キックオフ・セッション
イベントレポート

6月26、27日に全国の匠が東京に集結し、

キックオフ・セッションを行いました。

2016年から始まり、約100名の匠を輩出してきた「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」も今年で3年目。キックオフ・セッションに全国47都道府県から50名の匠が集結。プロジェクトの開始にあたり、キックオフ・セッション、キックオフ・パーティーが都内で実施されました。モノづくりの未来を担う匠と、その可能性を共に探っていく小山薫堂氏をはじめとするサポートメンバーが初めて対面しました。

Day1 2018.06.26 「キックオフ・セッション」

「今年で3年目となる「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018」がレクサスギャラリー高輪にて幕を開けました。
Lexus International 三島功至氏から開会の挨拶、プロジェクトの趣旨説明が行われると、集まった匠たちはプロジェクトの始まりを実感。話に深く聞き入っていました。

「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017」匠の講演丹羽拓也氏、麻生あかり氏

「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017」の匠である、愛知県のふとん職人 丹羽拓也さん、大分県の竹藝家 麻生あかりさんが自身の体験談を交えながら2018年度の匠にアドバイスとエールを送りました。
「多くの人から感想をもらって下さい。そこにヒントが転がっている」
「半年という期間はあっという間。先手先手で進めてほしい」
プロジェクト経験者ならではのアドバイスに、匠たちは真剣に耳を傾けていました。

レクサスのモノづくりLexus International Chief Engineer 榊原康裕氏

2つ目のプログラムは、新型ESのChief Engineerである榊原康裕氏による講演。
「レクサスのモノづくりの歴史」「レクサスが目指すモノづくりとは」「匠―Craftmanship」という3つのテーマで、モノづくりにかける熱い想いを語りました。
「人が良いと思うものを作るのはそこまで難しくない、ただ人が感動するものを作るのは本当に難しい。私たちはそこを目指している」
「工場の縫製作業者は、細かい作業の修行として、利き手でないほうの片手で折り紙を折る」
など、レクサスのモノづくりに対する姿勢に、匠たちも強く共感している様子でした。

Day1 2018.06.26 「キックオフ・パーティー」

キックオフ・セッション1日目を終えた後は、東京・南青山の「INTERSECT BY LEXUS」でキックオフ・パーティーが開催されました。緊張がほぐれてきた匠たちはお互いのモノづくりについて意見を交わして大いに盛り上がりました。パーティー終了後も会場に残り、話に花を咲かせる匠も。また、Lexus International 沖野和雄氏によるレクサスブランドアクティビティの紹介や、館内見学ツアーを行い、匠がLEXUSブランドに触れる一夜となりました。

Day2 2018.06.27 「キックオフ・セッション」

スーパーバイザーからの挨拶スーパーバイザー 小山薫堂氏

キックオフ・セッションの冒頭にはプロジェクトのスーパーバイザーである小山薫堂氏から挨拶がありました。
「作品は完成された瞬間がゴールではなく、その後誰に出会うのか、が非常に大事。作品の意味を理解してくれる人、愛してくれる人に出会えなければ、価値を十分に発揮することは出来ない。このプロジェクトは匠が作ったプロダクトが最良の人に出会うための補助輪のようなものだと思って欲しい。だからこそ、プロダクトを作る上で誰に出会うと価値が伝わるのか、に想いを馳せながら取り組んで欲しい」と匠たちにエールを送りました。

トークセッションスーパーバイザー 小山薫堂氏
サポートメンバー 生駒芳子氏、下川一哉氏、川又俊明氏
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017年度「匠」 東福太郎氏

サポートメンバーが挨拶を終えた後、「技をつなげる、人とつながる。」をテーマにトークセッションが行われました。

川又氏「繋がるというキーワードでこのプロジェクトで思うことは?」
小山氏「違うジャンルの匠同士がつながった時に、力の塊になって潮流を作る」生駒氏「『LEXUS NEW TAKUMI PROJECT』=新しいコラボレーションのきっかけです。人が出会い、技が出会い、化学反応が起きる。普段自分がやってないことをやってみてほしい」
下川氏「自分の『エリア』から出て人と出会ってみるのもあ り」
生駒氏「日本のモノづくりには5000年の歴史があるものの、いまの時代でどう存在するかは多くの課題がある。それを解決するのは、今までになかった出会いかもし れない」

といった、他業種・他領域の人をうまく巻き込んでいくことの重要性など、これからのモノづくりに向き合う姿勢についてアドバイスが送られました。またトークセッションの後半からは、「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017」の匠である、和歌山県の伝統工芸士 東福太郎氏が登壇しました。

川又氏「サポートメンバーからの意見をどう受け止めていましたか?」
東氏「問題提起やアドバイスをうけるのは、自分の技を向上させるチャンスだと思っていました」
小山氏「クレームと取るか、アドバイスをもらったと取るか、でその人の成長に大きな違いを生みますよね」

川又氏「このプロジェクトからどんな繋がりがうまれましたか?」
東氏「一つはサポートメンバーとの出会い。(サポートメンバーを向き)このような方々に気軽に試作品を持っていってアドバイスをもらえるということは普通だったらありえないことですから。もう一つは、プロジェクトに集まった他の匠たちに出会えたこと。周りの匠はライバルではなく、仲間。匠同士が繋がって、今までにないプロダクトが生まれていった」

川又氏「レクサスとの繋がりという点では?」
東氏「レクサスコレクションに選ばれて、レクサス販売店に自分の作品が並ぶ。それは、つまりレクサスのおかげで自分の技を社会へプレゼンテーションできるということだと思っています」

川又「このプロジェクトの経験を自分の創作活動にどう活かしますか?」
東氏「新しい仲間とコラボレーションして話題性のあることだって出来るはず。手を取り合って、低迷する伝統工芸、技術があるのにスポットが当たらない職人に再び注目を集めていきたい」

など、「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017」に参加した経験者としてプロジェクトを通しての成長、プロジェクトから得た繋がりについて語りました。

そして、最後にスーパーバイザーの小山氏から「このプロジェクトは『技は何のためにあるのか』を考えるきっかけになってほしい。技は世の中の利を作るためにある、誰かの幸せのためにある。実験や挑戦を繰り返して、いまの時代にあった技の役割を考えて欲しい。それが、技をつなぐことにもつながると思います」という言葉で40分間のトークセッションは締めくくられました。

個別コンサルティング

2日間の最後には匠とメンターの個別コンサルティングが実施され、制作を予定しているプロダクトについて、サポートメンバーが匠一人ひとりとディスカッションを行いました。サポートメンバーはプロダクトに込められた思いに向き合い、匠と一緒になって制作の方向性について話を深めました。個別コンサルティングを終えた匠たちは「プロダクトのイメージが明確になった」「自分にない視点からアドバイスをもらえた」と、これから作るプロダクトへの熱い思いを漲らせている様子でした。

「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018」を、これからも応援よろしくお願いします。