TOUR RESULT

2021.01.28 - 01.31

ファーマーズ・インシュランス・オープン

ファーマーズ・インシュランス・オープン
ファーマーズ・インシュランス・オープン

好調だったショットが消えて53位タイ TPCスコッツデールで感覚を取り戻せるか

 松山英樹の2021年アメリカ本土初戦は、例年のごとく、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」。2週前のソニーオープン・イン・ハワイでは、決勝ラウンドでのショットの好調ぶりが際立っていた。今大会では、そこにパッティングが噛み合えば、という期待がかかる。

 しかし、意に反して、オープンウィークでの調整は上手く進まなかったようだ。

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「少し痛い所があったので休んで、パッティングを中心に練習したのですが、思うようには行かなかったですね。休んでいる間にスイングがまた悪くなっているので、心配です」

 影響は、初日のサウスコースでのプレーに反映された。とくにティーショットが右に曲がる傾向で、苦しい展開を招いた。インスタートの11番で3.5mのパットが決まらず、ボギーが先行。18番で126ヤードの3打目を右ピンハイ1mに絡め、イーブンで折り返したが、このバーディーも反撃には繋がらない。2番で左ラフから145ヤードの2打目がグリーン左バンカーに捕まり、いわゆる目玉で2つ目のボギー。3番では2mのパーパットが決まらず、さらに4番では、2打目が右フェアウェイバンカーから54ヤード出しただけとなり、グリーン上でも3パットを喫してダブルボギーと、3ホールで4打を失った。5番で3.5mを沈め、6番では2オン2パットと、2打を返したが、2オーバーは首位と10打差の119位タイ。比較的スコアの出ないサウスコースとはいえ、大きな出遅れだ。

 ビッグスコアが必要な2日目。寒くて風があり、途中で雨も混ざる中、ショットは大きく改善されなかったものの、松山は底力でスコアを縮めていった。4番で2打目を右ピンハイ2.5mほどにつけて初バーディーとすると、6番ではスピンで戻してピン左約1m。さらに7番では1ピン手前からのパットを沈め、連続バーディーを奪う。8番のボギーを挟んで後半も、「ショットは全然立て直せず、パッティングのミスもありました」という状態ながら、4つのバーディーを重ねた。10番では約4mを沈め、短いパー4の11番では、グリーン右からのロブショットがわずかに足りず、2オン出来なかったが、そこから3打目をチップイン。13番では、10m超のロングパットが最後にグイっと右に曲がってカップに吸い込まれ、17番では、1m強のバーディーパットがカップ縁をくるりと回りながら決まった。後半のボギーは、14番と18番の2つ。しっかりと4打を稼ぎ出してみせた。

 そこに悪天候も味方した。松山のホールアウト後には、雹が降り、プレー中断もあったほどで、カットラインは初日終了時点の2アンダーから1アンダーに低下。松山は通算2アンダーでトップと7打差の40位タイとなり、79人を抜いての予選通過となった。

 決勝ラウンドは再び、サウスコースへ。3日目は初日同様の穏やかな天候となったが、松山のゴルフの調子も初日と似たものに逆戻りだった。ティーショットは右に行くことが多く、さらにこの日は、グリーンを狙うアイアンショットで大きくショートする場面も目立ち、チャンスは少なかった。気分一新とばかりに投入したマレットパターも、不発。スコアが動いたのは、わずか4ホールだった。4番では花道から25ヤードのアプローチが3mショートすると、7番でもグリーン右バンカーから11ヤードの3打目が3.5mを残し、2つのボギー。後半では、12番で2mのパーパットを外し、初めてのバーディーが来たのは最終18番。13ヤードの3打目をタップインの距離に寄せてのものだった。通算イーブンパーで45位タイに後退。トップとの差は、再び10打に開いた。

 最終日を迎えても、とうとう松山のプレーに改善は見られなかった。打った瞬間歩き出したり、右手を離したり……。インからスタートし、13、14番ではともに2.5mのパーパットを外した。18番で2オン2パットの初バーディーも、復調の糸口とはならない。1番でグリーン右手前バンカーから25ヤードの3打目が3.5mを残し、3つ目のボギーとすると、5番では1mのパーパットもカップに蹴られた。6番で3m弱のチャンスを決め、8番ではピンの根元を捉えるスーパーショットから3つ目のバーディーを奪っても、最終9番で2mのバーディーパットがまたカップに蹴られては、慰めにもならない。通算1オーバーで53位タイ。ホールアウト後のインタビューを受ける松山には、表情がなかった。

「今日は(同組の)2人が凄くいいプレーをしていたので、それを見られたのが収穫じゃないかなと思います」

 自己評価の言葉が出てこない所に、松山の苦悩ぶりが伺える。しかし、次週はウェイストマネジメント・フェニックスオープン。今大会前に松山は、「ショットがいつも悪くなるので、あまり良いイメージはないです」とトーレパインズの印象を語っていたが、それならば逆があってもいいはずだ。自然と良い感覚を呼び戻してくれそうな場所といえば、TPCスコッツデールをおいてほかにない。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 3 4 4 5 4 3 5 4 3 4 5 4 4 3 4 5 72
5
2
4
2
3
2
4
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5
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1
5
1
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E
3
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6
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1
73
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4
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3
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5
1
4
1
5
1
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5
3
5
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3
4
3
3
3
4
3
4
2
74
2
4
E
4
E
3
E
3
-1
5
-1
3
-2
3
-3
4
-2
5
-2
4
-3
3
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3
-4
3
-5
5
-4
3
-4
4
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4
-5
5
-4
68
-4
4
E
5
1
4
2
6
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3
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4
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2
5
2
4
E
4
1
4
1
5
1
4
1
4
1
3
1
4
1
4
E
74
2

リーダーズボード

Pos Name
1 パトリック・リード
2T トニー・フィナウ
2T ヘンリック・ノーランダー
2T ザンダー・シャウフェレ
2T ライアン・パーマー
2T ヴィクトル・ホヴランド
7T ウィル・ザラトリス
7T ラント・グリフィン
7T ジョン・ラーム
10T ルーク・リスト
10T フランセスコ・モリナリ
10T ローリー・サバティーニ
10T ピーター・マルナティ
10T サム・ライダー
10T アダム・スコット
53T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-14 F -4 64 72 70 68 274
-9 F -3 69 67 74 69 279
-9 F -3 73 69 68 69 279
-9 F -3 70 72 68 69 279
-9 F -2 66 70 73 70 279
-9 F -1 70 65 73 71 279
-8 F -1 68 71 70 71 280
-8 F 0 66 70 72 72 280
-8 F 0 69 67 72 72 280
-7 F -6 66 77 72 66 281
-7 F -6 72 71 72 66 281
-7 F -2 72 67 72 70 281
-7 F -1 66 71 73 71 281
-7 F 0 71 69 69 72 281
-7 F 1 67 69 72 73 281
1 F 1 74 68 74 73 289

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。