JOURNEY

「白じゃなくてもいいんです!」。
“プチカスタマイズ”で拡がる家電のデザイン力

2018.11.07 WED
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「白じゃなくてもいいんです!」。
“プチカスタマイズ”で拡がる家電のデザイン力

2018.11.07 WED
「白じゃなくてもいいんです!」。“プチカスタマイズ”で拡がる家電のデザイン力
「白じゃなくてもいいんです!」。“プチカスタマイズ”で拡がる家電のデザイン力

最新鋭のコンシューマー・エレクトロニクスやホーム・アプライアンスが集結するIFA(国際コンシューマー・エレクトロニクス展)。ベルリンで開催されたこの見本市の最大のテーマは、パーツの色や付属アクセサリの種類などプロダクトのディテールまで自分の好みにセレクトできる“プチカスタマイズ”だった。

(読了時間:約2分)

© Stylus 2018, Getty Images

フードミキサーから掃除機、冷蔵庫まで

ドイツ・ベルリンで毎年開催される世界最大級のコンシューマー・エレクトロニクス&ホーム・アプライアンス見本市、IFA。今年の最注目トレンドは「カスタマイズ」で、多数のブランドが、家電、タブレット端末、スマートフォンなどを消費者個人の好みに合わせてカスタマイズできるオプションを次々に発表した。

一人ひとりのライフスタイルやインテリアに合わせて電化製品をコーディネートできるサービスに各社が注力しているなか、一番注目を集めているのがキッチン家電だ。昨年のIFA 2017ではボディ、ドアといった比較的大きなパーツをセレクトできる冷蔵庫が登場して話題となったが、今年は、デザインのディテールを自分好みにパーソナライズする“プチカスタマイズ家電”がキーワードとなっている。

なかでも他ブランドに先駆けてスマート家電の開発に取り組んできた、地元ドイツの「ボッシュ」は、ウェブサイト上で自由に商品のカスタマイズができる機能「MyMum」を発表。例えば、フードミキサー「Mum 5」シリーズでは、81ある選択肢からパーツカラーや付属アクセサリを自由に選ぶことができる(このサービスは現在のところドイツ市場でのみ提供)。
カラフルなラインナップの冷蔵庫

白物家電は過去の遺物に

中国の家電メーカー「ハイセンス」も、型にはまった「白物家電」から離れて「Colour Your Life(=暮らしに色を)」や「You know, it doesn’t have to be white(=白じゃなくてもいいんです)」といったスローガンを掲げてカラフルなラインナップの冷蔵庫を発表した。一方、欧州市場では既にトップの白物家電ブランドとして知られるトルコの「ベコ」も、機能的でスタイリッシュな新デザインの掃除機シリーズをリリースし、「Customize According to Your Lifestyle(=ライフスタイルに合わせてカスタマイズしよう)」と消費者に熱いメッセージを語りかけていた。

またワインキャビネット、シガーキャビネットなどで有名なスイスの高級家電メーカー「リープヘル」は昨年、オンラインで手軽に小型冷蔵庫のカスタムデザインができる機能「My Style」を発表したが、2018年版の最新バージョンでは、冷蔵庫と冷凍庫のカラーコンビネーションもカスタマイズできるようになった。好みの色やグラフィックを組み合わせてオリジナルデザインを楽しむことができる。

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