TECHNOLOGY

日常の「音量」を調節できるイヤープラグが登場

2017.07.03 MON
TECHNOLOGY

日常の「音量」を調節できるイヤープラグが登場

2017.07.03 MON
日常の「音量」を調節できるイヤープラグが登場
日常の「音量」を調節できるイヤープラグが登場

オランダ・アムステルダムのスタートアップ企業が、自分の耳のボリューム装置、つまり、日常のノイズの音量を調整できるウェアラブルデバイス「Knops」を発表した。

(読了時間:約2分)

© Knops / Stylus

あらゆる騒音の値(デシベル)を4つのレベルで調整

「Knops」は、デバイスの側面にあるつまみを回すことで、現実世界の音を即時にコントロールできるスタイリッシュなイヤープラグだ。通常と同じ音量で聞こえるレギュラーレベルから、周辺環境の騒音を聞こえにくくするリデュースモード、そしてライブ会場のような大音量を和らげるモード、最後に、仕事に集中する際に最適なサイレントモードの4つのモードから選ぶことができる。電気を使用せず、音響フィルターによって音量を調節する仕組みのため、アプリや電源も必要ない。

「電気を用いて人工的に調整するのではなく、耳に入ってくる実際の音波をモディファイした」。ファウンダー兼テクノロジー責任者であるアリエン・デ・ヨング氏がそう語る通り、音に対する人間の耳の自然な反応を真似ることで、音の歪みを最小限に抑えながら、あらゆる騒音の値(デシベル)を4つのレベルで調整することに成功した。

通常のイヤホンのように耳に装着し、デバイスをくるりと回すだけで、飛行機や電車の中での赤ちゃんの泣き声や、聴覚を麻痺させるようなライヴコンサートでの大音量、あるいは騒がしい隣人……など、音にまつわるさまざまなストレスから解放してくれるというわけだ。

「Knops」は今年4月にアメリカのクラウドファンディングサイト「キックスターター」でクラウドファンディングを開始し、たった1日で当初の目標金額である3万ドルを達成したことでも注目を集めた。定価は2個セットで99ユーロ(記事が公開された7月現在は早期割引中のため69ユーロ)。今年11月に、世界に向けて出荷予定だ。

クラウドファンディングサイト「キックスターター」内のウェアラブルデバイス「Knops」商品ページ
https://www.kickstarter.com/projects/knops/knops-the-volume-button-for-your-ears

この記事はいかがでしたか?

ご回答いただきありがとうございました。

RECOMMEND

LATEST