JOURNEY

ロンドンの金融街に誕生! ヒップな会員制クラブ
「Soho House」が手がけた新ホテル

2017.08.21 MON
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ロンドンの金融街に誕生! ヒップな会員制クラブ
「Soho House」が手がけた新ホテル

2017.08.21 MON
ロンドンの金融街に誕生!  ヒップな会員制クラブ「Soho House」が手がけた新ホテル
ロンドンの金融街に誕生!  ヒップな会員制クラブ「Soho House」が手がけた新ホテル

ロンドンの金融街にあるかつて銀行であった建物に、ホテルとレストラン、会員制クラブを兼ね備えた複合施設、「The Ned」がオープンした。

(読了時間:約3分)

© The Ned / Stylus

特筆すべき3つのポイント

「The Ned」を仕掛けたのは、ニューヨークのホスピタリティ企業であるSydell Groupと、グローバルで会員制クラブを展開するSoho House。「The Ned」は全体的に1920年代をテーマにデザインされているのだが、これまでの類似施設とは明らかに異なる、特筆すべき3つのポイントから本施設を紹介しよう。

さまざまなニーズに対応した民主的なサービス

252もある客室は、約1畳ほどのカプセルホテルのような部屋(一泊150ポンド)から1泊2000ポンド以上もするスイートまで、さまざまな選択肢が用意されている。ちなみに、年会費は3000ポンド。また、建物内に合計9つあるレストラン(そのうち2つは、会員限定)は、バゲットサンドやサラダが人気のパリスタイルのカフェ「Sou」から、伝統的なイギリス料理が楽しめる24時間オープンの「Millie's Lounge」、さらにユダヤ料理のデリ「Zobler's Delicatessen」や、会員と宿泊客専用の「Lutyens Grill」などがラインナップ。こちらもさまざまなニーズに対応している。
約1畳の部屋から1泊2000ポンド以上もするスイートまで、さまざまなタイプの部屋が用意される
約1畳の部屋から1泊2000ポンド以上もするスイートまで、さまざまなタイプの部屋が用意される

フェミニスト的な雰囲気

金融街は往々にして男性的なイメージの強い場所であり、また、ロンドン市では、高収入な職業に就いている人口の93%は男性という統計がある。この傾向にあえて抗うかのように、「The Ned」ではフェミニスト的なアプローチを意図的に取り入れ、可能な限りジェンダー・バランスに配慮している(利用客の男女比は、現在、男性55:女性45)。この理念を反映するかのように、会員制のバー「The Vault」に飾られている100点のアートワークのうち93点が、女流作家によるものである。
会員制のバー「The Vault」。女流作家による93点のアートワークが飾られている
会員制のバー「The Vault」。女流作家による93点のアートワークが飾られている

美に対するあらゆるニーズに応えるワンストップ・スパ

「The Ned」にはまた、会員と宿泊客向けのラグジュアリーなスパがある。ここでは、ロンドンの高級スパブランド「Cowshed」のプロダクトやメニュー、高級スキンケアブランド「IS Clinical」によるLEDを用いたフェイシャルトリートメント、エキスプレス・マニュキュア、ロンドンのコスメブランド「Trish McEvoy」によるクイック・タッチアップ(簡単なお化粧直し)などを受けることができる。さらにスパには、スペイン人のカリスマ・ヘアドレッサー、ミゲル・ペレスの世界初のヘアサロンも併設し、ワンストップで、美に対するあらゆるニーズに応えている。
スパにはスペイン人のカリスマ・ヘアドレッサー、ミゲル・ペレスの世界初のヘアサロンも併設
スパにはスペイン人のカリスマ・ヘアドレッサー、ミゲル・ペレスの世界初のヘアサロンも併設

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