WORLD RACING

INTRODUCTION

ABOUT WORLD RACING

夢のレースカテゴリー“GT3レース”

もしも自分の所有するクルマがレースを戦っていたら? もしも自分が愛して止まないブランドのレーシングカーを操り、自らレースを戦うことができたら? GT3は、自動車を愛するエンスージアストが長年抱き続けてきたそんな願いをかなえてくれる夢のレースカテゴリーだ。

もともとGT3は、レース主催者であるステファン・ラテル氏が着想した「ポルシェやフェラーリなどのワンメイクレース車両が一堂に会する競技を実現できないか?」というアイデアをきっかけにして誕生。このため、ロードカーをベースとした様々なレーシングカーの参加を可能にするフレキシブルな内容の規定となっているが、このままではマシンごとの性能差が激しすぎて競技として成立しない。そこで、各メーカーが作り上げた車両のパフォーマンスを第三者機関が客観的に評価し、公正でエキサイティングなレースを実現するハンディキャップを設定。これをもとに運営されているのが世界中のGT3レースなのである。

こうした公正な規定を自動車メーカーも高く評価し、ポルシェ911 GT3 R、メルセデスAMG GT GT3、BMW M6 GT3、フェラーリ488GT3など実際にGT3モデルとして市販されているバリエーション豊かな車両が参戦を果たしている。レクサスも2015年からRC F GT3にて、世界各地でレースに挑んでいる。

GT3規定はまた、コストの高騰を防ぐためにシーズン中のマシン開発や改造を厳しく禁止。このため、たとえ技術開発力を有しないチームでも参戦が可能なため、一流のプロドライバーからジェントルマンドライバーと呼ばれるアマチュア選手までが幅広く参戦できることも魅力のひとつといえる。

このようにGT3レースは世界的なレースカテゴリーとして緻密に運営されている点が、プレミアムスポーツカーを所有する多くのエンスージアストを惹きつけ、オーナーコミュニティを創出する一大自動車カルチャーとして成長し続けている理由なのである。

BLANCPAIN GT / ブランパンGTシリーズ

世界中のGT3レースの総本山となるシリーズ

ブランパンGTシリーズは、GT3レースの生みの親であるステファン・ラテル氏自らが手がけるレースシリーズで、いわば世界各国で開催されるGT3レースの総本山的な役割を果たしている。

その中心にあるのは、初開催が1924年と長い歴史を有するスパ24時間レースである。スパ24時間が、ル・マン24時間、デイトナ24時間とともに世界三大24時間レースと称されていることはご存知のとおり。このためブランパンGTシリーズも、もともとはヨーロッパの著名なレーシングコースを転戦する耐久レース・シリーズとして誕生したが、2013年にはGT3レースの"もうひとつの総本山"だったスプリント・レースシリーズのFIA GTシリーズを併合。耐久レース・シリーズとスプリントレース・シリーズのふたつをあわせてブランパンGTシリーズと名付け、それぞれに耐久カップとスプリント・カップを制定するとともに、これらを一本化した選手権を設定。ここで2台のRC F GT3がライバルとの接戦を繰り広げている。また、シリーズが開催されるサーキットには、ポールリカール(フランス)、モンツァ(イタリア)、シルヴァーストン(イギリス)、ハンガロリンク(ハンガリー)、バルセロナ(スペイン)など、F1グランプリの開催地としても有名なサーキットが数多く名を連ねている。

なお、各GT3車両に科せられるハンディキャップ(これをバランス・オブ・パフォーマンス=BoPと呼ぶ)はラテル氏が主宰するSROによって策定されており、ここにはブランパンGTシリーズの結果が強く反映されているともいわれる。その意味でも、ブランパンGTシリーズは世界中のGT3レースの中心的存在といって間違いないだろう。

IMSA WEATHERTECH SPORTSCAR
CHAMPIONSHIP / IMSA ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ

サーキットバリエーションも豊富な北米GT3選手権

IMSA(インターナショナル・モータースポーツ・アソシエーション)は、北米で開催されるレースイベントの統括組織として1969年に設立された。やがてGTカーレース(スポーツカーレース)を主体に置くようになり、ストックカー(ツーリングカー)を主体とするNASCAR、フォーミュラカーを主体とするインディカーと並ぶ三大勢力のひとつに成長する。

現在、IMSAは合計7つのレースシリーズを運営しているが、その頂点に君臨しているのがIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ。ここにはアメリカ独自のプロトタイプ、ル・マン24時間にも出場可能なGTカテゴリーのLM GTEのほか、GT3が参戦可能なGTDの計3クラスが設定されており、シリーズのハイライトのひとつである今年のデイトナ24時間には21台ものGT3車両がエントリー。24時間にわたって激戦を繰り広げた。

GTDクラスには、かつてはアメリカのダッジが参戦していたものの、2017年以降はメルセデスAMG、ポルシェ、ランボルギーニといったヨーロッパ系メーカーが大半を占め、2017年にはレクサスRC F GT3も参戦を開始。青と赤のメタリックカラーの2台のRC F GT3が北米最高峰シリーズのタイトルに挑戦している。

転戦するサーキットは前述したデイトナを筆頭に、セブリング、ワトキンスグレイ、ロードアメリカ、ラグナセカといったアメリカの伝統あるロードコースがずらりと並ぶいっぽう、ロングビーチやデトロイトといった市街地コースが含まれているのも興味深い点だ。市街地をGTマシンが疾走する姿は、非日常そのものである。

SUPER GT GT300 / スーパーGT GT300

国内でもプレミアムスポーツの世界戦を間近に観戦できる

日本でもっとも高い人気を誇るレースシリーズのSUPER GTでもGT3の戦いは繰り広げられている。

SUPER GTは、レクサス、日産、ホンダの3ブランドが参戦する改造範囲の広いGT500クラスと、GT3がエントリーするGT300クラスの2クラスが混走しているのが特徴。GT3は2018年シーズンは合計で21台の車両が覇を競っている。その内訳はメルセデスAMG GT GT3と日産GT-R GT3がそれぞれ最多の4台で、これに続くのはレクサスRC F GT3の3台。そしてポルシェ911 GT3 R、アウディR8 LMS、ランボルギーニ・ウラカン GT3は各2台で、BMW M6 GT3とベントレー・コンチネンタルGT3、ホンダNSX GT3もそれぞれ1台ずつが出場している。

SUPER GTで興味深いのは、そのレースの多彩さである。基本はドライバーがふたりひと組となって300kmのセミ耐久レースに挑み、途中で1度のピットストップを行ってドライバー交代、給油、タイヤ交換などを実施することになるが、富士スピードウェイで開催される第2戦は500km、同じく富士スピードウェイで開催される第5戦は500マイル=約800kmと長丁場で、様々なレース戦略が複雑に絡み合う頭脳戦の様相を呈する。

もう1点、SUPER GTの魅力といえるのが、当然のことながらわれわれ日本人にとって身近な存在であること。日本各地に点在するサーキットはどこも風光明媚な特徴を備えた場所である。ドライブがてらに出かけるにはちょうどいい距離かもしれない。

BASE MODELRCF

“F ”のハイパフォーマンスを象徴する、
鮮烈なスタイリングのスポーツクーペ。
その卓越したポテンシャルは、一般道でも、サーキットでも、 走りたいシーンそれぞれで、ドライバーをきっと笑顔に してくれるはずです。
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