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THE GREATEST ROOTS伝説のサーキット、ラグナ・セカを目指して

独自のモーターレース文化を育むアメリカには、デイトナ、インディアナポリスなどアイコニックなサーキットが数多く存在する。カルフォルニア州にあるラグナ・セカもまた指折り数えられるクラシックコースのひとつ。今回、この伝説のサーキットを最終目的地にアメリカ西海岸のモーターカルチャーの聖地を巡る旅に、LEXUS GS F 10th Anniversary を駆ってロサンゼルスから往復 600 マイル(約 1,000 キロ)超のドライブに出た。

アメリカン・モーターカルチャーを知る

アメリカ・ロサンゼルス。日本から飛行機で約 8 時間と欧米の主要都市の中では比較的近距離にあるこの街にはクルマがとてもよく似合う。

西海岸特有の乾いた日差しと高い空を背景に、ゆったりとつくられた、気持ちの良い街区のせいもあるだろう。またハリウッド俳優が当時まだメインストリームとはいえない存在だったハイブリッドカーで、レッドカーペットに乗りつけたように、自分の生きるスタイルと所有するクルマを同義の“ステイトメント”として捉える文化があるこの国ならではというべきか、行き交うクルマの種類もスーパーカーから往年のマッスルカー、ピックアップトラック、そして電気自動車までバラエティ豊かだ。多種多様に共存する自動車文化。その“生態系”がまたロスの街とクルマの関係性を密にしているのではないだろうか。

そんなフォトジェニックなカーライフが育まれているロサンゼルスを出発点に、「 LEXUS GS F 10th Anniversary 」のロングドライブでカリフォルニア州を巡っていく今回の旅。アメリカのモーターレースシリーズ「 IMSA ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ」第11戦が開催される伝説のサーキット、ラグナ・セカが最終目的地だ。

ドライレイクでのドライブは未体験の領域

最高速レースも行われるドライレイクを目指す

LAX の名で知られるロサンゼルス国際空港に降り立つと、さっそく LEXUS F 10 周年を記念してロールアウトされた GS F 10th Anniversary が、私たちを待っていた。ラグナ・セカ・サーキットはここから海岸沿いを北に 300 マイル(約 500 キロ)ほど行ったところにあるが、あえてハンドルを北東に切る。ちょっとした回り道だが、アメリカという国がもつ広大さと醍醐味を体感できるスポットが道中に多数あるからだ。なかでも今回チョイスしたのは「エル・ミラージュ・ドライレイク・オフ・ハイウェイ」。

その名前のとおり湖の水が干上がってできた平坦地で 2 輪、4 輪を問わず砂煙を巻き上げての超高速直線走行に果敢にチャレンジするエンスージアストたちの姿が見られる。クルマ好きにとっては避けて通れない名所なのだ。

SF 映画の 1 シーンに登場するような光景にマットな GS F は良く似合う

非日常感を高揚させてくれる砂漠地帯のドライブ

ロサンゼルスの街を横目に片側6車線の巨大ハイウェイ、IS5 号線を走り、ほどなくして州道 14 号線へ折れると郊外へと出る。その後山間をスラロームの様に右へ左へと緩やかにカーブしながらネバダ州方面へと進む。アクセルの踏み込みに瞬時に反応する GS F で快適に距離を稼いでいく。ひとたび内陸に乗り入れるとそこはもう砂漠地帯のような気候だった。たった 1 時間ほどのドライブで春から夏まで一気にタイムスリップしたかのようで、風景は一変し、気温はひと回り高く、日差しも真上から照りつけるように感じられる。

緑はすっかり姿を潜め、目に映る光景はほぼベージュ一色。このエリア特有の低木とサボテンを融合したかのような形状をもつ植物、ジョシュア・ツリーがところどころに立っているだけという具合だ。また道端の荒野に廃棄された航空機のボディに遭遇したり(中古飛行機の機体を扱う巨大なエリアが付近にあるため)と、その景色のシュールさが非日常感を大いに高揚させてくれる。

エルミラージュ・ドライレイク・オフ・ハイウェイの入り口

制限スピードなし。思う存分クルマの限界に挑む

ロサンゼルスを出発して約 2 時間。こうしてエル・ミラージュ・ドライレイクに到着する。チケットを購入すると女性スタッフに声をかけられ軽く身構えるも「ここのルールがひとつあるの。制限速度は特に設けてないからね」といわれ拍子抜けしてしまった。アメリカではユタ州のボンヌビルで行われるボンヌビル・スピードウェイというジェットエンジンを搭載した車両による世界最速を競うレースが有名だが、ここエル・ミラージュ・ドライレイクも同様の環境である。

ドライレイクにいざ乗り込むとその壮大さに圧倒されること間違いなし。視界の限り平坦で、どこに湖の終わりがあるのか皆目見当がつかない。はるか遠方にある建物は蜃気楼となって宙に浮いているように見えるほどだ。永遠と続くかのようなフラットな土地に障害物も皆無。アクセルを踏み込み弓で放たれたかのようなGフォースを体で感じながら、加速、高速巡行、ターンなどクルマの限界に果敢に挑みながら、クルマと思う存分対話をすることができる。

生涯一度は訪れたい17マイル・ドライブ

アメリカン・モーターカルチャーの聖地、モントレーへと一路北上

ドライレイクですっかり埃まみれになった GS F をカーウォッシュで一気に洗浄すると、一路モントレーへと向かう。ラグナ・セカ・サーキットが鎮座するモントレーの街は、自動車文化とは切っても切れない存在だ。毎年 8 月の第 3 週に「モントレー・カー・ウィーク」を開催、モータースポーツ、ヒストリックカーなど様々なテーマに種類別されたレース/イベントが行われ、かの有名な「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で締めくくられる。

エリア自体も高級住宅地が並ぶ風光明媚な場所として知られ、ペブルビーチへと続く有料道路、17マイル・ドライブは必ず訪れたいポイントのひとつ。背の高い樹木がトンネルのように両脇から覆う道路を抜けると、太平洋の海が迎えてくれるというドラマチックな体験ができる。

モントレー半島の外周路には大パノラマを拝めるスポットが多数点在する

“世界一美しいコーストライン”を堪能する

ひとたび海に出たら GS F のハンドルを南へと切る。すると『ワシントン・ポスト』『ニューヨークタイムズ』など、あらゆる有力紙のトラベルライターが「世界でもっとも美しいコーストライン」と賛辞を送っては止まない 20 キロほどの海岸線が始まる。手付かずの自然をバックに、海辺から内陸に向かって山脈が立ち上がる荒々しい地形が目に入ってくる。その海と陸が邂逅する場所で、むき出しになった岩群が太平洋の海に洗われる様は圧巻。天気はあいにくの曇り模様だったが、その合間を縫って陽の光が海岸線を照らし出した瞬間は文字どおり“神々しい”のひと言で、「世界一美しい」という名にふさわしい光景を楽しませてくれた。

絶壁にかかるロッキー・クリーク・ブリッジ

高さ 80 メートル! ビッグ・サーに架かる 2 本のコンクリート橋を渡る

ありのままの自然が保護されたこのエリアは、スペイン人入植者が最初につけた地名に基づいて「ビッグ・サー(Big Sur)」と呼ばれる。携帯電話すら圏外となって通じないほど文明とかけ離れた地域だが、唯一の例外が 2 つの壮大なコンクリート橋。急斜面の険しい崖に架かる「ロッキー・クリーク・ブリッジ」と「ビクスビー・クリーク・ブリッジ」が織りなす自然とのコントラストは訪れる者を魅了する。どちらも 1930 年代に建てられたもので地上からの高さはもっとも高いところで 80 メートル近くにもおよぶ。橋の欄干からキャニオンの深い底を覗き込むと吸い込まれてしまいそうなほど。数多くのハリウッド映画でも撮影ロケーションに使われたビッグ・サーは、モントレー・ドライブでも間違いなく一番のハイライトと言えるポイントだ。

次回は LEXUS と 25 年にもおよぶパートナーシップを築き、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」の会場となるペブルビーチ・ゴルフリゾート、モントレーカーウィークのオープニングのハイライトともいえる「クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」の会場となる「クエイル・ロッジ・ゴルフクラブ」を巡ります。そして北米最高峰のスポーツカーレース選手権である IMSA ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのラグナ・セカ戦を訪れ、LEXUS RC F GT3 が世界の強豪と渡り合う姿を白熱のレースを“体験”します。

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