KURUMI
スピードとの戦い。
漆が乾く前に絵柄を施し、
こけしに命を宿す。
宮城県の伝統的工芸品であるこけしをモチーフにした「KURUMI」。漆と錫粉を使った蒔絵の技法で絵付けを施した。胴の部分には宮城県の県木であるケヤキを使用。全体に施した錫の重厚感とイラストレーションが特徴だ。
1981年生まれ。
2009年「アートな職人育成プログラム」で漆芸に出会い、人生観が変わる。2011年仙台市にて夫婦で「うるし工房源樹」を立ち上げる。拭き漆と錫を使った絵付けの技法を組み合わせ、器やカトラリー、装身具などを制作。漆を使った独自の表現を目指しながら、漆の良さや奥深さを発信していきたいという想いを胸に、日々制作に励む。