アジア最大級の国際短編映画祭である「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア（以下、SSFF&ASIA）」の代表を務める俳優の別所哲也さんと、モデルのマギーさんによるトークショーをINTERSECT BY LEXUSで開催。今回のトークショーは、同時期に東京と横浜の6会場を舞台に行われたSSFF&ASIA2016と連動したもので、別所さん、マギーさんの映画にまつわるトークの合間に、会場に集まった方々と一緒にショートフィルムの鑑賞を行いました。

上映したショートフィルムは、SSFF&ASIA2016のオープニングセレモニーで世界初上映した「LEXUS SHORT FILMS」第3弾「FRIDAY NIGHT」（アレクシィ・ミシャリク監督作品）を含む2作品です。

LEXUSは、未来を担う新進気鋭のクリエイターを支援するプロジェクトとして2013年からLEXUS SHORT FILMSを開始しています。LEXUS SHORT FILMS第3弾となる新作ショートフィルム4本を米国の映画会社であるザ・ワインスタイン・カンパニーと協力して制作し、今回披露したFRIDAY NIGHT以外の3作品は、今後、世界各地のフィルムフェスティバルで順次公開していく予定です。

トークショーは、別所さんによるSSFF&ASIAの紹介から始まりました。「SSFF&ASIAは今年で18年目。アメリカのアカデミー賞公認の映画祭で、毎年6000作品が100カ国から集まってきます。マギーさん、映画に出演されたことは？」と別所さんが聞くと、マギーさんは「女優業はまだですね。興味があるので、チャンスがあれば。映画に出るとしたら、周りからイジられるドジな役柄とか、普段と真逆なキャラに挑戦したいです」と話しました。

続いて、別所さんの「今日はみなさんと一緒にショートフィルムをご覧頂きますが、ショートフィルムを観たことはありますか？」との質問に、マギーさんが「横浜にあるショートフィルム専門の劇場にラジオの取材で行ったんですが、作品は観れなくて。だから、実は今日が初めてなんですよ」と答えると「初めてのショートフィルムを、ここINTERSECT BY LEXUSでご覧になるわけですね。SSFF&ASIA2016のオープニングでワールドプレミア上映したLEXUS SHORT FILMSの作品を、もう一度ここで上映します。タイトルはFRIDAY NIGHT」と別所さんが話し、ショートフィルムの上映が始まりました。

約15分間のFRIDAY NIGHTを鑑賞し終わると「いかがだったでしょうか。FRIDAY NIGHTは、災害などがあった時に家族はどうなっているのか、大切な人と連絡が取れない時にどうしたらいいのかという普遍のテーマを設定しています」と別所さん。マギーさんは「お母さんの視点に感情が動かされて、映像を通じて気持ちがリアルに感じられました。ショートフィルムは、ワンシーンワンシーンが見逃せないですね」と語りました。

続いて鑑賞したのは「Mr.Foley」でした。上映後、別所さんが「日本語タイトルは『音を奏でる人たち』。4分と短い作品ですが、音がなくなったらどうなるか。音楽やリズムは、人間にはなくてはならないものですね」と作品の感想を話した後、「ところで、マギーさんはどんな映画がお好きですか？」と続けると「よく観るのはドキュメンタリーや戦争ものとか、こういうことが実際に起きているんだなと感じられるものですね。でも、思い切り泣ける純愛のラブストーリーも好きです」とマギーさん。その後も、互いに好きな映画のジャンルや、映画を楽しむシチュエーションについて会話は弾みました。

途中「この秋には、是枝裕和監督によるワークショップをINTERSECT BY LEXUSで開催する」と話した別所さん。2人のゲストが、訪れた方々と一緒に作品を鑑賞し、気さくに質問に答えるなど、終始映画への愛に満ちた雰囲気でトークショーは幕を閉じました。