世界を目指す若手映画監督の支援を目的に、世界で活躍中の映画監督によるワークショップを開催いたします。今回は大友啓史監督を講師としてお招きし、10月14日(土)及び12月16日(土)の2回にわたり実施いたします。
10月14日(土)の第1回目は、世界で活躍中の著名ゲスト萩原健太郎 (映画監督)、大高健志 (ファンド経営)、町田有也 (プロデューサー) による講義がございます。
※ワークショップの募集は締め切りました。
*事前課題の内容については、参加決定者へ別途ご連絡いたします。
大友啓史(映画監督)
1966年生まれ、岩手県盛岡市出身。慶應義塾大学卒。NHK入局後、97年からLAに留学。2年間、 ハリウッドで脚本や演出を学ぶ。「ハゲタカ」「白洲次郎」「龍馬伝」などを演出し、イタリア賞始め国内外での受賞多数。NHK在籍時の2009年に映画『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年4月NHK退局、株式会社大友啓史事務所を設立。ワーナーブラザースと3本の監督契約を結ぶ。『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)に続き、 『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14年)が世界64か国2地域で上映、国内ではその年公開の邦画No.1ヒットを記録。昨年は『秘密 THE TOP SECRET』(8月公開)、『ミュージアム』(11月公開)、今年は将棋を題材にした青春映画『3月のライオン』二部作(3、4月公開)と話題作が立て続けに劇場公開された。
萩原 健太郎 (映画監督)
1980年生まれ、東京都出身。2007年に Art Center College of Design(ロサンゼルス)映画学部卒業後、日本に帰国。THE DIRECTORES GUILD に参加し、ソフトバンク、TOYOTA、コカコーラをはじめ多数のTV-CM、MV、ショートフィルムの演出を手がける。初長編脚本「Spectacled Tiger」が、米サンダンス映画祭にて優秀な脚本に送られるサンダンスNHK賞を日本人で初めて受賞。
2017年3月 NHK BS にて、プレミアムよるドラマ「嘘なんてひとつもないの」がオンエア。
2017年7月 初長編映画監督作品「東京喰種トーキョーグール」が公開。
大高 健志 (Motion Gallery代表 / popcorn共同代表)
早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系コンサルティングファームに入社、戦略コンサルタントとして、主に通信・メディア業界において、事業戦略立案、新規事業立ち上げ支援等のプロジェクトに携わる。その後、東京藝術大学 大学院に進学し映画製作を学ぶ中で、クリエィティブと資金とのより良い関係性の構築の必要性を感じ、2011年に 日本での先駆けとしてクラウドファンディングプラットフォーム『MotionGallery』(https://motion-gallery.net/)を立ち上げ。以来15億円を超えるプロジェクトの資金調達~実現をサポート。2017年には、だれでも映画館をつくることができるマイクロシアタープラットフォーム『popcorn』(https://popcorn.theater/)をスタート。
町田 有也 (HJホールディングス株式会社 プロデューサー)
日本テレビグループの動画配信サービス「Hulu フールー」を運営するHJホールディングス株式会社に勤務。
編成部やカスタマーマネジメント部を経て、オリジナル作品を制作するコンテンツ制作部でアニメーションを中心にプロデュース業務を担当。
主な企画作品は神山健治監督作品『エンシェンと魔法のタブレット』、櫻木優平監督作品『ソウタイセカイ』、アカデミー賞にもノミネートされたトンコハウス作品『ダム・キーパー』を原作とした、エリック・オー監督作品『ピッグ 丘の上のダム・キーパー』など。
前職はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)本部で特撮・アニメーションジャンルのマーチャンダイザーや、販促企画を行う。
また、TBSとCCC、2社の共同出資で設立されたTCエンタテインメント株式会社で、映像ソフトの企画・製作などに関わる。
大友 啓史 監督からのコメント
世界で戦うためには一体何をすればいいのか、どういう作品を作り上げていけばいいのか、それはきっと一言で簡単に言えることではありません。今回のセミナーでは様々な方法を検討しながら、皆さんと一緒にそこに辿り着く道を探り当てたいと思います。それぞれの才能・個性に応じて、世界に通じる道はきっと幾通りもあるはずです。ショートフィルムという表現形式からの第一歩を踏み出そうとしている皆さん、そして、世界に向けて力強いメッセージを発信していこうと思っている若手クリエイターの才能を、微力ながら僕も応援させていただきたいと思っています。