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Feb 09,2018. UPDATE

BEAMS JAPANとLEXUSのコラボレーション 「LIFE WITH NEW TAKUMI~新しい匠、新しい暮らし~」トークイベント開催

2.01 Thu 19:00 START

2018年2月1日、東京・南青山にあるINTERSECT BY LEXUSで「LEXUS×BEAMS JAPAN|LIFE WITH NEW TAKUMI~新しい匠、新しい暮らし~」のトークイベントを開催。

BEAMS JAPANとの初のコラボレーションとなる今回の企画展は、「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT(以下、「プロジェクト」)」の作品をBEAMSのチーフバイヤー、ショップマネージャーら6名のスタッフが独自の感性でキュレーションし日常のシーンとともに紹介することで、若き匠が生み出すプロダクトを取り入れた新たなライフスタイルを提案しています。

トークイベントに登壇したのは、BEAMS JAPANのチーフバイヤーである鈴木修司さん。LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2016徳島県匠で、プロダクトデザイナーとして活動する永原レキさん。そして、永原さんとも親交が深く、2020年夏季オリンピック、パラリンピックのエンブレムデザインを手がけた野老朝雄(ところ・あさお)さんの3名。ファシリテーターは、プロジェクトのメンターである川又俊明さんが務めました。

トークイベントは、LEXUS INTERNATIONALの宮永悦充によるプロジェクト紹介からスタート。これまでの活動にまつわるエピソードや、先日、全国から51名の匠が集って開催した展示会の様子なども紹介しました。LEXUS NEW TAKUMI PROJECTは、LEXUSが2016年から続ける、日本各地で新しいモノづくりに挑む若き匠を応援するプロジェクト。2年目となる本年は、47都道府県から51名の若き匠を選出し、国内外のバイヤーやメディアなどにプレゼンテーションする機会を設けるなど、地域から日本や世界に羽ばたくためのサポートを続けています。会場には各地から数名の若き匠たちも駆けつけ、3者の話に熱心に耳を傾けていました。

イベント冒頭で、鈴木さんが、2016年に新宿に開店した「匠からサブカルチャーまで」をキーワードに掲げ、工芸や民芸からポップカルチャーにいたるまで、日本の文化を伝えようとしている店舗「BEAMS JAPAN」や自身の仕事について話すと、永原さんは徳島県で始めた藍染スタジオや、プロジェクトのスーパーバイザーである小山薫堂さんから「注目の匠」に選出された藍染のサーフボード作品について紹介。野老さんは自身が手掛けた、徳島県の藍をPRする「藍とくしま」のロゴマークなどについて語りました。

今回の企画展をきっかけに、徳島県にある永原さんの藍染スタジオを訪れたBEAMS JAPANの鈴木さん。鈴木さんが「道を挟んですぐ海という環境で仕事できるのは嫉妬してしまうくらい素敵でした」と話すと、野老さんは「レキだけじゃなくていろんな人が集まっていて、それを受け入れる土壌がある。そこにいる方がつないでいる、素晴らしい場所ですね」と続けました。

徳島県に根付いた「藍」を介して知り合ったという野老さんと永原さん。2人をつないだ「藍」について話を振られた鈴木さんは「日本が鎖国から開国して外国人が来たときに、藍一色だったという話があります。日本人は遺伝子的に藍に惹かれるものがあるのではないでしょうか。藍は性別や年代を超えて好かれる色。バイヤー視点からも、藍にはもっともっと可能性があります」と語りました。

トークセッションは中盤、立ち位置がそれぞれ異なる3者の視点から日本のモノづくりに言及。野老さんが「プロダクトアウトとマーケットインという言葉がありますが、匠たちは好きだからそこにいったわけで。好きなものを作るべき」と話すと、プロジェクトなどを通じた気付きとして「徳島は藍の生産量が日本一。でも、藍は日本の色だし、藍染は日本各地にあります。藍に関わっている人間として、視野を大きく持っていきたい」と語った永原さん。鈴木さんは「海外の人が日本のものに価値を感じているのは、誠実さや作りの良さ。『日本の人が作っているものは、真面目で手を抜いていない』という声が聞こえてきます」と若き匠の言葉に応えました。

最後に永原さんが一呼吸置いてから、「海外からお客さんが来ると、藍染や手仕事に興味を示してくれる。すると、地元の人もその良さに気付くことができる。オリンピックもまた、伝統ある工芸の価値の見直しを与えてくれる良いきっかけです。LEXUSやBEAMSといった同じような思いを持った方と匠がつながっていることがチャンスだと思うので、オリンピックを節目にその先も、大きな流れにしていけたら」とのモノづくりへの熱い思いを語り、トークイベントは幕を閉じました。

会場には、展示作品を前に遅くまで会話を交わす、登壇者や各地から駆けつけた若き匠の姿が。この日のINTERSECT BY LEXUSは、世代や場所を超え、日本のモノづくりを取り巻くさまざまな才能が交わる熱気に包まれた空間となりました。

「LEXUS×BEAMS JAPAN|LIFE WITH NEW TAKUMI~新しい匠、新しい暮らし~」展示
https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/lexus-beams-takumi.html
場所:INTERSECT BY LEXUS(東京都港区南青山4-21-26)
日程:1月23日(火)〜2月19日(月)
参加キュレーター:
窪 浩志 氏(社長室室長 クリエイティブディレクター )
土井地 博氏(社長室 宣伝統括本部 コミュニケーションディレクター)
鈴木 修司氏(BEAMS JAPAN チーフバイヤー)
太田 友梨氏(BEAMS JAPAN バイヤー )
君島 聡子氏(BEAMS JAPAN ショップマネージャー)
藤居 豊造氏(BEAMS JAPAN アシスタントショップマネージャー)


VISIONARY
レクサスとビームスによるコラボ「LIFE WITH NEW TAKUMI」は、刺激的な出会いを生む「魔法のドア」だ
http://lexus.jp/magazine/20180202/146/cul_life_with_new_takumi.html

LEXUS NEW TAKUMI PROJECTについて
https://lexus.jp/brand/new-takumi/