TOUR RESULT

2020.08.06 - 08.09

全米プロゴルフ選手権

全米プロゴルフ選手権
全米プロゴルフ選手権

優勝争いは絡めず22位タイも
現在の方向性は、決して間違っていない

 今季初にして唯一のメジャー、「全米プロゴルフ選手権」。松山英樹にとっては30回目のメジャー出場となるが、なかでも2017年の今大会における優勝争いは記憶に新しい。
「3年前が一番優勝に近づいたと思うので、今年も上位で戦えたらいいなと思います」
 警戒するのは、開催地サンフランシスコの気候だ。
「ここ最近では一番気温が低いコンディションでやると思うので、ボールのディスタンスはすごく大事になってくるかなと」

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 初日、松山は距離感もさることながら、その寒さから体が思うように動かないのか、ティーショットの精度に苦しんだ。フェアウェイから大きく逸れていく弾道に、怒りを露わにするシーンも散見され、メジャーの厳しいセッティングも相まってスコアメイクが思うようにいかない。3番でグリーン左奥のエッジから9ヤードの3打目をチップインさせ、バーディーが先行も、5番で右ラフから117ヤードの2打目が木に当たってボギーとすると、8番でも2m強のパーセーブパットがカップに蹴られ、前半は1オーバー。後半も、チャンスは少なく耐える時間が多かった。ただ、それでも結果的にイーブンパーで終えたのは、松山の地力の高さゆえだ。もう一つのバーディーは13番。花道から22ヤードの3打目が強めに入ったものの、ピンに当たって再びチップイン。48位タイでトップとは5打差に抑えた。

「荒れた原因をちゃんと突き止めないと、明日も思いやられるなという感じです」と松山が振り返ったティーショットは、2日目にわずかに改善を見せた。フェアウェイキープ率は前日の21.43%から42.86%へ。それだけでも「楽にプレーが出来ました」という松山のスコアカードは、動いたホールが初日より増えた。スタートの10番で2mのチャンスを沈め、バーディー発進すると、18番でも164ヤードの2打目をピン左手前1.5mにつけて2つ目のバーディー。後半に入り、2番で3m弱のパーパットを残してボギーを喫したが、この日のボギーはこれ一つに抑えた。4番のパー5で、グリーン右手前のバンカーから31ヤードの3打目を2m強につけ、この日3つ目のバーディーを奪うと、8番ではパッティングで魅了した。ピン左奥から10mのバーディーパットは、最初に右に曲がりながら最後に進路を左に変えるスネークラインを描いて、カップに吸い込まれた。この日、3打を稼ぎ出し、トップとの差は5打と変わらなかったが、通算3アンダーで16位タイまで順位を上げた。

 優勝争いに加わるために、2日目以上にスコアを伸ばしたい3日目。この日、何より光ったのは、松山のアプローチ力だ。パーオン率が38.89%と低かったが、次々といわゆる寄せワンを決めていった。しかし、アプローチが目立つということは、チャンスが少ないことの裏返しでもある。最初のバーディーは7番。短いパー4で1打目をグリーン右手前バンカーまで運び、2.5mを沈めた。

折り返して10番でも、グリーン右バンカーから19ヤードの3打目を1m弱に寄せて、2つ目のバーディー。しかし、13番で3.5mを外し、14番で46ヤードの3打目を9mショートさせて、2つのボギーを喫すると、その後の挽回も1ホールに留まった。166ヤードの2打目をピン左奥4mにつけてパットも決め、通算4アンダーで18位タイ。トップとの差は、3日連続で5打のままだった。

最終日も特に前半は、忍耐の9ホールだった。1番で左ピンハイ4.5mのチャンスを決め、幸先よくバーディースタートを決めたが、2番では3mのパーパットをセーブ出来ない。7番の113ヤードの2打目では、木の根元のボールを、ピンに対して半分背中を向けた状態で放ち、フックでグリーン近くまで運んでスーパーパーセーブ。8番で2m弱、9番でも2.5mを沈めてピンチを潜り抜けたが、我慢だけでは上位が遠のく。

ただ、松山もこのままでは終わらなかった。後半に入り、13番で2m強のパーパットが決められずボギーとしたが、ここからスイッチが入った。14番ではグリーン手前のエッジから5.5mをパターで決め、15番では100ヤードの2打目をピン手前1mにつけるナイスショット。さらに16番では、グリーン右手前バンカーから10ヤードの2打目を2mに寄せて、怒涛の3連続バーディーを決めた。

続く17番で2.5mという4連続バーディーのチャンスを外したことで力が抜けたのか、最終18番では3オンも果たせずダブルボギー。通算4アンダーの22位タイという最終成績に対しては、「残念としか言いようがないです」と、松山も言葉は少なかった。

だが、終始安定していたアプローチや3連続バーディーは、今大会を悔しいだけの思い出にはしなかった。少なくとも、現在の方向性が間違っていないことは確認出来たはずだ。

「次の試合、メジャーに向けて、先週、今週で少しずつ改善してきている点はあると思うので、そこを次に生かしていけるようにしたいなと思います。しっかりと練習して精度を上げていけば、良いプレーが出来ると思います」

シーズンは2週後にプレーオフシリーズへと突入し、9月以降には2つのメジャーもある。取り組んでいることを存分に発揮する機会は、暇なくやってくる。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 3 5 4 4 4 3 4 5 3 4 4 4 4 4 3 4 70
3
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67
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4
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4
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4
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3
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4
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70
E

リーダーズボード

Pos Name
1 コリン・モリカワ
2T ポール・ケイシー
2T ダスティン・ジョンソン
4T マシュー・ウルフ
4T ジェイソン・デイ
4T ブライソン・デシャンボー
4T トニー・フィナウ
4T スコッティ・シェフラー
9 ジャスティン・ローズ
10T ジョエル・ダーメン
10T ザンダー・シャウフェレ
10T キャメロン・チャンプ
22T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-13 F -6 69 69 65 64 267
-11 F -4 68 67 68 66 269
-11 F -2 69 67 65 68 269
-10 F -5 69 68 68 65 270
-10 F -4 65 69 70 66 270
-10 F -4 68 70 66 66 270
-10 F -4 67 70 67 66 270
-10 F -2 66 71 65 68 270
-9 F -3 66 68 70 67 271
-8 F -3 69 68 68 67 272
-8 F -3 66 70 69 67 272
-8 F 0 71 64 67 70 272
-4 F 0 70 67 69 70 276

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。