9.17 Wed 19:00 START
フォトグラファーでありブロガーのシトウレイさんと、「レイ ビームス」ディレクターの濱中鮎子さんによる今回のWORKSHOP BY LEXUS。自分好みのファッションやテイストを通じて見えてくる“今の自分”を改めて確認し、本当に心地よく、自分らしくいられるスタイルを探ることをテーマにワークショップを開催しました。司会は、ELLE ONLINEの編集長代理、富永亜紀さんが担当しました。
まずは、お2人のプロフィール紹介から。シトウさんは、6年ほど前から「STYLE from TOKYO」をスタートし、ブログを通じてストリートスナップを発信する日本の第一人者です。シトウさんが気になるのは、着こなしに提案力がある「服を乗りこなしている人」だとか。クラシックなシューズにボクサーパンツを組み合わせたスタイルなど、お気に入りのストリートスナップをいくつか紹介してくれました。
濱中さんは、ビームスの店舗スタッフ、名物プレスを経て、昨年からレイ ビームスのディレクターに。ショップやカタログなどを通じて、ブランドが持つ世界観を発信しています。この秋冬のコーディネートとシーズンカタログを持参し、トレンドを集めてキーワードを抽出するなど、レイ ビームスのシーズンテーマの立て方やオリジナルアイテムへのデザインの落とし込み方について解説してくれました。
次は、現在のトレンドについて訪ねてみました。シトウさんが「トレンドには2種類あって、1つはショーから発信されるワールドトレンド。もう1つが、私が撮っているようなストリートの気分の集合知がトレンドになるもの。ストリートでなんとなく気になるなと思ったものが、いつの間にか街中に増えていきます」と解説すると、濱中さんも「私も同じ考えです。モード界のトレンドと、自然発生的に街の女の子から出てきたトレンドがあって、私も両方の影響を受けています」と話してくれました。
ここで付箋を使って、ゲストの方々が自分が好きなファッションやスタイルを言葉にし、ピックアップするワークショップが始まりました。好きなブランドやショップ、シューズ、都市など、カテゴリーごとに好きなものを付箋に書いて、シートに貼っていきました。各テーブルを回りながら「このアイテムにはどんな小物を合わせたい?」など、シトウさん、濱中さん、富永さんの3名によるアドバイスを参考に、ゲストの方々がシートを作成していきました。
休憩を挟んで、後半は、ゲストの方々が作ったシートで、シトウさん、濱中さんが気になったものを紹介。さらに会場にいる全員で着用しているものやバッグの中のものなど、自分らしいと思えるアイテムを撮影してインスタグラムにアップする情報発信を、体験。ゲストは、自分の持ち物や会場のシャンデリアなど、気になったものを思い思いに撮影し、次々に写真をアップしていきました。
最後に、濱中さんが「SNSを使ったセルフプロモーションによって、ファッション以外の仕事も増えています。好きなものをアップしていくとフォロワーが増えて、見られていることを意識すれば、生活をより丁寧に送るきっかけにもなります」とSNSの魅力を語ると、「SNSはハプニングの宝箱。やってみると自分が大切にしているものがわかるし、世界の距離が縮まって、SNS経由で仕事が来るとか、いろんなことを発見できて日常生活が豊かになります」とシトウさんもその楽しさを教えてくれました。仕事とプライベートの境目なく、情報発信を続ける両者の充実したライフスタイルを垣間見ることができる、実に華やかなイベントになりました。
このイベントの詳細レポートは、ELLE ONLINEにてご覧頂けます。