連続するヘアピンカーブはまさに芸術──イタリア
標高およそ2,700m、イタリア北部にあるステルヴィオ峠はヨーロッパでは人気のドライブルートで、道が描き出す曲線美はまさにアート作品のよう。豪雪に耐えるように、道を守る強固なガードレールが印象的だ。

壮麗たる絶景に息をのむ──オーストリア

オーストリア最高峰(標高3,798m)、グロースグロックナーの尾根を走るグロースグロックナー・アルプス山岳道路は、全長20km、最高点の標高は2,500mに達し、欧州のカーメーカーが新規開発車のテストドライブを行う場所としても知られている。この道を走った人の誰もが立ち寄るカイザー・フランツ・ヨーゼフス・へーエ展望台からは、ホーエ・タウエルン国立公園の雄大な山々のパノラマビューを楽しめる。
荒涼とした大地を駆け抜ける──オーストリア

イタリアとの国境付近の山岳路。岩肌が露出した山あいに通されたこの一本の道は、グロースグロックナーとはまた異なる、荒涼とした大自然の絶景が楽しめる。そのまま国境を越えて、ブルーニコやメラーノといった北イタリアの町を観光するのもお勧め。
雄大なアルプスの地でドライブの醍醐味を体感する──スイス

ヨーロッパ6カ国にまたがるアルプス山脈の一角。標高が高いため、いまにも手の届きそうなところに雲が漂う。湖に沿うようにして続くワインディングロードは、走っても眺めても楽しい。
ピレネーの山々に囲まれたドライブコース──スペイン

ヨーロッパの南西部、フランスとスペインの国境を東西に走るピレネー山脈の峠付近で撮影した1カット。岩肌が露出するこの辺りには、何度走っても飽きないワインディングロードが無数に存在する。
ラリードライバーの気分で峠を攻めたい──フランス

イタリアからほど近い、フランス・モナコの北に位置するソスペルの街。この街の郊外にあるワインディングロード(の一部)はモンテカルロ・ラリーのルートにも組み込まれており、気持ちのいい中低速コーナーが続くのが魅力。歴史的なラリーの舞台であることを思いながら走ると、ドライブが一段と楽しくなる。
大地を切り拓く「日本の絶景」おすすめドライブルート6選:
壮大なスケールの自然が非日常へといざなう