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大地を切り拓く「日本の絶景」おすすめドライブルート6選:壮大なスケールの自然が非日常へといざなう

2017.08.11 FRI
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大地を切り拓く「日本の絶景」おすすめドライブルート6選:壮大なスケールの自然が非日常へといざなう

2017.08.11 FRI
大地を切り拓く「日本の絶景」おすすめドライブルート6選:壮大なスケールの自然が非日常へといざなう
大地を切り拓く「日本の絶景」おすすめドライブルート6選:壮大なスケールの自然が非日常へといざなう

北海道から九州まで、日本各地にある一度は走っておきたい全国6カ所のおすすめドライブルートを紹介する。車を楽しむ上で、舞台となる"道"は大切な要素となる。絶景を望むワインディングロードを走れば、車の魅力はさらに高まることだろう。

(読了時間:約3分)

Photographs by Banko Gojo
Edit by Keisuke Tajiri

吾妻連峰が織りなす壮大なスケールの景色が魅力──福島県 磐梯吾妻スカイライン

初めに紹介するドライブルートは、記事トップ写真の高湯温泉と土湯峠を結ぶ山岳自動車道。平均標高は1350m。季節ごとに見応えのある景色が広がり、荒々しくそびえる吾妻連峰のあいだを縫うように走り抜ける楽しさがある。中間地点の浄土平には高山植物が群生している。急勾配のワインディングロードが続き、景色は次々に変化する。まさに、ドライブにふさわしい道と言っていいだろう。壮大なスケール、見たこともない風景、昂揚する気持ち。自然があってこそ、時間は特別なものになる。まさに最高の体験となるはずだ。

西側に望む日本海に夕日が沈む時間帯がおすすめ──青森県 竜泊ライン

次のオススメしたいドライブルートは、中泊町から竜飛崎を結ぶ津軽半島最北端の海岸道路。起点から終点まで信号はなく、海岸線をのんびりと走ることができる道。最も魅力的なポイントは、西側に望む日本海に夕日が沈む時間帯だ。海岸線を離れると山岳地帯に突入し、急勾配の中低速コーナーが続き、駆け登った先にある展望台からは日本海を一望できる。水平線に夕日が沈むころ、竜飛崎から見える世界はマゼンダからシアンブルーへと移り変わっていく。赤い輝きの後にやってくる深い群青の空は、昼間の景色とはまた違った見応えがある。

森林限界を超えたような景色を望みながらカルデラの大地を走る──熊本県 箱石峠

続いてご紹介するドライビングルートは、阿蘇山の東から南をめぐる道。宮地駅を過ぎ、南に登るように走ると、杉林が途切れて視界が開けてくる。火山土の影響だろうか、身の丈を超える植物がなく、標高870mの低山ながら、森林限界を超えたような景色が楽しめる。そんな景色の中を、一筆書きしたような道が走り、交通量も少なく、牧草地を駆け上がる感覚は実に清々しい。峠に差しかかったら一度休憩し、荒々しい輪郭の根子岳を眺めるのもいいだろう。太古の噴火がつくりだしたカルデラの大地。吹きぬける風に洗われるような感覚を味わえる。

標高によって、天気によって、さまざまな表情を見せてくれる──大分県 湯布院日田往還

別府から湯布院を目指して走る。森を抜け、峠を下ると右手に由布岳がおおらかな形をしてたたずんでいる。そして数分後には、湯布院の街並みが目の前に広がる。走りを楽しめる距離はおよそ15km。標高によって、天気によって、さまざまな表情を見せてくれるのがこの道の魅力だ。晴れた日には山並みが壮観に見え、雨の日は厚い雲の中を抜けていくように視界が遮られる。集中力を使い切ったのち温泉に浸かるのも一興だろう。逆に福岡方面から来て湯布院に泊まるなら、次の朝、展望台から街並みを見るのもいい。何度走っても楽しみは尽きないドライビングルートだ。

321kmの冷えきった音のない道を自分一人だけで行く緊張感──北海道 北太平洋シーサイドライン

続いては一気に北上し、北海道 十勝の広尾町から根室市の納沙布岬まで続く全長321kmの道。一般的に利用される道路から離れているため交通量は少なく、夏にはゆっくりと道東の景観を味わうことができるだろう。冬ならばほとんど車とすれ違うことがなく、雪に覆われた風景の中に一本、しっとりと濡れた道が顔を出す。冷えきった音のない道。自分一人だけで行く緊張感も、ここではあえて楽しみたい。ほどよく引き締まった空気の中を、淡々と走っていく。気持ちが澄んでいくような、心地よい時間がある。

渋峠からの眺望と春先に見られる雪の回廊が特徴──長野県/群馬県 志賀草津高原道路

最後にご紹介したいドライビングルートは、志賀と草津、二つの観光名所を結ぶ国道。最高地点の渋峠からの眺望と、冬季閉鎖が解かれた春先に見られる雪の回廊が特徴だ。ファミリーカーや観光バスが温泉街から登ってくるのは午前8時頃。この道を楽しむベストな時間帯は明け方だ。日本海から高気圧が近づく予報を確認したら、深夜、峠に向かって走り出す。星に近づくように高度を上げていくと、夜空は東から藍色に変わっていくだろう。雲の一部が赤く色づいたら、それがクライマックスの合図だ。峠から望む地平線。太陽はその下からゆっくりと、特別な輝きを放って昇ってくる。


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