TOUR RESULT

2021.06.03 - 06.06

メモリアル・トーナメント

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メモリアル・トーナメント

週末にスコアを崩して62位タイも、 全米オープンへ、潰すべき課題は明確

 カレンダーは6月に入った。松山英樹にとっては、重要度の高い2試合がある月だ。全米オープンは言うに及ばず、今回の「メモリアル・トーナメント」も、PGAツアー初優勝を飾った思い出深い大会であり、やはり松山も、「勝ちたい試合の1つです」と言う。昨年大会以降にコース改修が行われたため、「ここまで改造されると当時の思い出がなくなります」とも語ったが、それならばまた勝って、記憶もアップデートすればいい。

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 5月の全米プロゴルフ選手権から2週間。オープンウィークでは、ゴルフの調子が、「少しずつ良くなりそうですけど、まだ全然良くなっていないです」という状態だったそうだが、迎えた初日のスコアカードも、まさに良い所も悪い所も入り混じったものとなった。10番からスタートして11番では、左ラフから118ヤードの3打目が、深いラフで思うようにヒット出来ず、反対側のラフに入ってボギー先行。しかし、12番で3mのパーパットをセーブしてから、内容が好転した。13番で3.5mを決め、15番では残り274ヤードから2オン2パット。1アンダーで折り返して、1番でも右フリンジからの3.5mのチャンスをパターで沈めた。出入りが激しくなったのは、2番で1.5mのパーパットを外してから。3番で2.5mをジャストタッチで決めてバウンスバックしたが、4番で3つ目のボギー。5番では、99ヤードの3打目をピン左2mに寄せ、再度のバウンスバックも、雷雲接近による中断を経ての上がり2ホールが痛かった。8番では、ラフからの13ヤードの2打目が4.5mショートしてボギーとすると、9番では139ヤードの2打目が右に出て、池に。ダブルボギーのつらいホールアウトで1オーバー、54位タイ。トップとは7打差がついた。

 しかし、「ショットもパットも少し良くなってきているなというのはありました」という松山の初日評が正しかったことを示すように、2日目は好調に推移した。6番で166ヤードの2打目をピン手前1.5mにつけ、初バーディーとすると、7番では、9mのイーグルパットが大きく左に曲がる孤を描き、カップに吸い込まれた。8番でも、1打目がピン右1m弱につくスーパーショット。3ホールで4打を稼ぎ出した。後半に入り、10番で初ボギーも、勢いは萎まない。11番では、ガードバンカーからの3打目を1m弱に寄せ、14番では124ヤードの2打目をピン手前1.5m。進行の遅れで、この日は17時過ぎのスタートとなったため、ここで日没サスペンデッドとなったが、後半2つ目のバーディーを奪い、暫定8位タイとした直後なら、気分も悪くないだろう。

 3日目は、計22ホール。早朝の第2ラウンド残り4ホールは、16番で1打目を池に入れ、17番では1.5mのパーパットが決まらず、連続ボギーも、18番で173ヤードの2打目を右ピンハイ2mにつけてバーディーとし、大きな傷は阻止した。通算3アンダーで15位タイ。初日と変わらず、首位とは7打差だ。

ただ、続く第3ラウンドが、厳しかった。すべては、-6.874というパッティングのスタッツに表れていたと言える。5番まで3回あった5m以内のチャンスが入らず、疑心暗鬼になったのか。6番で1mのパーパットがカップ右を通過すると、8番でも2mを外してボギー。影響は、グリーン外のプレーにも出た。10番では、34ヤードのバンカーショットが15mショートし、ボギー。短いパー4の14番では、1打目をエッジまで運び、ようやく初バーディーも、16番で1打目が左の池に捕まってダブルボギーでは、喜べない。182ヤードの2打目がベタピンについての17番のバーディーも、18番で1.5mをセーブ出来ず、すぐに消えた。トップと16打差の4オーバーで54位タイ。優勝は完全に遠のいた。

 松山は、3日目の苦戦の要因として、ちょっとしたズレが大きなミスに繋がっていることを挙げたが、最終日も大きく改善とはいかなかった。1番でフリンジからの5.5mに3打を要し、ボギーとすると、4番で2m、7番で2.5mのパーパットが決まらない。さらに9番で2打目が池に捕まり、前半は4ボギー。折り返して10番でも、花道から20ヤードの3打目がグリーンの傾斜で戻って、さらにボギーの数が増えた。初バーディーは、15番。グリーン左ラフのマウンドの上から打ち下ろす13ヤードの3打目がベタピンで、唯一のバーディーとなった。8オーバーで、62位タイ。数字の上では、光る所なく終わった印象だ。

 ただ松山が、「きっかけは少しずつ見えてきていると思います」と評したように、スコアカードに表れない所で、良い部分もあった。2日目以降、フェアウェイキープ率は70%を上回り、最終日は4日間ベストの78.57%を記録。また、入らなかったが、この日は多くのチャンスも創出した。ボギーの1番に加え、3番はグリーン右奥フリンジ4m、6番5m、11番1.5m、12番2m弱、14番3m弱、18番4.5m。松山は、「パッティングも、ちょっとずつ改善される雰囲気はあるので、あとは練習して自信をつけるだけかなと思います」と語っていたが、もし序盤で入っていれば、大きく異なるスコアカードとなっていたかもしれない。

 次は、全米オープン。2週間で潰すべき課題は、はっきりしている。充分、期待していい。

通算スコア:+8
順位:62T

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。