JOURNEY

懐かしのクレヨンが、ビューティーの新常識となる?

2018.07.27 FRI
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懐かしのクレヨンが、ビューティーの新常識となる?

2018.07.27 FRI
懐かしのクレヨンが、ビューティーの新常識となる?
懐かしのクレヨンが、ビューティーの新常識となる?

いつからか手にしなくなった色とりどりのクレヨンが、メイクアップの最新アイテムとして人気急上昇中。カラーバリエーションの豊富さ、遊び心のあるデザインが主な人気の理由だが、朝のメイク時間をできる限り短縮したいと考える働く女性のニーズにも応えている。

(読了時間:約2分)

© 2018 Stylus

遊び心と使い勝手の両立

幼少の頃、お絵かきで慣れ親しんだクレヨン。スケッチブックのみならず、新聞などからかき集めたチラシの束やいらなくなったダンボールなどに、家族、クルマ、花、お気に入りのテレビキャラクターなど、カラフルな色彩を使って心赴くままに絵を描いた記憶は誰の心にもあるだろう。しかしやがて小学校に入ったくらいからクレヨンを使う頻度は減り、いつしか手にすること、目にすることすらなくなる……。

そんなちょっとノスタルジックな感情を想起させるクレヨンが、いまメイクの人気ツールとしてカムバックの兆しを見せている。この勢いを後押ししているのはティーンネイジャーから若い女性たち。プロダクトデザインが醸し出す遊び心と、アイライナーからリップスティックまで一つの商品でいく通りにも使える使い勝手の良さが売りだ。

このトレンドにいち早く目をつけたブランドの一つが、イギリス発の化粧品ブランド「Crayola」。同社がeコマースのリテーラー「Asos」とコラボレーションして展開するのが「Crayola Beauty」で、削り出したばかりのクレヨンを彷彿とさせるデザインはまさにノスタルジック。95色の豊富なカラーバリエーションを取り揃えており、年齢、肌の色を問わず、自分にいちばん合ったものを選べるのも嬉しい。文字通りお絵かきと同じ調子で化粧ができ、異なる色を組み合わせて“クリエイティブ”なメイクを推奨している点もユニークだ。
遊び心と使い勝手の両立

メイク時間短縮のニーズに応える

日本のブランド「RMK」も同様にクレヨンからインスピレーションを受けた「RMK Multi Crayon」をリリース。アイシャドー、リップスティック、頬紅と1本3役をこなせる優れものだ。そのほかニューヨーク発の「Milk Make-up」やイギリス発の「Trinny London」もクレヨン型の商品をラインアップする。プロダクトデザインのみならずメイクの方法もクレヨンでのお絵かきに倣って、頬や唇に塗った色をさらに指を使って自在に伸ばし、自分好みのメイクを完成させることを奨めている。中国で行われた調査では、都市部に住む女性の67%がメイクを簡略して、時間の短縮を図りたいと答えており、この傾向は他の主要都市でも見られる。クレヨンメイクが今後も人気を伸ばしていくことは間違いなさそうだ。

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