JOURNEY

寒い冬こそ走りたい、大人の感性を刺激する海沿いのドライブルート8選

2017.10.27 FRI
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寒い冬こそ走りたい、大人の感性を刺激する海沿いのドライブルート8選

2017.10.27 FRI
寒い冬こそ走りたい、大人の感性を刺激する海沿いのドライブルート8選
寒い冬こそ走りたい、大人の感性を刺激する海沿いのドライブルート8選

前回に続いて、今回は海岸道路や橋を中心にお勧めのドライブルートをピックアップ。これからさらに冷え込む季節、寒い時期だからこそちょっと窓をあけて澄んだ空気を取り入れてドライブしたい。

(読了時間:約5分)

Text & Photographs by Banko Gojo
Edit by Keisuke Tajiri

自然と人工物のコントラストが美しい──岡山県・香川県 瀬戸大橋(トップ写真)

本州から四国に掛かる橋は3本。そのなかでも写真の瀬戸大橋は幾何学的な構造が印象的で、周囲に広がる自然と違和感なくなじんでいる。岡山側から瀬戸大橋を撮影しようと鷲羽山(わしゅうざん)に登る。日が落ち始める夕暮れの時間帯は遠くの島々が霞み、うすい藍色を帯びたファインダーを見ながらシャッターを切る。瀬戸大橋の下をいくつかのタンカーが通り過ぎると辺りは知らない間に暗くなっていた。ちなみに、写真の奥に見える島から先は香川県。

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紀伊半島をぐるりと回る、ロングドライブコース──和歌山県 国道42号(熊野街道)

紀伊半島をぐるりと回る、ロングドライブコース──和歌山県 国道42号(熊野街道)
紀伊半島の高速道路の整備も進み、以前よりはるかに旅がしやすくなった。その中でも白浜から串本にかけて続く、うねるような海岸線はドライブに最適。気分よくステアリングを握っていると、うっかり撮影ポイントを撮り逃がしてしまいそうになるほど。海岸線で風景写真を撮影するのなら、夕暮れどきに白浜の円月島と串本の橋杭岩を撮るといい画になるだろう。

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アクセルは浅めに、気長に走りたい地方道路──青森県 国道101号(大間越街道)

アクセルは浅めに、気長に走りたい地方道路──青森県 国道101号(大間越街道)
青森と秋田を結び、鉄道路線の五能線と寄り添うように続く国道101号。途中に現れる日本海と奇岩を眺めながら、2車線の海岸線を走っていく。道路沿線には有名な観光地もないため人が少なく、ゆったりと走るには最適だ。近くの無人駅に立ち寄って一息入れるのも旅感を味わえるだろう。白神山地の入り口には県道28号があるが、弘前側へと抜けるには未舗装路もあり危険を伴うので注意が必要。

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その美しさからCMのロケ地としてたびたび登場──山口県 角島大橋

その美しさからCMのロケ地としてたびたび登場──山口県 角島大橋
本州と角島を結ぶ、全長およそ1.8kmの橋。本州側の浅瀬付近は宝石のような神秘的なコバルトブルーの海が広がる。島に向かって走っていくと、なだらかな上りからだんだんと勾配がきつくなり、最後は緩い左カーブを描きながら島へと伸びていく。車で走ってみると、真っ直ぐで高低差のない日本の橋の中では、郡を抜いて表情を持った橋だと感じる。門島から100km圏内には山陰の小京都といわれる津和野や、日本最大のカルスト台地が広がる秋吉台などの観光スポットがあるので足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

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日本海とは違う濃さをもった、黒潮の流れる海を望む快走路──高知県 足摺(あしずり)サニーロード

日本海とは違う濃さをもった、黒潮の流れる海を望む快走路──高知県 足摺(あしずり)サニーロード
四国・高知県にある足摺サニーロードは、主要道路の国道56号線から外れた3桁国道321号線の一部。したがって、大きな町と町をつなぐ道とは違い交通量も少なく、天気のいい日に漁村あたりを通るとのどかな空気に包まれる。そしてトンネルを抜けるたびに青い海を目にすると、まだ見ぬ土地の海を見たような新鮮な気分になる。ちょっと休憩がてら、防波堤のコンクリートに寝そべって海を眺めてみるのもいい。

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雄大な開聞岳は九州屈指の景勝地──鹿児島県 国道226号

雄大な開聞岳は九州屈指の景勝地──鹿児島県 国道226号
指宿(いぶすき)枕崎線と並走するように、国道226号は薩摩半島南部の海岸線を走る。一息つくのは瀬平公園がいいだろう。松並木の先にある開聞岳を堪能できる。天気のいい日には海に浮かぶ屋久島、種子島を見ることができる絶景のポイント。クルマを降りて開聞岳の頂上までトレッキングするのもお勧め。開聞岳の先には、砂風呂で有名な指宿温泉がある。

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サンゴ礁の海をまたぐ橋は宮古島イチのドライブスポット──沖縄県・宮古島 来間大橋

サンゴ礁の海をまたぐ橋は宮古島イチのドライブスポット──沖縄県・宮古島 来間大橋
宮古島と来間島を結ぶこの橋は海の上に架かっているのにもかかわらず、農道に指定されている珍しい橋。無料で通れる橋として日本最長を誇り、その全長は1690m。交通量も少なくのんびり走る島民も少なくない。橋を渡りきって集落を抜けると両側にさとうきび畑が広がり、その先には白いビーチと相まみえる。朝食前に早起きして、誰もいない橋を駆け抜けるのもいいだろう。宮古島をつなぐ、残りの2本の大橋もぜひ堪能してもらいたい。

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一日を振り返りながら、夕日が沈む空のグラデーションを眺めたい──静岡県 御前崎

一日を振り返りながら、夕日が沈む空のグラデーションを眺めたい──静岡県 御前崎
海岸線に沿うように国道150号が走っている。メイン道路から海沿いの道へと外れて浜松方面から御前崎灯台を目指すと、丘を越えるポイントで視界が開ける。目の前に広がるのは海の絶景。太陽が出ているうちにドライブするのもいいが、夕暮れ時も外せない。撮影場所は、御前崎灯台の横にある土産物屋から。水平線の向こうは今なお白く輝き、沈んだ太陽の余韻を残す。

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