LEXUS DESIGN AMAZING 2014 MILAN

LEXUSは、ミラノデザインウィーク20141で開催されたLEXUS DESIGN AMAZING 2014 MILANにおいて、第2回LEXUS DESIGN AWARD(以下LDA)の12点の入賞作品を展示すると共に、世界で活躍するデザイナー3組の作品を発表しました。

3組の招聘デザイナーであるイタリア人デザイナーのファビオ・ノヴェンブレ氏、日本人デザイナーの田村奈穂氏、そして米国のデザインチーム、MIT2メディアラボの石井裕教授率いるタンジブル・メディア・グループは、それぞれ独自の視点から“AMAZING IN MOTION”というテーマに取り組み、新たな手法でそのコンセプトを表現した作品づくりに挑戦しました。

またLDAに関しては、展示された12点の入賞作品の内2作品が、著名クリエイターのメンターから助言を受けながら制作されたプロトタイプとなりました。本年のメンターは、台湾人の建築家でエンジニアでもあるアーサー・ファン 氏と米国人でゲームデザイナーのロビン・ハニキー氏が務めました。
LEXUSは、2012年末にLDAを創設して以来、様々な著名クリエイターとのデザインの探究や、次世代の新しい才能の育成を通じ、優れたデザインへの支援を続けています。

1:イタリア・ミラノで行われた世界最大のデザインエキシビション。家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントを開催。ミラノサローネとも呼ばれる。
2:MIT (Massachusetts Institute of Technology) マサチューセッツ工科大学

LEXUS DESIGN AMAZING 2014 MILAN

we dance
We Dance
ファビオ・ノヴェンブレhttp://www.novembre.it

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私たちの生命の活動こそ、このテーマそのものだと気づきました。私たちの一生は、命が始まる瞬間から、軽やかなワルツのハーモニーに乗って、ダンスを踊 り続けるようなものです。生命の最小単位である原子の世界から、惑星や銀河が広がる宇宙に至るまで、すべてはひとつの調和のもとに、活動を続けています。 このハーモニーの中で、繋がり合い、バランスを見いだすことで、生命の循環が生まれる。これは、本当に驚くべきことです。

作品は、中央のミラーボールとその軌道上を衛星のように動く個々のエレメントで構成され、各エレメントは、軌道上を回転しながら中央に向けて光のビームを 放ちます。エレメントが動くと、その光の反射と音楽が一体となり、ハーモニーが生まれます。また、見る側もミラーボールに映る自分の姿を通し、このダンス が生み出すハーモニーの大切な一部となっています。

ファビオ・ノヴェンブレ
(FABIO NOVEMBRE)http://www.novembre.it
FABIO NOVEMBRE
1966年 イタリア レッチェ生まれ。
1992年 ミラノ工科大学建築学科を卒業。
1993年 ニューヨーク大学映画学科で学ぶ。
1994年 自らのスタジオを設立。
以後、イタリアの大手デザインブランドとコラボレーションした作品を次々と発表。彼の作品は、その前衛的なアプローチで世界の様々な場所で発表されている。

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Interconnection
“Interconnection”
田村 奈穂http://naotamura.com

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私達はどうする事も出来ない自然の力を知り、人間の無力さ、生命のはかなさを知った。けれど、自然を受け入れる事、共存する事の大切さも教えてもらった。

自然にある全てのものは絶妙なバランスを保ちながらそこに存在する。決して止まることのない自然からインスピレーションを貰い、はかない物が繋がり合い、ゆだねあい、人々の動きと共鳴した時湧きあがるモーションを感じてもらいたい。

天井から吊り下げられた作品は3次元の奥行きを演出します。会場の人の動きで生まれる自然な風の流れに反応し光と影がたえまなく揺らぎ変化しつづけます。

田村 奈穂 http://naotamura.com
NAO TAMURA
New York City, Parsons School of Design, コミュニケーション学科 卒業後、デザインコンサルティング会社Smart Designのデザイナーを経て、フリーのデザイナーとして独立。
現在はNew Yorkを拠点に、Artek, Pyrex, Nikeなど家具や生活小物から、Panasonic社のグローバル展開、au design project コンセプトモデル 、Issey Miyakeの香水パッケージを手がけるなど幅広く活動中。IDEA金賞(米国)、IF Design Award red dot Award(ドイツ)、ミラノサローネサテリテ最優秀賞(イタリア)ほか受賞歴多数。

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TRANSFORM
“TRANSFORM”
MITメディアラボ 石井 裕 & タンジブル・メディア・グループhttp://tangible.media.mit.edu/project/transform/

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“TRANSFORM”は、テーマ“Amazing in Motion”を実体化するため、美的デザインと革新的テクノロジーを新次元で融合させた作品です。MITメディアラボ 石井 裕 & タンジブル・メディア・グループは、静的なテーブルからダイナミックなマシンへの変貌を通して、静と動の美のコントラスト、デザインとテクノロジーの対立と止揚を表現し、見る人々をインスパイアします。

本作品は、千本余のピンの上下運動をリアルタイムにコントロールできる3つのダイナミック・シェープ・ディスプレイをエンジンとして組み込んだテーブルとして構成されています。センサーにより知覚された、人々の運動エネルギーに反応して、テーブルトップの3次元形状が、ダイナミックに波動的に変化し、その躍動美は見る人を魅了します。

動きのデザインは、風と水と砂の間のインタラクション、エッシャーの描いた永久運動、海辺で波に洗われ崩れていく砂の城、などにインスパイアされました。TRANSFORM は変化し続けるテーブルトップの3次元形状を通して、自然とマシンとの対立、そして止揚の“物語”を語ります。


TANGIBLE MEDIA GROUP LED BY PROF.
HIROSHI ISHII from MIT Media Lab.http://tangible.media.mit.edu/
TANGIBLE MEDIA GROUP LED BY PROF. HIROSHI ISHII from MIT Media Lab.
MITメディアラボ副所長、TTT(Things That Think)コンソシーム共同ディレクター、タンジブル・メディア・グループ・ディレクター、Jerome B. Wiesner Professor of Media Arts and Sciences。人・ディジタル情報・物理的環境をシームレスにつなぐヒューマン・インターフェースを長年にわたり研究してきた。実体のないディジタル情報を、直接手で触れ操作できるように物理的に実体化するビジョン「タンジブル・ビット」の提唱者であり、1995年秋にMITメディアラボでタンジブル・メディア・グループを創設。2012年に新ビジョン「ラディカル・アトムズ」を発表。物質そのものを情報の動的表現操作のメディアとすべく、その形状や性質を、コンピューテーショナルにダイナミックに変えることのできるマテリアルを目指すとともに、ヒューマン・インターフェースへの応用研究を推進している。
MITメディアラボでは、独創的な反専門分野主義を掲げ、一見異質な研究領域を、これまでの常識にとらわれない方法で融合する試みを進めている。それにより、既存技術の概念を全く変えてしまう革新的技術、例えば、90年代にウエアラブル・コンピュータや電子インク技術を発明、さらに人間の感情を認識するアフェクティブ・コンピューティング、ディジタル情報に直接触れて操作できるタンジブル・ユーザ・インタフェースなどの新分野を生み出している。現在、MITメディアラボでは、教授、研究スタッフ、学生による30近い研究グループが、350以上のプロジェクトに取り組んでいるが、その範囲は、ニューロバイオロジー、バイオメカトロニクス、コンピューテーショナルフォトグラフィー、エレクトリックカー等にわたり、先端技術開発を勢力的に進めている。

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