うものですが、あえてオープンエンドにしました。こうしてレンズは視界前面に正しく保持され、フレームは頭の骨格に密着するカタチになりました」と青山氏。

加えて上下2本のダブルブリッジは、ヘルメット装着時に顔から眼鏡をぬき取る際のホールド部分にもなる。一方、剛性の高いフレーム前面とは対照的に、テンプル部分はしなやかなベータチタンを採用しており、ヘルメットをかぶったままの抜き差しの容易さはもちろん、着実にドライバーのこめかみにフィットする。
「こうしてメタルモデル(LXF-001)が完成してきた時、同じ原理、同じエスプリでアセテートでも作れるんじゃないかと考えたんです。それがLXF-002で、正面からのグラフィックはLXF-001に似ていますが、異なるフレームワークになっています。レーシーなメタルモデルに対して、同じようにスポーティながらも柔らかくカジュアルな雰囲気に仕上げられたと思います」
カラーリングもアセテートモデルの特徴だが、ここがクルマと眼鏡の違いがもっとも出たところかもしれないと、青山氏はふり返る。
「こうしてメタルモデル(LXF-001)が完成してきた時、同じ原理、同じエスプリでアセテートでも作れるんじゃないかと考えたんです。それがLXF-002で、正面からのグラフィックはLXF-001に似ていますが、異なるフレームワークになっています。レーシーなメタルモデルに対して、同じようにスポーティながらも柔らかくカジュアルな雰囲気に仕上げられたと思います」
カラーリングもアセテートモデルの特徴だが、ここがクルマと眼鏡の違いがもっとも出たところかもしれないと、青山氏はふり返る。

「レクサスならではのカラーといいますか、独自のものでなくてはならない。でもクルマの色そのままではなく眼鏡カラーといいますか、顔なじみのよさを考慮しながら、レクサスの世界観を表現できるカラーを選びました。モノづくりとして共鳴するところ、共通しているところ、目指す一緒のものはあっても、ぶつかるところはやはりあるんです。でも、そこがぬるま湯で終わるようなコラボレーションにはない、緊張感から生まれた、このドライビンググラスの独創性に結実していると思います。開発には正味1年半以上かかりましたが、我々だけでは創れなかった眼鏡に仕上がっていますから」
「LXF-001」と「LXF-002」は12月よりファクトリー900の原宿にある直営店「FACTORY 900 TOKYO BASE」で販売される。その他の取扱店はレクサス、FACTORY900のホームページで逐次、案内される予定だ。
単なるコラボレーションの域を超えて、お互いに緊張感をもって究極のモノづくりを追求するMNコレクション。第2弾以降も、どのようなストーリーをもつアイテムでカーガイのライフスタイルシーンを彩ってくれるのか目が離せない。
「LXF-001」と「LXF-002」は12月よりファクトリー900の原宿にある直営店「FACTORY 900 TOKYO BASE」で販売される。その他の取扱店はレクサス、FACTORY900のホームページで逐次、案内される予定だ。
単なるコラボレーションの域を超えて、お互いに緊張感をもって究極のモノづくりを追求するMNコレクション。第2弾以降も、どのようなストーリーをもつアイテムでカーガイのライフスタイルシーンを彩ってくれるのか目が離せない。


1,300kmのロングドライブで見つけた、
日本のものづくりの原点 岡山編