TOUR RESULT

2020.11.12 - 11.15

マスターズ

マスターズ
マスターズ

過去最高順位で予選突破も、13位タイと失速
「苦手意識の感じがある。しっかり対策したい」

 新型コロナウイルスの影響で、2020年最後のメジャーとなったマスターズトーナメント。例年の4月開催が、11月にずれ込んだのも異例なことだ。異例と言えば、9回目の出場となった松山英樹も、初めて2週連続参戦でオーガスタに乗り込んだ。その前週は、優勝争いの中、クラブハウスリーダーにもなっての2位タイ。「すごく良い終わり方でした」と振り返るように、ここ数年でも一番と言えるほどの状態でマスターズを迎えることが出来た。

NEXT

∧

∨

 好調ぶりは、初日から充分に見て取れた。本人は、「全体的にかなり悪かったです」と評したが、それが傍からはわからないほどの内容だった。日没を考慮して、アウトとインに分かれてのスタートとなる中、10番から出た松山は、その10番をプレー中に、雨のための約3時間の中断を余儀なくされたが、再開後の13番で48ヤードの2打目をベタピンにつけてバーディーを先行。さらに14番でも、左ファーストカットから159ヤードの2打目をピン左1mほどにつけて、早くも連続バーディーを奪った。折り返して3番で、44ヤードの2打目をピン手前1.5mに寄せて、3つ目のバーディー。5番では226ヤードのセカンドショットがグリーン右のファーストカットに外し、初のボギーとしたものの、8番で60ヤードの3打目をピン左1m強に絡め、9番では下りの右に曲がる2.5mを読み切って、連続バーディーフィニッシュ。4アンダーで、トップと3打差の10位タイ発進となった。

 2日目も、松山はしっかりとスコアを伸ばした。前半は多くのチャンスをつくりながら、2番で207ヤードから2オンを果たしてのバーディー1つに留まったが、後半は取れるところをしっかりと決めた。10番では、189ヤードの2打目をピン左手前2m弱。13番では、3mほどの右に曲がるラインを読み切った。15番では、グリーン左から20ヤードの3打目を、グリーン手前にバウンドさせて1.5mにつけるナイスアプローチ。インで3つのバーディーを重ねた。15番プレー中に日没サスペンデッドとなり、翌日に3ホールを残したが、すべてパーでまとめて通算8アンダー。首位と1打差の5位タイと、マスターズでは過去最高の順位(これまでは2016年7位タイ)での予選通過となった。

 ムービングデーの3日目。上位の選手たちは、スコアを伸ばしにかかる。松山も2番で、グリーン奥から18ヤードの3打目を約1mに寄せて早々にバーディーを奪取。良いスタートを切ったかに思われた。しかし、「思うように自分をコントロール出来ませんでした」という松山はこの日、特にグリーンを狙うショットとパットに精細を欠いた。5番では、14mから3パット。6番では11mの左に曲がるラインを強めのヒットで沈めて、すかさずバウンスバックも、9番では137ヤードの2打目が、グリーンの傾斜部に落ちてボールが戻り、2つ目のボギーを喫した。後半も、10番では、1打目を右の林に曲げてボギー。13番では、クリーク脇の強烈な左足下がりの傾斜から32ヤードの3打目を1m強に寄せるスーパーアプローチを見せ、14番でも141ヤードの2打目を左1m強に絡めて連続バーディーとしたが、17番では12mから再び3パットを喫した。パープレーでは、優勝争いから取り残される。通算8アンダーで10位タイだが、トップとの差は8打にまで広がった。

「まだ何があるかわからないと思うので、一打一打、集中して頑張りたいと思います」と、最終日の反撃を誓った松山だったが、一度失った感覚を戻すことは容易ではなかった。2番では、233ヤードからピン左手前5mに2オン。ここでイーグルを奪えば、流れは変わったかもしれないが、ボールはわずかにカップ左を抜けた(結果はバーディー)。3番では、6mから3パットのボギー。4番では、1打目をピン左1m強につけ、真ん中から沈めてバウンスバックも、6番では1打目で右手を離し、7番では133ヤードの2打目を悪くなさそうに見送りながら、手前のバンカーに入れた(結果はともにパー)。思うに任せないプレーは、後半早々、スコアに表れた。10番では、188ヤードの2打目をグリーン左の傾斜地に落としてボギー。続く11番では、残り43ヤードから4打を要してダブルボギーまで喫した。13、15番の2つのパー5でバーディーを奪い返したが、2日連続パープレーでは、トップ10も守れなかった。通算8アンダーで、勝者から12打差の13位タイ。

「上手くいったところもありますし、悪かったところもあって、結果としては凄く悔しいですけど、いい一週間だったなと思います」

 リザルトは別にして、前半2日間の試合運びに、ある程度の手応えを感じたということだろうか。ただ、続くコメントが松山から初めて聞かれた言葉であり、気にかかるところだ。

「少し苦手意識が出ている感じがあるので、対策をしっかりとして、来年いいプレーが出来るようにしたいと思います」

 それでも松山は、「来年は必ず勝てるように頑張ります」という力強い言葉で、インタビューを締めくくった。先の言葉も、優勝に向けての最後の課題を確認出来たという意味に捉えたい。5カ月後、雪辱の機会はすぐにやってくる。

NEXT

∧

∨

スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 5 4 3 4 3 4 5 4 4 4 3 5 4 5 3 4 4 72
4
E
4
-1
5
E
2
-1
4
-1
3
-1
4
-1
5
-1
4
-1
5
E
6
2
3
2
4
1
4
1
4
E
3
E
4
E
4
E
72
E
4
E
4
-1
4
-1
3
-1
5
E
2
-1
4
-1
5
-1
5
E
5
1
4
1
3
1
4
E
3
-1
5
-1
3
-1
5
E
4
E
72
E
4
E
4
-1
4
-1
3
-1
4
-1
3
-1
4
-1
5
-1
4
-1
3
-2
4
-2
3
-2
4
-3
4
-3
4
-4
3
-4
4
-4
4
-4
68
-4
4
-2
5
-2
3
-3
3
-3
5
-2
3
-2
4
-2
4
-3
3
-4
4
E
4
E
3
E
4
-1
3
-2
5
-2
3
-2
4
-2
4
-2
68
-4

リーダーズボード

Pos Name
1 ダスティン・ジョンソン
2T キャメロン・スミス
2T イム・ソンジェ
4 ジャスティン・トーマス
5T ローリー・マキロイ
5T ディラン・フリテッリ
7T パン・チェンツン
7T ブルックス・ケプカ
7T ジョン・ラーム
10T ウェブ・シンプソン
10T コーリー・コナーズ
10T パトリック・リード
13T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-20 F -4 65 70 65 68 268
-15 F -3 67 68 69 69 273
-15 F -3 66 70 68 69 273
-12 F -2 66 69 71 70 276
-11 F -3 75 66 67 69 277
-11 F E 65 73 67 72 277
-10 F -4 70 66 74 68 278
-10 F -2 70 69 69 70 278
-10 F -1 69 66 72 71 278
-9 F -4 67 73 71 68 279
-9 F -3 74 65 71 69 279
-9 F E 68 68 71 72 279
-8 F E 68 68 72 72 280

∧

∨

  • LEXUSについて詳しくはこちらLEXUSについて詳しくはこちら
  • LEXUS COLLECTIONLEXUS COLLECTION

松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。