折縞紋玉形花器
来客を迎える
南部鉄器の花器が
話にも花を咲かせる。
岩手が世界に誇る伝統産業・南部鉄器で作った「折縞紋玉形花器」。侘び寂びを感じる鉄の趣を持ちながら、茶室でもラグジュアリーなラウンジでも場所を選ばないデザイン。口周りと高台には同じく岩手の伝統工芸である漆塗りを施し、光沢による質感の差と宙に浮く浮遊感を感じる造形に仕上げた。
岩手県盛岡市生まれ。1625年より続く南部鉄器工房、鈴木盛久工房の16代目。東京藝術大学工芸科を卒業後、美術学校講師、アパレルブランドのグラフィックデザイナーを歴任。2008年より鈴木盛久工房で鋳金工芸を始める。2015年から2年間南部鉄器協同組合青年部部長を務め、南部鉄器業界の振興にも尽力している。