TOUR RESULT

2019.10.24 - 10.28

ZOZO CHAMPIONSHIP

ZOZO CHAMPIONSHIP
ZOZO CHAMPIONSHIP

「日本初開催」に最高のストーリー展開
ウッズとの一騎打ちの末に悔しい単独2位

 ついに史上初めて、日本にUSPGAツアーがやってきた。「ZOZOCHAMPIONSHIP」の開催は、多くの日本人が待ち望んできた瞬間だ。もちろん、松山英樹も喜びを隠そうとはしない。雨模様の火曜日の練習日に1万人超のギャラリーが集まったことについて、松山は「今日は天気も悪いので、そんなに人は来ていないだろうと思ったけれど、びっくりしました。PGAツアーでやっていると日本語で応援されることがあまりないので、すごく嬉しいです」と素直に心境を明かし、「自分の国でやるということがすごく嬉しいですし、そこで勝ちたい気持ちが強いです」と、2017年以来の優勝を目指す強い意思も示した。

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 前週を終え、「不安しかないです」と語っていたゴルフの状態については「あまり変わっていないです」と語っていたが、いかに母国の応援がパワーを与えてくれるかということを、松山がまざまざと初日のプレーで見せつけた。1番をバーディーとすると、3番でも1打目を1m強につけるなどして好スタートを切り、奪ったバーディーは6個。ボギーはわずかに7番の3パットに抑えた。何より、ホールが樹木でセパレートされたコースで、ドライバーショットを林に一度も打ち込まなかったことが大きかった。大声援の後押しを受けて、まさに引き締まったプレー内容。5アンダーでトップと1打差の単独3位発進となった。

 各地に大きな被害をもたらした雨のため、金曜日はプレーが行われず、翌土曜日は第2ラウンドを無観客で行うことになった。松山は「違和感がありました。寂しい気持ちもありました」と振り返ったが、だからこそ余計に良いプレーをしなければいけないという強い気持ちを持ったのではないだろうか。パー3のような短いパー4に設定された10番でイーグル発進すると、その後は前日と打って変わって幾度も林にティーショットを打ち込みながらも、18ホールを粘り切った。前半を1イーグル、1バーディーの通算8アンダー単独トップで折り返すと、後半も1バーディー、1ボギーで凌ぎ、終わってみれば3位タイ。首位とは4打差となったが、充分な位置だ。しかも、初日から首位に立つのはタイガー・ウッズ(アメリカ)。これ以上に松山を発奮させる材料はない。

 日曜日、第3ラウンドに加え、第4ラウンドをできるだけ消化するという長丁場となったが、再び会場に戻ってきた日本語の応援を力に、松山は最後まで気持ちのこもったゴルフを展開してみせた。第3ラウンドでは、ドライバーショットでフィニッシュを乱すシーンもありながら、11番で約7~8mのパットを沈めてガッツポーズを見せるなど、6つのバーディーを奪ってボギーを1つに抑えた。第3ラウンド終了時で通算13アンダー、ウッズと3打差の単独2位。しっかりとウッズ追撃の1番手につけた。

続く第4ラウンド前半では、4番でドライバーショットが木の根元に止まる不運にも見舞われ、2バーディー、2ボギー。通算13アンダーのまま、ウッズとの差は5打差に広がり、2位タイで後半を迎えたが、気迫が漲っていたのはここからだった。11番で2打目をピン約1mにつけるスーパーショットを放つと、サスペンデッドのホーンが鳴った12番では、段を上る長いバーディーパットをねじ込み、再び渾身のガッツポーズ。ウッズとは3打差の15アンダーとなり、翌日に残した6ホールでの逆転優勝に望みをしっかりと繋いだ。

 月曜日7時30分。いよいよフィナーレに向けてのホーンが鳴った。松山は、2ホール目の14番で第3打をピン約1m。最後の追撃が開始されたかと思われた。しかし、バーディーパットは無情にもカップに蹴られた。この1打はあまりに痛かった。16番で長めの下りを沈めてバーディーを奪ったが、少し遅きに失した。2ホールを残してウッズとは2打差。

 それでも、松山は諦めなかった。18番では、フェアウェイバンカーからの2打目で「普通だったら持ちません」という3番ウッドを手にし、2オンを狙った。しかし、ボールはグリーン左バンカーへ。入れなければいけない4打目も、いわゆるホームランとなって万事休す。松山もウッズもそろって1打伸ばした形となり、3打差の通算16アンダーで単独2位。PGAツアー最多勝利タイとなるウッズの82勝目を許す、悔しい結末となった。

「残り6ホールで1つしか伸ばせない時点で、チャンスはありませんでした。最低でも3つ、4つは必要だと思っていたので、そういうプレーが出来ず残念でした」

 しかし、この日本での初開催でウッズと最後まで戦い抜いた時間は、松山の胸にかけがえのないものを残したことだろう。フェデックスランキングも、2週連続の上位フィニッシュで23位から9位に浮上。2019-2020年シーズン、この経験をさらなるモチベーションに変えて、松山はきっと大きなことをやってのけるに違いない。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
4 4 3 4 3 5 3 4 4 4 4 4 3 5 4 3 4 5 70
4
E
3
-1
3
-1
5
E
3
E
4
-1
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4
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E
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2
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5
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E
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3
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65
-5
4
-3
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-2
3
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5
-2
3
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3
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-2
4
-2
4
-2
3
-2
4
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4
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4
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-3
67
-3
3
-1
4
-1
2
-2
4
-2
2
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4
-3
3
-4
4
-4
4
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3
-4
5
-4
3
-5
3
-5
5
-4
4
-5
65
-5

リーダーズボード

Pos Name
1 タイガー・ウッズ
2 松山英樹
3T ロリー・マキロイ
3T イム・ソンジェ
5 ゲーリー・ウッドランド
6T ビリー・ホーシェル
6T コリー・コナーズ
8T アン・ビョン・フン
8T チャールズ・ハウエル III
10T ダニー・リー
10T ライアン・パーマー
10T ザンダー・シャウフェレ
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-19 F -3 64 64 66 67 261
-16 F -3 65 67 65 67 264
-13 F -3 72 65 63 67 267
-13 F -5 71 64 67 65 267
-12 F E 64 66 68 70 268
-11 F E 68 67 64 70 269
-11 F E 69 64 66 70 269
-10 F -4 70 68 66 66 270
-10 F -1 70 65 66 69 270
-9 F -2 70 65 68 68 271
-9 F -3 67 68 69 67 271
-9 F 2 68 66 65 72 271

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。