トト
親と子、夫婦。
1.5人掛けの指物椅子が
家族の距離を近づける。
くぎなどを使わず木と木を組み合わせて作る「指物(さしもの)」の技術で今までにない新しいウィンザーチェアを制作した。広く座り心地の良い座面、緩やかなカーブを描くアームレストが親と子、夫婦を優しく包み込む。家族の絆を育み、代々と受け継がれながら、愛される存在を目指した。
飛騨高山で家具の基礎を学び、指物工房矢澤、木工藝佃と渡り歩き、2010年より広島県の熊野町で「さしものかぐたかはし」を開始。様々なオーダーを取り組む中で、自分の生み出す木の家具は暮らしの日常を少し特別で心地良いものにすることができると実感し、愛され受け継がれる家具を作り続けたいという願いの下、精力的に活動する。