INTERSECT BY LEXUS -TOKYOでは、2022年10月28日（金）〜2023年1月25日（水）の期間、熱音響と光による空間インスタレーション作品「Ethereal Cycles」を展示いたします。

作品を手がけるのは、機械仕掛けの装置を通して周囲の環境とのつながり、あるいは新たに見出される「自然」をテーマにしたメディアアート作品を展開するアーティスト・コレクティヴ Natura Machina。今回の新作「Ethereal Cycles」は、彼らが近年取り組むレイケ管と呼ばれる熱エネルギーを空気振動へと変換する熱音響変換現象をもとにした大型インスタレーション作品です。

展示空間にグリッド状に組まれたフレームに吊られたガラスの円筒群。それぞれの筒の中に組み込まれた電熱線が光と共に発熱すると、周囲の空気が下部から引き込まれ、周期的な圧力変化が音となって空間に鳴り響きます。それぞれの電熱線はプログラムされたリズムで順次駆動され、光と音の重なりが空間内をさまざまな経路で移動していきます。さらにこれらは、周囲の気流や気温、鑑賞者の動きなど空間的要因から物理的に影響を受け、どの瞬間も同一とならず常に変化し続けます。本作品を通して、都市空間のように整然と並ぶフレームとのコントラストの中で、鑑賞者はその間や周囲に漂う空気の質感や空間の存在、エネルギーの循環にさまざまな感覚で意識を向けることになります。

LEXUSは、カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズやライフスタイルに寄り添うクルマづくりを目指し、電動化ビジョン「Lexus Electrified」のもと、クルマを通して驚きと感動の体験をご提供すべく挑戦し続けています。
今回の展示は、電気を介して環境に驚きの体験をもたらす新しい展示であり、電気エネルギーを使ってこれまでにない新たな体験を創造する点において、レクサスの電動化ビジョンと共鳴し、実現へと至りました。どの瞬間とも、同じ音となることがない本展示は、聞く人それぞれに多様な印象をもたらします。
本展示との “対話” を通して、思い思いに何かを感じていただき、取り巻く環境と、電動化の可能性に改めて目を向けるきっかけにしていただければと考えています。
都市空間の中での「自然」を、目で耳で肌でぜひ体験してください。

Natura Machina

アメリカを拠点に活動するアーティストのMikhail MansionとKuan-Ju Wu、および日本でインタラクティブメディア研究者・アーティストとして活動する筧康明を中心にするアート・コレクティヴ。本作を含むSoundformシリーズは、これまでに第23回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞、Ars Electronica Festival 2019、Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2021などでの展示を展開する。