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レクサスとビームスによるコラボ「LIFE WITH NEW TAKUMI」は、刺激的な出会いを生む「魔法のドア」だ

2018.02.02 FRI
レクサスとビームスによるコラボ「LIFE WITH NEW TAKUMI」は、刺激的な出会いを生む「魔法のドア」だ

NEW TAKUMI PROJECT」をきっかけとして、INTERSECT BY LEXUS - TOKYOとBEAMS JAPANのコラボレーション展示が行われることが決定した。レクサスとビームスという異業種のコラボレーションは、豊かな出会いを生む「魔法のドア」になりそうだ。

(読了時間:約5分)

Photograph by Kotaro Washizaki
Text by Shunta Ishigami

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COLLABORATED WITH

意外なコラボレーション

「INTERSECT BY LEXUS - TOKYO」と「BEAMS JAPAN」のコラボレーション展示企画、『LEXUS×BEAMS JAPAN|LIFE WITH NEW TAKUMI~新しい匠、新しい暮らし~』が、新宿のビームス ジャパンで1月23日(火)から2月6日(火)まで、INTERSECT BY LEXUS - TOKYOでは1月23日(火)から2月19日(月)まで開催されている。

発端となったのは、レクサスが若き匠のモノづくりをサポートするプロジェクト、「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」。2016年から始まったこのプロジェクトは、全国47都道府県でさまざまな伝統工芸に取り組む若き「匠」が、全国そして世界へと羽ばたけるよう、プロダクトの企画からバイヤーへのプレゼンテーションまでサポートすることで知られている。

今回は、「新しい匠のモノづくりが、新しい暮らしをつくる。」をテーマに、ビームスを代表するバイヤーや、実際に店舗で働いている6人のスタッフが、「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」から生まれたプロダクトを選び暮らしの中に取り入れることで、現代の匠が彩る新しいライフスタイルのワンシーンを提案する企画展示が行われる。

もともとは日本発のラグジュアリーブランドであるレクサスが根幹に掲げている「モノづくり」への情熱を伝えるべく始まった「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」。自動車メーカーであるレクサスが伝統工芸をサポートするだけでも意外に聞こえるが、主にファッションを扱うセレクトショップであるビームスとコラボレーションするとなると、ますますその意外性は強まってくる。一体なぜこのコラボレーションは生まれたのだろうか?
1月17日(水)に行われたイベントで匠が完成させたプロダクトが発表された。
1月17日(水)に行われたイベントで匠が完成させたプロダクトが発表された。

ブランドの“コア”を伝える方法

「高級車と工芸品やアートをひとつのブランドが一気通貫して伝えようとするというのは、ひとつの事件だと思うんです。何でもありのように見えて、コアはある。さらにビームスがコラボレーションすることでいい“違和感”が生まれ、コアにあるモノづくりの精神を一緒に広げていきたいと考えています」

そう語るのは、今回のコラボレーション企画を担当するビームス宣伝広報統括本部 コミュニケーションディレクターの土井地博氏。土井地氏によれば、ビームスも20年前から「民芸」という言葉を世界標準語にすべく、洋服のみならず民芸品や工芸品を提案してきた。近年では、2016年にオープンした東京・新宿の店舗「BEAMS JAPAN」において「匠からサブカルチャーまで」をキーワードに掲げ、工芸や民芸からポップカルチャーにいたるまで、日本の文化を伝えようとしている。
同イベント時にレクサスとビームスのコラボレーションも発表されている。
同イベント時にレクサスとビームスのコラボレーションも発表されている。
そんなビームスにとって、日本の伝統工芸へ新たな面から光を当てる「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」とコラボレーションするのは、まさに絶好の機会だったという。「手仕事や文化的な魅力を通じてファンをつくるという意味では、規模感や価格帯こそ違えど、レクサスとビームスは近しいところがあるかもしれません」と土井地氏は語る。

「いい時代が来ているなと感じます。昔はブランド主義の時代でしたから、すべて高級ブランドで揃えることがよしとされていた。でも、いまは違う。1,000万円するクルマと数万円の工芸品を同じテンションで扱う方がブランドのイメージを伝えやすい時代です。ビームスでも、数十万円の洋服と数百円の雑貨をカタログ上で並べています。それが現代的な感覚だと思うのですが、アメリカやヨーロッパを見るといまだにブランド主義が根強かったりもする。世界的に見ても、レクサスの取り組みはあまり例がないものだと思うんです」
土井地氏が選んだプロダクトのひとつは、岩手県の鈴木成朗氏が手がける南部鉄器の花瓶だ。
土井地氏が選んだプロダクトのひとつは、岩手県の鈴木成朗氏が手がける南部鉄器の花瓶だ。

「化学反応」を加速させる

「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」に限らず、レクサスはこれまでデザイン、映画、食……とさまざまなジャンルへアプローチを続けてきた。そのどれもが「クルマ」のためのプロジェクトではなく、まさにそのジャンルへ貢献するためのものであることを特徴としている。「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」においても、通常であれば自動車メーカーとは関わりのないような「茶器」も取り上げるし、カタログにクルマの情報が載せられることもない。一見さまざまな取り組みはクルマとまったく関係がないように思えるが、しかし、根底にはレクサスがコアに据える「モノづくり」の精神が流れている。
もうひとつ土井地氏が選んだのは、熊本県の稲田憲太郎氏が手がける肥後象嵌のピンバッジ
もうひとつ土井地氏が選んだのは、熊本県の稲田憲太郎氏が手がける肥後象嵌のピンバッジ
こうしたレクサスの精神を発信し、人と人、文化と文化が「交差」する場所となるべくつくられたのが東京・南青山の「INTERSECT BY LEXUS - TOKYO」だった。カフェやイベント・展示会場として使われることでINTERSECT BY LEXUS - TOKYOが化学反応を起こし、人と人との繫がりを生んできたが、今回ビームスとコラボレーションすることでその化学反応はさらに加速することになるだろう。

「ビームスの店舗は、いわば“メディア”として捉えることもできます。新宿のBEAMS JAPANに来た人にINTERSECT BY LEXUS - TOKYOの存在を伝えられる。INTERSECT BY LEXUS - TOKYOを訪れた人がクルマの話をしなかったとしても、コーヒーを飲みながらアートや伝統工芸の話をして、豊かな暮らしが生まれるのはいいことだと思うんです。大規模なプロモーションをするよりも効果があるかもしれない」
イベント当日は匠ごとにブースが設けられ、土井地氏も匠とコミュニケーションをとっていた。
イベント当日は匠ごとにブースが設けられ、土井地氏も匠とコミュニケーションをとっていた。

刺激的な出会いを生む「魔法のドア」

ビームスが提案しているミッドセンチュリーや北欧の家具と合わさることで、匠がつくったプロダクトの可能性がさらに広がるのではと土井地氏は続ける。

「レクサスとビームスは、競合するのではなく共存する企業。ファッションや民芸、アートなど人々と繋がる“ドア”をいくつもつくっていくことが、ブランドの価値を伝えることに繋がっていく。そういう“ドア”を一緒につくっていきたいと思っています」

本来バラバラだった場所を繋ぐ「ドア」という存在は、必然的に新たな「出会い」を生んでいく。ドアが増えれば増えるほど、その出会いはより複雑で豊かなものになっていくだろう。レクサスにとって、ビームスとのコラボレーションはとりわけ刺激的な出会いを生む「魔法のドア」になりそうだ。
<INTERSECT BY LEXUS - TOKYO>
「INTERSECT BY LEXUS」は、“都市とつながり、人と人、人とクルマが交わる”というテーマのもと、
LEXUSが考えるライフスタイルを体験できるグローバル規模のブランド活動発信拠点。
幅広い分野で、LEXUSが考えるライフスタイルを発信する。

■場所:東京都港区南青山4-21-26
■営業時間:1F CAFÉ SHOP & GARAGE:9:00-23:00 2F BISTRO LOUNGE:11:00-23:00(不定休)
■オフィシャルサイト:www.intersect-by-lexus.com/tokyo
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