LEXUS DESIGN AWARD

LEXUS DESIGN AWARDは、次世代を担う全世界のクリエイターを対象とした国際デザインコンペティションです。第一回は、日常にあるさまざまな課題を"Motion"という切り口で捉え、これを表現・解決する「DESIGN」を募集しました。

本アワードの創設は、東京デザイナーズウィーク開催期間中の2012年10月30日、レクサスブースにて正式発表され、同年12月31日に応募が締め切られました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

12名の入賞者が2月下旬、Lexus Internationalのウェブサイトにて発表されました。受賞作品のうちの2作品tangent:(小野恵央さん/吉本英樹さん)による"INAHO" と五十嵐瞳さんによる"Making Porcelain With an ORIGAMI" については、世界的に有名なクリエイター(メンター)のアドバイスのもとプロトタイプを制作しました。このプロトタイプ2作品と10点の入賞作品のパネルが2013 年のミラノデザインウィークで展示されました。

レクサスは、これからも豊かな世界を創造する次世代を担うクリエイターを育て、支援していきたいと考えています。

LEXUS DESIGN AWARDは、次世代を担うクリエイターに、世界的なデザインイベントで自らの作品を発表する機会を提供するものです。学ぶ。創る。魅せる…。レクサスは豊かな社会を作り上げる「DESIGN」の未来をサポートします。

AWARD THEME

MOTION

LEXUS DESIGN AWARDのテーマは"Motion"。"Motion"は、私たちの日常生活に直接結びついた言葉であり、コンセプトです。このテーマのもと、レクサス が考えるデザインへの深い理解を示し、"Motion"という切り口で、建築、プロダクトデザイン、ファッションなど日常生活のさまざまな課題にオリジナルな視点と解決策を提示する「DESIGN」 を募集しました。

AWARD WINNERS

    INAHO

    稲穂にインスパイアされた、インタラクティブな室内照明

    風に揺れる稲穂から着想を得て生まれたインテリアライト。暗闇の中で金色に輝き、人が近付くとその方向に優しく傾く。

    tangent:

    tangent:
    (小野恵央/吉本英樹)

    国籍 日本/英国

    tangent: は、ロンドンと東京に拠点を置くデザイン・ブランド。2013年に吉本英樹(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)と小野恵央(株式会社電通)により創設。創作のコアとなるのは自然界から抽出したエッセンスとデジタル・テクノロジー。

    メンター

    SAM HECHT

    サム・ヘクト氏
    プロダクトデザイナー

    ロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒業。2002年にキム・コリンと共にスタジオ「Industrial Facility」を創設。パナソニック、無印良品、ドローグなどさまざまな有名ブランドのデザインを手がけ、数多くの賞を受賞。

    建築家のデビット・チッパーフィールドやIDEOとのコラボレーションでも知られ、インスピレーションによって生活をシンプルにする手段としてのデザインの重要性を提唱している。

    Making Porcelain With an ORIGAMI

    紙の型で磁器を作る

    紙の型を用いることで、さまざまな形の磁器を作ることができる。従来の方法で作られたものにはない薄さを実現できる。この技法は磁器生産に新たな可能性をもたらすだろう。

    Hitomi Igarashi

    五十嵐瞳
    国籍:日本

    2013年、多摩美術大学生産デザイン学科卒業。

    メンター

    JUNYA ISHIGAMI

    石上純也氏
    建築家

    1974年神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了。主な作品は「神奈川工科大学KAIT工房(厚木市)」、「yohji yamamoto(Y’s)New York gansevoort street store(ニューヨーク)」 など。2005年、特別デザイナーとして「Lexus L-finesse Modern Japanese Art Meets Automotive Design」の空間構成と家具製作を担当。

    2009年BCS賞(建築業協会賞特別賞)、2010年度第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞、2012年度文化庁長官表彰国際芸術部門賞ほか、受賞歴多数。著書に『建築のあたらしい大きさ』などがある。

AWARD WORKS

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    Bscooter

    手軽に折りたためるコンパクトな電動スクーター

    スイスアーミーナイフにヒントを得てデザインされた短距離走行用の電動スクーター。折り畳むと、座面、ハンドル、フットボードがすべてコンパクトに隠れるよう設計されている。

    Goula / Figuera

    Goula/Figuera
    (アルバロ・グラ/パブロ・フィゲラ)

    国籍:スペイン

    アルバロ・グラとパブロ・フィゲラはELISAVA(バルセロナ デザイン&エンジニアリング専門学校)を卒業後、同じ職場を経て2012年9月に独立しデザイン事務所を設立。代表作であるサベージコレクションやフォリオランプはまもなく商品化される予定である。過去にバルセロナ、ストックホルム、フランクフルト、マドリッドの展示会に出品し、デザインプラス賞、Injuve賞などを受賞している。

    審査員コメント

    短距離用のスクーターだが、スイスアーミーナイフのように折りたためるコンパクトでシンプルなデザインは美しく、よく考えられている。
    <伊東豊雄氏>

    実にコンパクト。素晴らしい!
    <ハイメ・アジョン氏>

    Calm Kayak

    自分と静かに対話するための1人用カヤック

    競技用にデザインされたカヤックと一線を画し、静かな川や湖、運河などをゆったりと漂いながら自分と対話する時間をもつためのカヤック。

    Mani Zamani

    マニ・ザマニ
    国籍:イラン

    マニ・ザマニは、アイントホーフェン・デザイン・アカデミー(オランダ)とHDKスクール・オブ・クラスト・アンド・デザイン(スウェーデン、ヨーテボリ)を卒業後、プロダクトデザイナー、工芸家、デジタルアーティストとして活躍。そのデジタル作品や木工作品は世界中のクリエイターの注目を集めている。

    審査員コメント

    伝統の中に遊び心を取り入れた見事なソリューション。
    <ハイメ・アジョン氏>

    モーションとは必ずしもスピードを意味するのではなく、慎ましやかな動きを表す言葉でもある。この作品はひとつの場所から次の場所へと急いで移動するのではなく、時には静かに佇み、今いる環境を楽しむ余裕をもつことを提案してくれている。
    <バーギット・ローマン氏>

    FLY

    台北の地下鉄で、プラットフォームの混雑を解消する面白デバイス

    空飛ぶ鳥を表現したLEDライトが到着予定列車の混雑度合いを知らせることで、ホームで待つ人の偏りを防ぐ。

    Dong Bo Cai

    Zong Han Tsai

    Dear Cai
    (ドン・ボ・チャイ/ゾン・ハン・ツァイ)

    国籍:台湾

    ドン・ボ・チャイは台湾の実践大学コミュニケーションデザイン学科に在籍中。ゾン・ハン・ツァイは台湾の国立連合大学インダストリアルデザイン学科に在籍中。

    審査員コメント

    詩的美しさとテクノロジーを融合させ、多くの人々が経験するうんざりするような日々の通勤に効率化をもたらす作品。
    <アリック・チェン氏>

    KLAVA lamp

    見事なバランス感覚を備えた正確な照明

    特殊な形状と質量分布により、どのような置き方をしてもバランスを保ちながら正確に照らし出すランプ。さまざまな照明効果を生み出す。

    Rudy Davi

    ルディ・ダヴィ
    国籍:イタリア

    オランダとイタリアを拠点に活動して8年になる建築家。ヴェネチアの大学を卒業後、2009年に独立してイタリアに事務所を設立。建築・デザイン分野において、モノの形状と力学を生かした作品を制作している。

    審査員コメント

    現実味溢れるアイデア。魅惑的で示唆に富んだ形状は、ジノ・サルファッティによるミッドセンチュリーのビーンバッグ・ランプを彷彿とさせる。
    <アリック・チェン氏>

    動く家具にはいつも驚かされ、惹き込まれる。
    <パオラ・アントネッリ氏>

    Natural Motion for Natural Music

    最も自然な動きだけで操作するドックスピーカー

    私たちの日常におけるモーションの意味とは何か?この問いかけが作品コンセプトの起点となった。説明書なしで、最も自然な動作だけで直感的に音楽を楽しめるようにデザインされたドックスピーカー。

    Moonchul Kim

    ムンチュル・キム
    国籍:韓国

    韓国の弘益大学卒業後、Industrial Facility、Lunar DesignやMike & Maaikeといった工業デザイン会社でキャリアを積み、現在はサンフランシスコにあるFuseprojectでプロダクトデザイナーとして活躍している。

    審査員コメント

    スマートフォンをジョイスティックとして使うという発想が素晴らしい。このデザイナーが今後どこまで発展させられるか見てみたい。
    <アリック・チェン氏>

    この作品の美しさは、こうしたデバイスの操作に伴う典型的な動作ではなく、私たちの日常の何気ない動きに着目した点にある。ユーザーは昔ながらの感覚で気負わずにテクノロジーと触れ合うことができる。
    <バーギット・ローマン氏>

    Slides Bridge

    モーションが変わればエモーションが変わる

    私たちの日常にちょっとした驚きをもたらす滑り台のような橋(スライドブリッジ)。まるで子どものように橋を滑り降りることで、楽しく幸せな気分になれる。

    zhufei

    zhufei
    (ズー・フェイ/ズー・ティアン・フイ)

    国籍:中国

    ズー・フェイはdesignboomの9種のコンペティションで17回、最終選考に残った彫刻家、デザイナー。2007年マイクロソフト ネクストジェネレーションPCデザインコンテストのパブリックチョイス賞受賞。2011年中国ラドスタープライズ最優秀賞受賞。

    審査員のコメント

    いつも同じやり方で移動しなくてもいいはず。階段と滑り台が並べて設置されたこの橋は、移動手段を考え直すきっかけになり、移動がもっと楽しくなるヒントを与えてくれる。
    <バーギット・ローマン氏>

    The drinking fountain

    さまざまなに姿を変える噴水で水の大切さを知る

    大掛かりな噴水がもてはやされる時代は終わった。蛇口から流れ出す水が特殊なターゲットに当たると、そこに蝶、トンボ、クモ、桜の花、唐草模様の形の水膜ができる。シンプルで小さな美しさがそこにある。

    ATELIER OPA

    ATELIER OPA
    (杉原有紀/鈴木敏彦/石川宗孝)

    国籍:日本

    独特のタッチで知られるアトリエオーピーエー。杉原有紀(アーティスト、学術博士)、鈴木敏彦(建築家、工学院大学教授)、石川宗孝(デザイナー)のメンバーで、プロダクトデザイン、インテリアデザイン、アートから建築までを手がける。

    審査員コメント

    最小限のコストで最大限の詩的かつ印象的な効果を生み出している。人を楽しませるという目的を見事に達成した。
    <パオラ・アントネッリ氏>

    Tumbleweed Desert

    風を受けて移動し続け、砂漠を緑化していく球体

    形を変えながら風力エネルギーを最大限活用し、土壌の状態をモニタリングして種を蒔くシステム。拡大を続ける砂漠から住居を守ることができる。

    Shlomi Mir

    シュロミ・ミル
    国籍:イスラエル

    インダストリアル/インタラクションデザイナー。5年前からE.O.D.ロボットやインタラクティブな科学展示品の開発に携わる。エルサレムにあるベツァルエル学院に在学中。テルアビブ・アーキテクト・アワード2012を受賞。

    審査員コメント

    風力エネルギーを利用して砂漠を自走し、緑に変えていくというアイデアが魅力的。実現可能かどうかは別として、スケールの大きさとロマンが人々に夢を与える。
    <伊東豊雄氏>

    Weaving a Home

    コミュニティもつくれる、折りたたみ構造を利用したシェルター

    折りたたみ構造を利用したテント型シェルター。住む場所を失った人々の立派な住居にもなる。サバイバルの域を超えて、コミュニティを築くことも可能に。

    Abeer Seikaly

    アビール・セカーリ
    国籍:ヨルダン/カナダ

    ロードアイランドデザイン学校(RISD)建築・美術学部卒業。湾岸協力会議(GCC)関連の高級品販売プロジェクトに携わり、ヨルダンでの第1回コンテンポラリーアートフェア(SAF)を指揮する。2012ラグカンパニー中東ウォールハンギング・コンペティション入賞。

    審査員コメント

    見事に具現化された実用的な作品。遊牧生活を送る大家族の一時的なテントとしても役立つ。
    <パオラ・アントネッリ氏>

    このテントが避難民や遊牧民の住居としてどの程度機能するかはわからない。しかしこの作品には物語があり、構造も見事。それ以外にも面白い使い道のアイデアが広がるかもしれない。
    <アリック・チェン氏>

    World Clock

    回転させると世界中の時刻がわかる時計

    世界中の時刻がわかる時計。時刻を知りたい都市名が上面にくるよう時計本体を回転させると、静止したままの針がその都市の現在時刻を指す。簡単に時差を超えられる。

    Masafumi Ishikawa

    石川雅文
    国籍:日本

    1981年愛知県生まれ。2007年千葉大学卒業後、TOTO株式会社にプロダクトデザイナーとして入社。

    審査員コメント

    一番好きな作品。シンプルで素晴らしい!
    <ハイメ・アジョン氏>

MESSAGE FROM MENTORS

  • プロダクトデザイナー サム・ヘクト氏

    プロダクトデザイナー
    サム・ヘクト氏

    ロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒業。デビッド・チッパーフィールド事務所、IDEOを経て、2002年に長年のコラボレーター、キム・コリンと共にインダストリアル・ファシリティーを設立。パナソニック、ムジやドローグ等のデザインを手がけ、数多くの賞を受賞。インスピレーショナルな方法で生活をシンプルにするものとしてのデザインの重要性を信じている。

  • 建築家 石上純也氏

    建築家
    石上純也氏

    1974年、神奈川県生まれ。2000年、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了。主な作品は「神奈川工科大学KAIT工房(厚木市)」、「yohji yamamoto New York gansevoort street store(ニューヨーク)」など。2005年にはLexus L-finesse Modern Japanese Art Meets Automotive Designの空間構成、家具製作を担当。2009年度BCS賞(建築業協会賞 特別賞)、2010年度第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞、2010年度毎日デザイン賞、2012年度文化庁長官表彰国際芸術部門賞他、受賞歴多数。著書に『建築のあたらしい大きさ』などがある。

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JUDGES

  • キュレーター パオラ・アントネッリ氏

    キュレーターパオラ・アントネッリ氏

  • キュレーター アリック・チェン氏

    キュレーターアリック・チェン氏

  • アーティスト・デザイナー ハイメ・アジョン氏

    アーティスト・デザイナーハイメ・アジョン氏

  • 建築家 伊東豊雄氏

    建築家伊東豊雄氏

  • designboom 編集長 バーギット・ローマン氏

    designboom
    編集長バーギット・ローマン氏

  • Lexus International President 伊勢清貴

    Lexus International
    President伊勢清貴

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OVERVIEW OF THE LEXUS DESIGN AWARD 2013

LEXUS DESIGN AWARD 2013 メンター、ジャッジのコメント

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