TOUR RESULT

2021.03.04 - 03.07

アーノルド・パーマー招待

アーノルド・パーマー招待
アーノルド・パーマー招待

日に日に調子も順位も上げて18位タイ 自信とともに、幻の「63」を記録した地へ

 前週の戦いを終えた際、松山英樹は、「アーノルド・パーマー招待」に向け、「先週、先々週と体調を崩しているので、気をつけたいと思います」と語っていた。だが、連戦の中では、維持だけでも難しい。首などの痛みから、松山はプロアマ戦を9ホールで離脱した。

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「大丈夫です」と気丈に振り返っていたが、初日序盤のプレーに影響がまったく無かったとは言えないだろう。アプローチのミス、3パット、ティーショットのミスで、1番、2番、4番でボギーを献上。さらにダメ押しは、6番だ。右手を離した1打目は、左サイドに広がる池に吸い込まれ、ダブルボギー。6ホールで5オーバーは、どう見ても異常事態だ。

 だが、松山はそこから踏ん張った。8番で3.5mのチャンスをものにし、初バーディー。さらに11番で4.5m、13番で3.5mのバーディーパットもカップを捉えると、17番では残り186ヤードから2オンして、計4つのバーディーを重ねた。3パットなどで、後半に2つのボギーもあったが、3オーバーはよく耐えたと言える。

 首位と9打差の87位タイで迎えた2日目も、苦難が待っていた。インからスタートし、2バーディー、1ボギーで迎えた18番。左ラフから166ヤードの2打目がグリーンにわずかに届かず、池へ。しかも、痛手はそれだけではなかった。左手親指付近を押さえながら、松山は顔を歪めていた。3.5mのパットを沈めて、このホールをナイスボギーとしたが、2番終了後には、トレーナーから左手首にテーピングを施してもらう様子も見られた。

 この時点で、通算3オーバーは予選通過圏外。しかし、松山はこの日も粘った。6番では、ショートサイドのピンに対し、グリーンの向こう側の池も気になる右ラフ21ヤードから、ロブショットを2mに寄せて、3つ目のバーディー。8番では161ヤードの2打目がピンに向かい、グリーン奥のフェアウェイまで転がったものの、3.5mをパターで沈めて、さらに1打稼いだ。首位と10打差の通算1オーバーで53位タイ。カットラインの2オーバーより1打上のスコアで、土日の戦いへと臨むことになった。

 2日目を終えて松山は、心配された左手の痛みについて、「ありますね」と素直に明かしていた。しかし3日目は、より安定感がアップし、プレーで懸念を払拭してみせた。4番では、19ヤードの3打目をグリーン横の傾斜に上手くバウンドさせて、1m弱にピタリ。続く5番では3打目を寄せきれずにボギーとしたものの、6番では、池を越える219ヤードの2打目をピン手前3.5mにつけ、イーグルでバウンスバックを果たした。8番では2打目が池に捕まり、2つ目のボギーも、これがこの日最後のボギー。12番では、グリーン右からバンカーを越える24ヤードの3打目をロブショットで1mにつけ、さらに16番では残り198ヤードから2オン2パットとし、この日は、4つのパー5で5打を稼いだ。首位と9打差の通算2アンダー、35位タイ。松山は、「もう少し伸ばせた感じはあります」「ミスヒットが結果オーライで乗ったり、フェアウェイに行ったりというのが多かった感じです」と評したが、これも、あらゆることが上向いてきたからこそ出る言葉だろう。

 松山のプレーは、風が強く舞った最終日に、より輝きを増した。6番の3打目が、グリーンの向こう側に池が見える位置で、左足下がりの11ヤードのバンカーショットという状況となり、脱出に2打を要してボギーが先行したが、8番では、126ヤードの2打目をピン奥4.5mにつけてバーディー。前半はイーブンだったが、それでも松山の順位はすでに大きく上がっていた。後半、松山はさらに加速した。12番では、138ヤードの3打目をピン左奥4.5mにつけ、13番でもフォローの中、132ヤードの2打目をピン左奥4mに止めて、連続バーディー。15番では、1打目が右フェアウェイバンカーの縁にめり込んでボギーとなったが、16番では、165ヤードの2打目をピン奥13mのエッジまで運び、2パットで収めて、すかさず1打を取り戻した。この時点で、順位は14位タイ。松山は、「トップ10も狙える所で最後の2ホールだったので、どちらかでバーディーを取りたかったです」という思いだったという。しかし、最後は口惜しいものとなった。「左に安全に行ったのが、全然安全じゃなかった(笑)。というのがもったいなかったです」という、18番の194ヤードの2打目が、グリーン右手前の石が積まれた場所に捕まってダブルボギー。通算スコアはスタート時の2アンダーに戻り、ホールアウト時は23位タイだった。

 しかし、最終日にイーブンパー以上を記録したのは、松山を含め7人のみで、松山の最終順位も、3日目から17ランクアップの18位タイ。ともに、自信を深めていい数字だろう。

「ショットは徐々に良くなりつつあって、この風の中でも安定して振れている所もありました。ただ、パットとショートゲームですね。ティーショットとグリーン周りとパッティングが良くなればチャンスは増えると思うので、そこをしっかりと出来るよう、来週いい状態で挑めるようにしたいなと思います」

 次週は、ザ・プレーヤーズ選手権。幻のコースレコードタイ「63」から、1年となる。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 4 5 4 5 3 4 4 4 4 5 4 3 4 5 3 4 72
4
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3
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5
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6
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69
-3
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4
3
75
3

リーダーズボード

Pos Name
1 ブライソン・デシャンボー
2 リー・ウェストウッド
3 コーリー・コナーズ
4T アンドリュー・パットナム
4T リッチー・ワレンスキー
4T ジョーダン・スピース
7 クリスティアーン・ベザイデンホウト
8T クリス・カーク
8T ジェイソン・コクラック
10T ウィル・ザラトリス
10T マックス・ホーマ
10T ポール・ケイシー
10T マシュー・フィッツパトリック
10T チャーリー・ホフマン
10T ローリー・マキロイ
10T トミー・フリートウッド
10T キーガン・ブラッドリー
18T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-11 F -1 67 71 68 71 277
-10 F 1 69 71 65 73 278
-8 F 2 66 69 71 74 280
-6 F -1 70 72 69 71 282
-6 F 1 71 69 69 73 282
-6 F 3 70 69 68 75 282
-5 F 1 70 70 70 73 283
-4 F 2 71 70 69 74 284
-4 F 2 68 73 69 74 284
-3 F 0 73 68 72 72 285
-3 F 1 70 70 72 73 285
-3 F 2 70 69 72 74 285
-3 F 2 69 71 71 74 285
-3 F 3 71 72 67 75 285
-3 F 4 66 71 72 76 285
-3 F 5 70 70 68 77 285
-3 F 6 69 74 64 78 285
-2 F 0 75 70 69 72 286

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。