TOUR RESULT

2020.03.05 - 03.08

アーノルド・パーマー招待

アーノルド・パーマー招待
アーノルド・パーマー招待

決勝ラウンドの大乱調で56位タイ
「第5のメジャー」でV字回復なるか

 いよいよ、マスターズトーナメントまで約1カ月。直近2戦で5位タイ、6位タイの好成績を収めてきた松山英樹にとっては、今大会の「アーノルド・パーマー招待」でさらに自信を深めていきたいところだ。もちろん、それには2017年以来の勝利がもっとも望ましい。
「優勝したいですし、そのためには初日、2日目のスコアが大事だと思うので、頑張りたいなと思います」
 大会の週に入って風邪を患い、「感覚がズレました」とのことだったが、初日の松山のプレーを見る限り、その影響はなかったようだ。

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4番で13ヤードの3打目アプローチをピタリと寄せ、タップインバーディーを奪うと、そこから順調にスコアを縮めていった。5番では141ヤードから抑えたショットでベタピン、6番でも41ヤードの3打目を1mに絡めて、3連続バーディー。後半に入っても、12番で99ヤードの3打目を左からの風にうまく乗せて1.5mにつけ、4つ目のバーディーを奪った。松山の名前は、リーダーボードの4位タイにまで上がっていた。

 ただ、ホールアウト後に「腹立たしいです」と悔しがったように、14番からの5ホールの締めくくりが良くなかった。14番では2mのパーパットが左に外れ、15番では6mをねじ込んでバウンスバックしたものの、16番で2オンから3パットのパー。最終18番では、ドライバーショットがフェアウェイを転がって右の池まで突き抜け、2つ目のボギーを喫した。初日は通算3アンダーで、トップと4打差の11位タイ発進となった。

 2日目は文字通り、風向きが変わった。暖かかった初日とは異なり、冷たい風がコースを覆い、多くのプレーヤーが苦しめられた。全体の平均スコアは、初日の「72.554」から「74.084」に低下。松山も例外ではなかった。10番からスタートして、入れごろ外しごろのパーパットを決められずに15番までボギーが3つ。16番で2オンからバーディーを奪ったが、折り返して2番でも、1mのパーパットがカップを蹴られた。

 それでも、3番では142ヤードの2打目を右ピンハイ2mにつけ、5番ではフォローの風を生かしてドライバーショットを残り34ヤードまで運んで、3つ目のバーディー。松山は、「今日のコンディションは、凄くタフな感じでした。その中で、1オーバーで回れたのは、よく頑張ったなという感じです」と振り返った。2アンダーでトップとは5打差に開いたが、12位タイで悠々と決勝ラウンドに進出。充分に優勝も見据えられる位置だった。

 しかし日が変わると、松山は別人のようになった。冷たい風はさらに強まり、松山の良かった感覚を完全に奪ってしまったかのようだった。

スタートから3連続ボギーを喫すると、4、5番で連続バーディーとしたものの、6番ボギー、7番ダブルボギー、8番ボギーと、傷口がどんどん広がった。後半も2バーディーに対して、3ボギー、1ダブルボギー。スコアは6オーバーまで急降下して53位タイ。この日、アンダーパーは全体で1人だけだったが、それでも2017年以来の「80」は、「落ち込みます」と、ショックを隠せなかった。

「自分が上手くプレー出来れば、アンダーパーで回ることが出来ると思います。きっかけが見つかるように頑張りたいです」と臨んだ最終日も、内容を大きく改善することは出来なかった。この日も時間を経るごとに風が強くなったが、早い時間にスタートした松山には、「穏やかでした。厳しくなったのは最後の3ホールくらいでした」と、苦戦の理由にはならなかった。前半を1バーディー、3ボギーとすると、後半は上がり3ホールで3連続ボギー。

「あまりにも芯に当たらなくて、どうにも出来ない状況でした」

 8番で、87ヤードからカップインさせてスーパーパーとする場面もあったが、喜べるはずもなかった。この日のフェアウェイキープ率は28.57%。17番では、1打目を左のスタンドにまで打ち込んだ。世界トップレベルのアイアンショットと評される松山には、考えられないようなミスだった。

「2日目からうまく立て直せなくなって、今日は、ただ打っているだけ、ホールを消化するだけのようなラウンドでした。凄く苦しいというか、呆れてしまうラウンドでした」

 通算11オーバーで56位タイ。ただ、この乱調を“マスターズ1カ月前に出てしまった”と考えるか、“マスターズ1カ月前だから良かった”と考えるかが分かれ目でもある。

「プラスに考えたら、良くなりつつある中の悪い状況だと思います。何かちょっとした、アドレスとかスイングの修正で、良くなる可能性はあると思います」

 次週は、第5のメジャー「ザ・プレイヤーズ選手権」。昨年8位タイとなった大会でV字回復となれば、今大会のことも気を引き締めるいい機会だったと捉えられる。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 3 4 5 4 5 3 4 4 4 4 5 4 3 4 5 3 4 72
4
E
4
1
4
1
5
1
5
2
4
1
3
1
4
1
5
2
4
2
4
2
5
2
4
2
3
2
4
2
6
3
4
4
5
5
77
5
5
1
4
2
5
3
4
2
3
1
6
2
5
4
5
5
4
5
5
6
4
6
4
5
4
5
3
5
5
6
4
5
4
6
6
8
80
8
4
2
4
3
3
2
5
2
3
1
5
1
3
1
4
1
4
1
5
1
4
1
5
1
4
1
4
2
5
3
4
2
3
2
4
2
73
1
4
E
3
E
4
E
4
-1
3
-2
4
-3
3
-3
4
-3
4
-3
4
-3
4
-3
4
-4
4
-4
4
-3
3
-4
5
-4
3
-4
5
-3
69
-3

リーダーズボード

Pos Name
1 ティレル・ハットン
2 マーク・リーシュマン
3 イム・ソンジェ
4 ブライソン・デシャンボー
5T キース・ミッチェル
5T ジョエル・ダーメン
5T ダニー・リー
5T ロリー・マキロイ
9T マシュー・フィッツパトリック
9T コリン・モリカワ
9T ハリス・イングリッシュ
9T カン・スン
56T 松山英樹
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-4 F 2 68 69 73 74 284
-3 F 1 71 69 72 73 285
-2 F 1 70 69 74 73 286
-1 F -1 73 71 72 71 287
E F -1 68 75 74 71 288
E F -1 72 72 73 71 288
E F 3 71 67 75 75 288
E F 4 66 73 73 76 288
1 F -3 70 75 75 69 289
1 F 1 70 71 75 73 289
1 F 4 69 70 74 76 289
1 F 2 69 68 78 74 289
11 F 5 69 73 80 77 299

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。