TOUR RESULT

2021.04.01 - 04.04

バレロ・テキサス・オープン

バレロ・テキサス・オープン
バレロ・テキサス・オープン

異例のスケジュールで挑んで30位タイ 2021年ベストの好発進を光明に出来るか

 翌週にマスターズを控えた、4月第1週の大会、「バレロ・テキサス・オープン」。松山英樹が初出場を決断した。連戦でオーガスタに挑むのは、昨年11月に続き今回が2度目という、松山にとってのレアケース。なかなか上がってこないゴルフの調子を、実戦の場で取り戻すことが目的だ。グループリーグ敗退となったWGC デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権から日が浅く、大会前、「全然、改善には至っていないです」と語った松山の表情は険しかった。

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 しかし、それがすぐに一変することもあるから、やはりゴルフは不思議だ。初日を終えた松山は、「久々に良いプレーが出来て楽しかったです」と、ナイスラウンドの嬉しさを隠さなかった。3番での25ヤードのチップインを手始めに、この日は計7つのバーディーを奪った。4番では157ヤードの2打目を1.5mに絡め、6番では3m、8番では7.5mのパットを沈めた。後半も、11番で4mを読み切ると、13番では1打目を2mにつけ、14番ではグリーン左奥にほぼ2オンから2パットで、この日2度目の連続バーディー。この時点で、単独トップにも立った。ボギーは、182ヤードの2打目をショートサイドのグリーン左に外した9番と、2mのパットがカップに蹴られた16番の2つ。通算5アンダーで、首位と3打差の4位タイと、今年ベストの滑り出しとなった。初日トップ10は、昨年11月のマスターズ10位タイ以来。トップ5となると、昨年8月のBMW選手権単独1位まで遡る。

 しかし、このまますんなり事が進まないのもゴルフだ。2日目はドライバーで右手を離す場面が目立つなど、難しい18ホールとなった。10番からスタートしての12番で、1打目を左の林に曲げ、木の根元近くから出すだけとなった2打目も右ネイティブエリアに入って、今大会初ダブルボギー。ここから展開は、まさに行ったり来たりだった。18番では、残り300ヤードから2オン2パットで初バーディー。折り返しての1番で再び1打目を左の林に打ち込んでボギーを喫したが、2番では93ヤードの3打目を2mに寄せて、すかさずバウンスバックを果たす。7番では、3パットで2つ目のボギー。通算3アンダーへとスコアを落としてのフィニッシュとなった。トップとの差は3打から6打へ。ただそれでも、順位は14位タイに踏ん張った。多くの選手が難コースに手を焼いたということだ。

 雷雨でスタートが遅れた3日目も、もどかしいゴルフとなった。主にスコアが動いたのは、前半だった。1番で、1mを外してボギー発進。2番で左ラフから108ヤードの3打目を約1mにつけ、素早く1打を取り戻したが、流れは好転しない。4番で27ヤードの2打目が5mショートすると、5番では右に出た1打目が木の手前に止まり、連続ボギー。7番で9m弱のバーディートライを沈めても、9番では、樹々の間からの2打目がシャンク気味に出て、1打がすぐに消えた。ただ、後半に入るとティーショットが安定。「悪かったのが、少しずつ良くなっていきました」というパッティングもあり、ボギーはゼロに抑えた。15番では、136ヤードの2打目がピンの根元を捉えて、3つ目のバーディー。首位と10打差の通算2アンダー、26位タイで、マスターズ前最後の1日へ向かうことになった。

 最終日は、まるでここまでの3日間を1日にまとめたような、良いことも大変なことも入り混じるラウンドだった。2番パー5で116ヤードの3打目を2m強、4番で181ヤードの2打目を3.5mにつけ、2つのバーディーを先行させたが、6番では1.5mのパーパットが決まらず、2つ目のボギーとなった9番では、木を前にして左打ちを強いられた。折り返して10番では、3打目アプローチがグリーンに届かず、連続ボギーも、直後の11番では左ラフから133ヤードの2打目をカップインさせて、今大会初イーグル。ジェットコースターのような展開は、まだ終わらない。12番で3mのパーパットを外したが、14番パー5では、逆に3mのチャンスを沈めた。続く15番では、1打目を左に曲げ、ペナルティーの1打を払ったあとの3打目もグリーンを大きくオーバーして、今大会2つ目のダブルボギー。しかし、16番ではフリンジから5mのチャンスをパターで決め、17番では右ラフから65ヤードの2打目を1.5mに寄せて、ダブルボギーを帳消しにした。

 通算3アンダーの30位タイ。トップとは15打差もついた。決して、自信を深められるような結果ではない。ただそれでも、得るものはあったのではないだろうか。たとえば、初日の好発進。最終日の1イーグル、5バーディーも、復調の兆しと捉えられはしないか。

「初日1日だけでも出来たことは大きいですし、今年に入ってなかったことなので、凄く良かったなと思います。あとは、ミスの幅がもうちょっと小さくなれば、打てない所にも行かないと思うので、しっかりといい状態になるように頑張りたいと思います」

 付け加えれば、年代の近いジョーダン・スピース(アメリカ)の復活優勝も、響くものがあったに違いない。松山にもすぐ順番が回ってくると信じて、マスターズ開幕を待ちたい。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 5 3 4 4 4 3 5 4 4 4 4 3 5 4 3 4 5 72
4
E
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4
-5
5
-5
67
-5

リーダーズボード

Pos Name
1 ジョーダン・スピース
2 チャーリー・ホフマン
3 マット・ウォレス
4 ルーカス・グローバー
5 アニルバン・ラヒリ
6T ブラント・スネデカー
6T クリス・カーク
6T ゲーリー・ウッドランド
9T パットン・キジーア
9T セバスチャン・ムニョス
9T キャメロン・トリンガル
30T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-18 F -6 67 70 67 66 270
-16 F -6 75 66 65 66 272
-14 F -2 69 68 67 70 274
-12 F -6 73 67 70 66 276
-10 F -3 71 69 69 69 278
-9 F -4 72 67 72 68 279
-9 F -4 72 72 67 68 279
-9 F -3 71 72 67 69 279
-8 F -7 71 74 70 65 280
-8 F -3 68 74 69 69 280
-8 F E 66 69 73 72 280
-3 F -1 67 74 73 71 285

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。