TOUR RESULT

2021.03.24 - 03.28

WGC デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権

WGC デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権
WGC デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権

2015年以来のベスト16進出は果たせず マスターズに向けて3週連続参戦を決断

3月最後の一戦は、「WGC デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権」。松山英樹は、オープンウィークを挟んでの参戦となった。

NEXT

∧

∨

「良い感じでトレーニングも出来ました。スイング自体も落ち着きはじめています。タイミング次第で結果が凄く変わるような感じを、もう少し安定したアドレスやリズムに出来れば、良いパフォーマンスを出せるかなという所まで来ているので、楽しみだなと思います」

 ただ、ここ最近は自らの感触と実戦での内容に乖離があり、それが松山のゲームの組み立てを難しくさせている。2週前には、今年2度目の予選落ちも喫した。

「試合会場に来るとちょっとしたズレがあって、そこを見抜けるようになれば、試合でも良い状態でプレーも出来ると思います。そういう部分をしっかり出来れば、という感じです」

 その言葉からすれば、松山は今大会初日も、ズレを特定出来なかったということになるのだろう。何より、スタートから3ホール連続で対戦相手のカルロス・オルティス(メキシコ)にアップされた場面が痛かった。1番では右ラフから110ヤードの2打目がグリーンをオーバーし、2番では3パット、3番では右ラフから135ヤードの2打目がグリーン手前のネイティブエリアにショートと、すべて松山のミスが招いた3ダウンだった。4番でオルティスのボギーにより1ホールを返しても、流れは変わらない。9番で松山が、171ヤードの2打目を左のネイティブエリアに打ち込んでダブルボギーとし、再び3ダウン。10番では、9mのバーディーパットを沈めたが、松山の反撃はここまでだった。11番でオルティスがバーディーを奪い、また3ダウンとなると、13番では松山が池に2度打ち込んで4ダウン。15番で迎えた1.5mのチャンスも、先にオルティスが3mを沈めて、勝負が決した。4&3。今大会初出場のオルティスに早速、初勝利をプレゼントする結果となった。

 2日目は一転、ブライアン・ハーマン(アメリカ)との接戦となった。しかし、この日も松山は主導権を握れなかった。3番で松山が2mのパーパットを外し、ハーマンの1アップとなったが、6番では松山が2.5mのバーディーパットを沈めて、オールスクエア。後半に入って11番では、松山が1打目を池に入れ、再び1ダウンとなると、短いパー4の13番では7mに1オンも、ハーマンに先に8.5mのイーグルトライを決められ、さらに差が広がる。15番で3.5mのチャンスをものにして1ダウンとし、続く16番では、松山のバーディーに対し、ハーマンが3mのイーグルパットを外すラッキーにも恵まれたが、ここで松山は、つけ込むことが出来なかった。沈めればオールスクエアという、17番の4mのパットは、カップ左を通過。最終18番では、右ラフから66ヤードの2打目を1.5mに絡めたが、ハーマンも1m強に寄せ返して、ともにバーディー。結局、一度もリードを奪えずに、ハーマンの1アップで2敗目を喫し、2015年以来の決勝トーナメント進出は果たせなかった。

 2019年大会では、グループリーグ敗退が決まって迎えた3戦目で、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンを撃破。少なからず自信を得る内容となったが、今大会も、松山に残された最善の結果は、グループ最上位の世界ランキング10位、パトリック・カントレー(アメリカ)を破ることのみとなった。溜まったものを吐き出すように、松山は最後のマッチで躍動した。1番では左バンカーから107ヤードの2打目をベタピン、2番では145ヤードの2打目をピン奥2m、3番では右ラフから155ヤードの2打目を、グリーン左の傾斜を利用して寄せ、ピン手前1m。3連続バーディーでたちまち3アップを奪った。4、6番で、ミスショットなどから1アップまで迫られたが、最後までオールスクエアに戻すことは許さなかった。7番で5.5mのチャンスを決め、8番ではカントレーがボギー、9番では109ヤードの2打目をピン奥1m強につけて、再び3連続で取って4アップ。短いパー4の13番では13mに1オンを果たし、さらに5アップまで差を広げた。

 14番で左の池に打ち込み、15番では右バンカーから108ヤードの2打目をグリーンオーバーさせて、3アップとされたが、最後は劇的な幕切れとなった。16番、グリーン手前から31ヤードの3打目は、ピン左でバウンドした後、スピンで進む方向を右に変え、そのままカップイン。4&2。松山の、まさに意地の勝利だった。

「頑張ったかなという感じです。ラッキーで3つ取れ、最後までリードを保つことが出来て良かったです」

 前2日間、不甲斐なさからか、コメントを残さなかった松山が、ようやく口を開いた。ただ、この日の好結果にも、「状態は最悪です」と、自己評価は手厳しかった。

「先週のオフで状態は良い感じでしたが、それが崩れてしまうのは何か原因があると思います。そこを直すことが出来れば、来週も良い勝負が出来るんじゃないかなと思います」

 改善のために、松山としては初となる、次週、「バレロ・テキサスオープン」への参戦を決断した。2週後のマスターズのために、出来ることは何でもやる覚悟だ。

NEXT

∧

∨

スコアボード

Win Name Score Name Win
ROUND 3
松山 英樹 16H
4 and 2
パトリック・カントレー  
ROUND 2
  松山 英樹 18H
1 UP
ブライアン・ハーマン
ROUND 1
  松山 英樹 15H
4 and 3
カルロス・オルティス

リーダーズボード

Win Name Score Name Win
決勝
ビリー・ホーシェル 17H
2 and 1
スコッティ・シェフラー  
3 位決定戦
  ビクター・ペレス 17H
2 and 1
マット・クーチャー
準決勝
  ビクター・ペレス 16H
3 and 2
ビリー・ホーシェル
  マット・クーチャー 18H
1 UP
スコッティ・シェフラー
準々決勝
ビリー・ホーシェル 19H
1 UP
トミー・フリートウッド  
ビクター・ペレス 15H
4 and 3
セルヒオ・ガルシア  
  ジョン・ラーム 17H
3 and 1
スコッティ・シェフラー
マット・クーチャー 17H
2 and 1
ブライアン・ハーマン  

∧

∨

  • LEXUSについて詳しくはこちらLEXUSについて詳しくはこちら
  • LEXUS COLLECTIONLEXUS COLLECTION

松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。