LEXUS DESIGN AWARD 2015

LEXUS DESIGN AWARD 2015
shade

作品募集テーマSENSES

第三回「LEXUS DESIGN AWARD」のテーマは、人が生まれもつ、“SENSES”「五感」です。LEXUSは、お客様に提供している「運転体験」にも繋がるこのテーマを通して、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を改めて捉え直し、そこに更なる気づきと可能性を見出したいと考えています。

GRAND PRIX WINNER

  • Sense-Wear

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    Sense-Wear

    「Sense-Wear」は、身につけることで五感に対する意識を高め、人間の持つあらゆる感覚を刺激して研ぎ澄ます衣装やアクセサリー。作品の中には、感覚を鎮めるものや、逆に、よりシャープにさせるものもある。

    Caravan

    デザイナー

    エマヌエル コルティ、イヴァン パラティ

    メンター

    ロビン・ハ二キー (Robin Hunicke) 氏

    エマヌエル コルティ、イヴァン パラティ
    (イタリア)
    メンター
    (Caravan)
    ドバイを拠点とするデザイナーで、デジタル技術と職人技を融合するなど多方面で活動するデザイン集団「Caravan」の共同設立者。
    Sense-Wear
    Sense-Wear
    Sense-Wear
    Sense-Wear
    Sense-Wear

    Sense-Wearは、身につけることで人間の感覚を刺激し、研ぎ澄ますアクセサリー。身につけることで五感に対する意識を高め、人間の持つあらゆる感覚を刺激する。作品の中には、感覚を鎮めるものや、逆によりシャープにさせるものもある。人間の感覚には環境的要因(外音や温度の変化など)や知覚力(五感認識など)が大きく影響する、という仮説のもと、将来的には医療分野での応用も目指す。
    Squeeze-meは心を落ち着かせる為の多目的スカーフである。首元に巻くと柔らかい伸縮素材が体を包み込み、ゆったりとした圧力が、暖かく抱きしめられた時のような感覚を与え、気持ちを落ち着かせてくれる。Shake-meは味覚、触覚、振動覚を刺激するネックレスだ。それぞれテクスチャーやフレーバーが異なる、子供の玩具を彷彿とさせるチャームを身につけることで、味覚や触覚の違いの認識力を高める (眼を閉じながらの使用が理想的)。膨張装置を持つPump-meジャケットは、外部環境との緩衝材として機能し、外部と距離を保つことでパーソナル空間を作りだす。香り付きスカーフPull-meには収納可能なポケットに好みの香りや小物を入れて身につけることで、いつでもどこでも心地よい記憶と快適さを持ち運ぶことが可能。聴覚を高めるHold-meは、フード付きポンチョ内に動きに応じて音を発する、薄い膜で覆われた“スーパー・イヤー”が2つ内蔵されており、これが楽器のように機能し、新感覚の音を作り出す。

    エマヌエル コルティイヴァン パラティ
    イタリア

    ともにドバイを拠点にするデザイナー。多分野にまたがり活動するデザイン集団、Caravanの共同設立者。グローバルに広がるコミュニティの文化・物質・社会的側面への関心をもつ。デジタル技術と職人技を融合し、過去を踏まえ現代的課題に取り組む。

    Sens-Wear

    プロトタイプ制作風景 with ロビン・ハ二キー (Robin Hunicke) 氏

    • Sense-Wear
    • Sense-Wear
  • slide
  • slide
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PROTOTYPE WINNERS

  • Diomedeidae

    Diomedeidae

    「Diomedeidae」は、中央に取り付けられた錘を引っ張り手を離すと翼を羽ばたかせ、その動きで電気エネルギーが生み出されLEDが点灯するモビール。その羽ばたく動きは鳥のようでもあり、光る様子はクラゲやホタルのようでもある。そんなエネルギーの変化として現れる動きと光は、人々の感覚に訴えかけてくるので、あたかも命を与えた見返りにその光と動きを受け取るような感覚に陥るだろう。

    中森 大樹,アドリアーノ アルファーロ,ガエターノ ミルコ ヴァティエロ

    デザイナー

    中森 大樹、アドリアーノ アルファーロ、
    ガエターノ ミルコ ヴァティエロ

    メンター

    アーサー・ファン (Arthur Huang) 氏

    中森 大樹、アドリアーノ アルファーロ、ガエターノ ミルコ ヴァティエロ
    (日本、イタリア、イタリア)
    京都とミラノを拠点とする、3人のデザインユニット。ミラノで出会い、異なる文化の複合的な視点からデザイン活動を行う。
    Diomedeidae
    Diomedeidae
    Diomedeidae
    Diomedeidae
    Diomedeidae

    人間は潜在意識下において、自らが意識しているよりもずっと多くのことを感じ取っている。Diomedeidaeはこうした感覚にアクセスするためのインタラクティブな作品である。
    Diomedeidaeは、自らの動きで発電し、光を放つモビール。中央に取り付けられた錘を引っ張り、手を離すと、しばらくの間翼を羽ばたかせる。2枚の翼の間に配置されたピエゾ素子によって、その羽ばたく動きから電気エネルギーが生み出され、LEDが灯される。そして動きと光は次第に減衰していく。
    本能的に刻み込まれているような、人にとって密接な関係を持つ意味深いもの、すなわち生命を感じさせるような動きに対して私たちは敏感である。Diomedeidaeの動きは羽ばたく鳥のようでもあり、同時にその光る様子は海を漂うクラゲや、草原に瞬くホタルのようでもある。エネルギーの変化として現れる動きと光は、微かな揺らぎを含みながら人の感覚に訴えかける。Diomedeidaeに働きかけることで、あたかも命を与えたその見返りとして、その光と動きを受け取るように感じることができるだろう。

    中森 大樹アドリアーノ アルファーロ、
    ガエターノ ミルコ ヴァティエロ
    日本、イタリア

    京都とミラノを拠点とする、デザイナー3人によるグループ。ミラノで出会い、異なる文化の複合的な観点からデザインを行う。

    Diomedeidae

    プロトタイプ制作風景 with アーサー・ファン (Arthur Huang) 氏

    • Diomedeidae
    • Diomedeidae

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  • LUZ

    LUZ

    スペイン語で “光” を意味する「LUZ」は、オープンソーステクノロジーを活用した、人間の感性に訴えかける照明。日照不足によって物理的・心理的に影響を受けている北極圏の人々のために発足したプロジェクトである。外部の色温度(K)と照度(lux)値をセンサーが感知し、外部の気象条件に合わせて照明の方向とランプの光色感度を徐々に変更するようプログラミングされていて、さらに世界中のLUZユーザーがインターネットを通じて、その光や色彩に対する “感覚” を共有できるようになる。

    マリーナ メリャアド メンディエタ

    デザイナー

    マリーナ メリャアド メンディエタ

    メンター

    マックス・ラム (MAX LAMB)氏

    マリーナ メリャアド メンディエタ
    (スペイン)
    スペインの大学を卒業したプロダクトデザイナーで、現在CSMロンドンの大学院生。日常生活の何気ないことをより良くするような創作活動を展開。
    LUZ
    LUZ
    LUZ
    LUZ

    スペイン語で「光」を意味するLUZは、オープンソーステクノロジーを活用した、人間の感性に訴えかける照明。日照不足によって物理的・心理的に影響を受けている北極圏の人々のために発足したプロジェクトである。幅の広い丸型のセンサーランプは自然界に存在する様々な形状に成形することも可能で、同時に様々な気象条件に反応してその色や明るさを変えることができる。LUZは、外部の色温度(K)と照度(lux)値を計測するTCSセンサーと、それを制御するオープンソースのマイクロコントローラに接続した2本のリボン状LEDランプで構成される。この電子システムは外部の気象条件に合わせて、照明の方向とランプの光色感度を、徐々に変更するようプログラミングされている。曇りであれば脳の反応を刺激するような色、雪の日であれば情熱的で楽天的な光を放ち、夜が訪れればくつろぎとイマジネーションの世界へと誘う光へと変わる。そしてスイッチを切ると、LUZは白い壁にエレガントに溶け込む。
    「私の狙いの一つは、デザインを通してSENSESの価値を表現することにある。人間の脳が理解できる最も自然でシンプルな形であると同時に、始まりや終わりのない動きを象徴する形である円形こそが、LUZの究極の形であり、これは理想的な感情の器であると言える。」

    理想的な感情の器
    この「理想の器」の具現化に向けて、最終的なIDEプログラミングコードをアップロードできる新しいインターネットプラットフォームも制作を計画しており、これにより世界中のLUZユーザーが、この照明の光や色彩に対する“感覚”を共有できるようになる。

    マリーナ メリャアド メンディエタ
    スペイン

    スペインの大学を卒業したプロダクトデザイナー。
    現在CSMロンドンの大学院生。日常生活の何気ないことをより良くするような作品を制作している。デザインとテクノロジーを融合し、スマートでダイナミックなバランス感覚のある提案を行う。

    Diomedeidae

    プロトタイプ制作風景 with マックス・ラム (MAX LAMB)氏

    • LUZ
    • LUZ

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  • ANIMAL MASKS

    ANIMAL MASKS

    「ANIMAL MASKS」は、情報化社会によって“SENSES(五感)”を失いつつある我々が、動物と同じ世界を見られるようになる仮面。世界には動物の仮面を被るさまざまな伝統儀式や祭事があるが、それは象徴的にその人間に超越した能力を与えられているに過ぎない。ところがこの「ANIMAL MASKS」では、内蔵のデジタルデバイスによって動物的な能力を体験することができる。

    海老塚 啓太

    デザイナー

    海老塚 啓太

    メンター

    ネリ・アンド・フー
    (LYNDON NERI & ROSSANA HU)氏

    海老塚 啓太
    (日本)
    京都大学工学部建築学科卒。東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了。現在、東京藝術大学北川原研究室研究員。
    ANIMAL MASKS
    ANIMAL MASKS
    ANIMAL MASKS
    ANIMAL MASKS
    ANIMAL MASKS

    “SENSES”は動物にとって最も原初的な能力である。しかし昨今の情報化社会では、人々はコンクリートに囲まれ、空調の利いた部屋に暮らし、情報収集から友達との会話まで、インターネットを介して行っている。技術が進み、自身を他から隔離するにつれ、私たちは徐々に“感覚”を失いつつあるように感じられる。そうした自然の感覚を取り戻そうと、早朝にランニングしたり、ペットや植物を育てたり、休日には山へ出掛けてみたりする。
    神話において、動物の頭を持った人間というモチーフはよく見られる。また、世界各地の伝統的な儀式や祭事において参加者が動物などの仮面を被る様子も散見されるが、これらは形を模すことで人間を超越した力を得よう、もしくは得ていると見做す思想であろう。しかしこれらの仮面は、あくまで象徴である。象徴的にその人間を超越した能力を与えられているに過ぎない。
    ANIMAL MASKSは、被ることで象られた動物が見ているものと同じ世界を見ることができる仮面である。例えばキリンであれば、その頭部の形を模した仮面は高く広範囲な視点を持つという能力を叶えるデジタルデバイスを内蔵している。この作品は、象徴と技術を統合することで、神話的世界と現代社会の融合を目的としている。

    海老塚 啓太
    日本

    名古屋市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了。ミラノ工科大学交換留学。現在、東京藝術大学北川原研究室研究員。

    ANIMAL MASKS

    プロトタイプ制作風景 with ネリ・アンド・フー (LYNDON NERI & ROSSANA HU)氏

    • ANIMAL MASKS
    • ANIMAL MASKS

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PANEL FINALISTS

  • Leather?

    Leather?

    和紙の紙をすく技術 を活用した「Leather?」は、靴作りの廃材の中に含まれる細かな繊維を有効利用し、人々に驚きを与える新しい素材。

    松尾 亜門
    松尾 亜門
    (日本)
    2014年、多摩美術大学プロダクトデザイン科を卒業し、現在はミズノ株式会社でスポーツ用具のデザインを担当。
    Leather?
    Leather?
    Leather?
    Leather?
    Leather?

    “分からない”ということの魅力を作る
    自分が抱くイメージを超える素材に出会った時、そこに驚きや感動が生まれる。
    「分かりやすさ」は人の感覚に働きかけるが、「不思議」も同じように人の感覚を刺激する。人は素材の形状から質感をイメージするように、「触覚」と「形」を自動的に結びつけている。しかし、その結びつきに対してイメージと全く異なるものに出会った時、脳はどう反応するだろうか?そういった頭の中の「?」は、五感に強く訴えかける。

    Leather?(これは革なのだろうか?)

    これは、靴作りの行程の中で、廃材である革の粉の中に、多くの繊維が残っていることを発見したところから始まった。この粉末にでん粉糊と水を混ぜ合わせ、和紙を作る際の紙漉きや包装の緩衝材を作る技術を活用してこの粉末を加工。様々な造形表現を可能にする、人々に「?」であったり驚きを与えられる素材を作り上げることが出来た。
    現在は、更に強度の改善や生産方法について模索を続けている。

    松尾 亜門
    日本

    1991年、横浜生まれ。2014年、多摩美術大学プロダクトデザイン科を卒業。現在はミズノ株式会社でスポーツ用具のデザインを担当。

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  • yamaori taniori tent

    yamaori taniori tent

    「yamaori taniori tent」は、折り紙から発想を得て作られ、平面を立体にする視覚的な驚きや触覚など、日本人特有の感覚を蘇らせてくれるテント。

    長谷川 依与
    長谷川 依与
    (日本)
    インテリアデザイン、インスタレーション分野のアーティスト。人間の内側と外側の考察を通して、人間を表現する作品を制作している。
    yamaori taniori tent
    yamaori taniori tent
    yamaori taniori tent
    yamaori taniori tent
    yamaori taniori tent

    このテントの一番の目的は、「感覚を休め、よみがえらせる」ということである。このテントに入った人は、安心感のある空間の中でくつろぎ、更に懐かしさと安らぎを感じることができる。テントを作ることを通して、音や香りから、大人は子供時代に戻っていくかのような感覚を思い出す。またこのテントは日本人の美意識をよみがえらせるであろう。

    日本では「折り紙」は、身近な伝統芸術のひとつであり、子供の頃は遊びとして親や友達から教わってきたものである。指先で、繰り返し折りたたむことで、無数の造形を創り出すことができる。このテントは折り紙から発想を得ている。紙を折る上で刺激される触覚、テントとしてできあがった時の香りや音。これらすべてから日本人の感覚を得られるであろう。

    私がこのテントを制作したもう一つの理由は、3.11の東日本大震災で、不安と苦しみの中に暮らす避難所の人々の様子をニュースで見たことがきっかけだった。そのときショックを受けたのは、一時避難場所でプライバシーの保護として使われていた段ボールの囲いであった。もう一工夫を加えるだけで、囲いはテントになれるし、もう少しだけ気持ちが明るくなれるはず。そんな思いから、折り紙の原理を利用した簡易テントを制作した。この作品には、日本の危機を、日本のデザイン、そして私たちの生まれもった感覚で乗り越えたいという気持ちが込められている。

    長谷川 依与
    日本

    インテリアデザイン、インスタレーション分野のアーティスト。人間の、目に見える要素だけでなく不可視な部分に発想の原点がある。人間の内側と外側の考察を通して、人間を表現する作品を制作している。

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  • Embodiment of Fractal

    Embodiment of Fractal

    「Embodiment of Fractal」は、小径パーツを効率よく使用する為に、樹木が持つ、枝分かれの法則やパターンを支柱構造に応用した家具。

    森田 裕之
    森田 裕之
    (日本)
    静岡県出身のデザイナーで、2014年から「studio Rope」として活動をスタート。“感覚を誘い出すこと”をテーマに作品を発表。
    Embodiment of Fractal
    Embodiment of Fractal
    Embodiment of Fractal
    Embodiment of Fractal
    Embodiment of Fractal

    これは日本の森林の可能性を視覚化した作品である。日本では国土の66%が森林にも関わらず、その木材を有効利用できていない。その原因の一つは、小径パーツ(直径120mm以下)が未使用であるということ。

    Embodiment of Fractalの最大の特徴は、小径パーツを効率よく使用するため、樹木が持つ枝分かれの法則やパターンを支柱構造に応用している。この構造を小径パーツで構成する為にオリジナルの素材選定方法を用いた。加工作業を最小限にした為、各支柱が有機的なフォルムを残している。ヒューマンスケールに合わせた6種類のサイズバリエーションは棚やテーブル、さらには椅子など、用途に合わせて媒体を変える事が可能である。大量の支柱に囲まれた空間により、まるで森林の中に居るかの様な演出も可能。これらの自然的要素は、人が潜在的に持っている自然への理解(構造や有機的フォルム)を、視覚や触覚を通じて体験に変換する。日本以外にも各国の林業では同じ問題を抱えている。従ってこの作品は、各国の多様な木材で作られる際のフォーマット的役割を担う事を想定している。各地域の伝統芸能とのコラボレーションもまた、この作品の可能性の一つである。

    森田 裕之
    日本

    1991生まれ、静岡県出身のデザイナー。2014年より「studio Rope」として活動をスタート。
    自身が製作にあたり、構造や素材の応用的アプローチから”感覚を誘い出すこと”をテーマに作品を発表している。

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  • Braille Reader

    Braille Reader

    「Braille Reader」は、情報を視覚から触覚に変換し、目の不自由な人々が様々なメディアからより多くの情報や知識を得ることを可能にする。

    ジャン ジュチャン
    ジャン ジュチャン
    (韓国)
    プロダクトデザイン専攻の大学生。「作品を通して物質的な豊かさを実現したい」と願い、優れたプロダクトデザイナーとなることを目指している。
    Braille Reader
    Braille Reader
    Braille Reader
    Braille Reader

    Braille Readerは、目の不自由な人々にも、健常者と同じように様々なことを感じてほしい、という思いから生まれた。目の不自由な人々が通常得られる情報は限定されているが、Braille Readerが情報を視覚から聴覚に変換することで、点字化されていない新聞や雑誌、小説など多様なメディア情報の読み取りが可能となり、より自由に、情報や知識を得ることができる。

    ジャン ジュチャン
    韓国

    プロダクトデザイン専攻の大学生。優れたプロダクトデザイナーとなることを目指している。作品を通して物質的な豊かさを実現し、生活の質を向上したいと願う。2015年卒業予定。

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  • Mnote, Mnemonic Note

    Mnote, Mnemonic Note

    「Mnote」は脳が効率的に記憶できるよう、感覚を利用しながら記憶を整理し、大切な情報を留めておけるようにデザインされた手書きパッド。

    ベンジャミン シュエ
    ベンジャミン シュエ
    (シンガポール)
    シンガポールを拠点とするデザイナー。科学と芸術、イマジネーションの中でのデザインの重層的な役割に関心を持つ。
    Mnote, Mnemonic Note
    Mnote, Mnemonic Note
    Mnote, Mnemonic Note
    Mnote, Mnemonic Note
    Mnote, Mnemonic Note

    私達は、情報を絶えず脳に与え続けている。これによって社会に対応することができ、同時に認識や考えが形づくられている。記憶が、個人の認識や考えにどれだけ繋がっているかを考えることで、記憶力、すなわち情報を記憶したり、そのまま留めたりする能力にとって五感がどれだけ重要かを考えるようになった。急速に変化し続ける今日の世界では、わたしたちは常に様々な情報に過度にさらされており、五感への刺激が過剰になっている。このままでは新しい情報に対して鈍感になり、今日やるべき仕事や買い物のリスト、研究ノートといった情報さえをも留める能力を失ってゆくのではないか……。

    Mnemonic Note(又は略してMnote)は、知覚、特に記憶をよりうまく扱えるようにデザインされたメモ帳であり、記憶の向上を促し大切な情報を留める機能を持っている。Mnoteには、脳が通常より効率的に記憶を貯められるように、情報を整理する仕組みがある。ユーザーは、自分のクリエイティビティに沿ってメモキャンバスを選択し、書き留める。その後、各キャンバスに意味付けを付与することで、必要な時にその情報を簡単に思い出すことができるようになる。

    「記憶にもっとクリエイティビティを。」

    ベンジャミン シュエ
    シンガポール

    シンガポールを拠点とするデザイナー。科学と芸術、イマジネーションの中でのデザインの重層的な役割に関心を持つ。物事の仕組みに注目し、世界をより良い場所にするような、日常生活の”ふとした瞬間”に常に注目している。

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  • INSTAMP

    INSTAMP

    「INSTAMP」は先端が柔らかく、押す力や角度、回数でスタンプ文字が変わるシリコン製のスタンプ。

    阿津 侑三
    阿津 侑三
    (日本)
    大学で建築を専攻し、卒業後は桑沢デザイン研究所にてビジュアルデザインを学ぶ。現在はデザイナーとして広告制作会社に勤務。
    INSTAMP
    INSTAMP
    INSTAMP
    INSTAMP
    INSTAMP

    書道の繊細な筆の動きの感覚を、アルファベットのスタンプに込めた。書道に使われる毛筆は、先端が柔らかい構造になっているので、筆を強く置くか、優しく置くかで文字の抑揚が変わる。この構造を取り入れたアルファベットのスタンプが INSTAMP である。通常のスタンプは接触面が平らで硬い素材になっているので、常に同じ形を紙の上で表現できる。この接触面に起伏を与え、柔らかい素材を使うことで、押す強さや角度で形が変化するスタンプを考えた。つまり、押す人によって変化するスタンプである。このスタンプによって、人は感覚と形の関係について学ぶことができる。

    阿津 侑三
    日本

    大学で建築を専攻し、卒業後は桑沢デザイン研究所にてビジュアルデザインを学ぶ。現在はデザイナーとして広告制作会社に勤務。

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  • Here Comes the Sun

    Here Comes the Sun

    電気ヒーターとLEDパネルを採用した「Here Comes the Sun」は窓型のヒーターで、心と体で太陽光のような暖かみを体感できる。

    チャン フー チェン,チーミン パオ
    チャン フー チェン、チーミン パオ
    (台湾)
    (Department of Product Design, Shu-Te University)
    チャン フー チェンはプロダクトデザイナーで、チーミン パオは台湾のジュエリーデザイナー。ともに樹徳科技大学大学院出身。
    Here Comes the Sun
    Here Comes the Sun
    Here Comes the Sun
    Here Comes the Sun
    Here Comes the Sun

    陰鬱な冬の時期には、陽の光はとても貴重である。太陽光が窓から部屋に差し込むとき、人々は精神的にも物理的にも、太陽の暖かみを感じることができる。北国では、冬の間は日照時間が非常に短い。太陽光は人々にとって価値のあるものなのだ。暖かさだけでなく、希望とエネルギーをもたらしてくれる。

    Here Comes the Sunは窓からの太陽光を模した窓型のヒーターである。ユーザーは心と体で、太陽のような暖かみを感じることができる。炭素繊維による電気ヒーターとLEDパネルを採用しており、炭素繊維によって、従来のヒーターの構造より、安全で薄型の電気ヒーターであり、マグネシウム合金のブラインドは、暖かさの供給に効果的である。 LEDパネルは昼の光を装っており、様々な気象モードに変化する。光が網膜に当たり、神経系をとおして伝達され、松果体のホルモン分泌を刺激すると、脳は快活で活動的な反応を生み出す。そのため、ユーザーはシミュレートされた陽光により、ポジティブな気持ちになれる。このようにヒーターのブラインドが暖かさを届け、そこから差し込む陽の光が希望をもたらす。Here Comes the Sunがあることで、陽の光を感じることを可能にする。

    チャン フー チェン、チーミン パオ
    台湾

    Chun-Fu Chen
    台湾のシーリングファンメーカーのプロダクトデザイナー。

    Chi-Ming Pao
    台湾のジュエリーデザイナー。

    ともに樹徳科技大学大学院、プロダクトデザイン学部出身。

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  • >crosswalk<

    >crosswalk<

    「>crosswalk<」は、矢印に引き寄せられる、また逆らいたくないという人間の習性を応用し、スムーズに誘導させるためデザインした横断歩道。

    上中 直樹,山口 諒
    上中 直樹、山口 諒
    (日本)
    (KAMINAKANAOKIproject2015)
    上中直樹は、受賞暦多数のクリエイティブディレクター・作家・コピーライター。山口諒は、広告グラフィックデザイナーを経て、現在フリーランス。
    >crosswalk<
    >crosswalk<
    >crosswalk<
    >crosswalk<
    >crosswalk<

    横断歩道での通行人同士の衝突事故は、世界中で未だ絶えない。そこで、矢印のように折れ曲がった横断歩道のデザイン、>crosswalk<を考えた。
    人間には、無意識に矢印へ引き寄せられていく習性があるが、それと同時に矢印に逆らって歩きたくない感覚も持ち合わせている。それは、世界各国老若男女問わずに言えることである。この感覚を応用し、横断歩道を矢印デザインにすることで無意識に歩行者をキレイに誘導させていくという、五感……第六感までも刺激したデザインアイデアとなっており、国も言語も老若男女も問わない分かりやすいデザインに仕上がっている。

    上中 直樹、山口 諒
    日本

    上中直樹
    クリエイティブディレクター・アートディレクター・童話作家・脚本家・コピーライターあらゆるジャンルで、受賞歴多数。

    山口諒
    デザイナー
    広告グラフィックデザイナーを経て、現在フリー。

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メンター

  • mentor

    建築家・エンジニアアーサー・ファン(ARTHUR HUANG) 氏

    コーネル大学建築学部、ハーバード大学建築大学院卒業。歴史、構造エンジニアリング、生物学からインスピレーションを得たクリエイティブな気風で若くして注目される。MINIWIZ社を2005年にニューヨークで、2006年に香港で起業。業界に先駆け、カーボン削減のコンセプトを製品や素材として具現化。MINIWIZ社はその後、環境に優しい素材、建築モジュール、設計を手がける国際企業に成長している。

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  • mentor

    ゲームデザイナーロビン・ハニキー(ROBIN HUNICKE) 氏

    ゲームデザイナー&プロデューサー。美術、コンピューター・サイエンス、応用ゲーム分野で研鑽を積んだ。作品にはPSNダウンローダブルの受賞作品、ジャーニー、スティーブン・スピルバーグのブーム・ボックス・シリーズなど任天堂Wii向けゲーム、MySims, The Sims2などがある。2012年にゲーム開発スタジオ、フノメナをサンフラシスコで共同創設。ゲーム界に影響力のある女性として知られ、思考やゲーム・デザイン、ゲーム文化における多様性を支持する。ゲーム・デザインにおけるMDAアプローチを奨励、年次エクスペリメンタル・ゲームプレイ・ワークショップを共同開催、インデペンデント・ゲームのインディケード・フェスティバルの会長を務めた。

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  • mentor

    建築家・デザイナーネリ・アンド・フー(LYNDON NERI & ROSSANA HU)氏

    上海に拠点を置くネリ&フー・デザイン・アンド・リサーチの共同創立者。専門領域を越え、様々な国の多岐に渡るプロジェクトに取り組み、建築に新しい変化を起こしている。プロジェクトのひとつひとつは、独特の文化・社会的コンテクストの問題を抱えている。建築・インテリアデザイン・プランニング・グラフィック商品等のデザインをしていく中で生まれた、“コンテンポラリーな建築の取り組みは、従来の建築の枠を超えている”という気づき。それをもとに、各プロジェクトで異なる文化・社会的課題への理解と、徹底的なリサーチに基づいたデザインを行う。彼らの仕事は、繊細でありながら、材料、フォルムや光のダイナミックなインタラクションに根ざしており、2014年「Wallpaper* Magazine」のデザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞、2013年には、U.S. インテリア・デザインの殿堂入りを果たした。

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  • mentor

    デザイナーマックス・ラム(MAX LAMB)氏

    素材を生かしたプロダクト創作を得意とするデザイナー。英国の美しい海岸の町コーンウォール出身で、小さい頃から自然に触れて育った。素材そのものが持つ要素を生かした質朴かつ明快なデザインと、材質を知り尽くした繊細な手仕事で、ユニークな家具を制作する。素材と制作のプロセスには、伝統的な手法を重んじつつ、斬新な手法を追求し、実験的かつ実理にかなった作品を目指す。
    ロイヤル・カレッジではデザイン・プロダクトを専攻。修士号取得、次いでデザインを実践するワークショップを創設。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザイン・プロダクトを教える傍ら、世界中の企業や機関に対し、定期的にデザイン・ワークショップを開催。

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審査員

  • judges

    建築家伊東豊雄(TOYO ITO)氏

    「プリツカー賞」初め、数々の受賞歴を持つ日本人建築家。

  • judges

    キュレーター パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)氏

    ニューヨーク近代美術館、建築・デザイン部門のシニアキュレーター。

  • judges

    キュレーターアリック・チェン(Aric Chen)氏

    香港の視覚文化博物館「M+ Museum」で、デザインと建築を担当するキュレーター。

  • judges

    デザインブーム編集長バーギット・ローマン(Birgit Lohmann)氏

    ドイツ生まれの工業デザイナー。designboom.comの共同創立者兼編集長。

  • judges

    デザイン評論家アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn)氏

    ニューヨーク・タイムズおよびアート系雑誌friezeでデザイン評論家として活動、執筆。

  • judges

    LEXUS INTERNATIONAL PRESIDENT福市得雄(Tokuo Fukuichi)

    2014年4月よりLexus International Presidentを務める。