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2019.02.14 - 02.17

ジェネシス・オープン

ジェネシス・オープン
ジェネシス・オープン

9位タイで今季2度目のトップ10
待たれる2017年夏以来の勝利

「噛み合わせが上手くいけば
勝てるんじゃないかと思う」

 アメリカ本土に入っての2戦で3位タイ、15位タイと、及第点とも言える結果を残してきた松山英樹。2年ぶりの出場となる今回の「ジェネシス・オープン」では、さらに復調を確かなものとしたいところだろう。パワーランキングでは7位に選出。PGAツアー公式サイトも、松山が戻ってきているのを認めているということだ。松山自身も、今大会開幕前には、「だいぶ良い感じで来ていると思うので、あとは噛み合わせが上手くいけば勝てるんじゃないかなと思います」とコメント。

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「噛み合わせ」に言及出来るのは、かなり手応えを感じているということに他ならない。

 大会前から天候不良が予想されていた初日。松山の組は、現地時間の午前7時32分にスタート予定だったが、松山がちょうど10番のティーインググラウンドで待機していた午前7時30分に、雨のため中断となった。ようやく松山がスタートできたのは、午後2時32分。この時点で、第1ラウンドが翌日に持ち越されることは確定的だった。

 この日の松山は序盤からなかなかチャンスをつくることが出来ず、10m以上のバーディーパットが続いた。11番では、15mのバーディートライが1mオーバーし、返しのパットがカップ左側ではじかれて、ボギーが先行。10m以内のバーディーパットを初めて打ったのは14番で、6mの左に曲がるラインは、50cmほどショートしてパーとなった。

 17番では、グリーン右の深いバンカーから27ヤードの3打目を3mにつけたが、ここでもパットは決まらず、パー。折り返して1番でも再び3mのチャンスを迎え、クロスハンドグリップでのパットを試みたが、ここでもボールはカップを捉えられなかった。

 2番で3.5mのバーディーパットが左に外れ、パーで収めた時点で日没サスペンデッド。通算1オーバーで暫定順位は、42位タイだった。

 2日目は午前7時からプレー再開。2日間に亘った第1ラウンドで、初めてのバーディーが来たのは6番だった。ティーショットをピン右手前2.5mにつけると、ここでもクロスハンドグリップで放ったボールは、左にわずかに曲がるラインを描いてカップに吸い込まれた。最終9番では、121ヤードの2打目がピンの根元近くに着弾したものの、バックスピンで手前のカラーに戻って5m。パターで打ったバーディートライは、カップ左を抜けた。

 この日は、第1ラウンドの後半スタートの組が続けて第2ラウンドまでプレーしたものの、36ホールをすべて終えることが出来ず、松山に第2ラウンドスタートの順番は回ってこなかった。最終的に第1ラウンドの順位は、通算イーブンパーで72位タイ。首位とは8打差のスタートとなった。

 コメントを求められた松山は、ショット、パッティングともに不調を訴えた。

「ショットは、良かった状態をキープしていたんですけど、昨日くらいから上手く打てずに『なんでかな……』と。今日の残りのラウンドも全然上手く行かなかったです。パッティングは、昨日も最初の方は良かったんですけど、途中からおかしくなりました。先週から新しいことを試していて上手く行っていたのですが、試合になると良くないですね」

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 第1ラウンドのフェアウェイキープ率は71.43%、パーオン率は77.78%。悪くない数字に映るが、それにも理由があったのだと言う。

「極端にボールを曲げて打っているからです。それで逆に"大ケガ"にはなっていないのかなと。これで真っ直ぐに打とうとしていたら、大ケガになっていると思います。フェードじゃないですね。大きなスライスを打って、どうにかしている感じです。やりたくないゴルフをやっていました。そうするしか、もう方法がなかったです」

突風も吹く難コンディションで
ベストスコアに迫る4アンダー

 大会3日目に迎えた第2ラウンドは、一転、「ずっとヒヤヒヤなゴルフ」と表現したように、特に前半の9ホールは出入りの激しい展開となった。1番では、右ラフから214ヤードの2打目をユーティリティで2オン。13mから2パットで、楽々とバーディー発進した。しかし続く2番では、右に曲がる2mのパーパットがカップ手前で切れていき、ボギー。

ちなみにこの日の松山は、ノーマルなグリップでのパッティングを続けた。4番では、4.5mのパットを真ん中から沈めてナイスパーセーブ。6番ではティーショットをピン奥1mにつけて、2つ目のバーディーを奪った。しかし、前半最後の9番では、1mの返しのパーパットがカップ右に蹴られて、2つ目のボギー。

 この時点で通算イーブンパーは、予選落ちが危ぶまれるスコア。しかし、後半の「奇跡的」と評した2つのバーディーが大きかった。10番では、右ラフから48ヤードの2打目を迎えたが、タテに短いグリーンだけにボールを止めるのは難しい状況。しかし、ピンの左2mについて、わずかに左に曲がるラインを読み切った。続く11番では残り286ヤードから放ったボールが、左のネイティブエリアに消えたが、ギャラリーも交えての大捜索でロストボールを免れた。「もう、ないだろうなと思いました。でも、見つけてくれて良かったです」と言うツキを生かして、45ヤードの3打目を3mに寄せ、この日4つ目のバーディーだ。

 さらに17番では、花道からの27ヤードのアプローチをベタピンに寄せ、"お先に"のバーディーとしたが、最終18番では1mがカップ左を通過して、3つ目のボギー。通算2アンダーで首位とは9打差となったが、終わってみれば34位タイで楽に予選通過だ。

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 それでも松山は、「ヒヤヒヤ」と前述したように、内容に不満が尽きない。特にショットは、「全然ダメですね。良いところも何か所かあって、それが何で出たのかも分からないです。悪い原因もまだ分かっていないので、それを早く見つけられれば、スコアを伸ばせる自信はあるので、その原因を早く探りたいと思います」と、混迷の状態だ。

 その言葉通り、松山は何かを見つけたのだろうか。2時間弱のインターバルを挟んでスタートした第3ラウンドでは、9ホールで3バーディーを奪い、長い3日目を終えた。11番では、244ヤードからユーティリティでピン左4.5mに2オンし、惜しくもイーグルは逃したがバーディーを先行。15番では6mを沈め、17番では右ラフから80ヤードの3打目を1m強につけて、通算5アンダーまで伸ばした。暫定の順位は20位タイ。

 最終日は再び、長丁場の1日。まずは、第3ラウンドの残り9ホールをこなした。1番では左ラフから211ヤードの2打目をユーティリティで2オンさせて、2パットでバーディーとし、前日の前半に続くチャージが期待された。しかし、その後は「パットもショットもなんか違和感があって、上手くいかなかったです」と言う通り、とりわけ短いパットに苦しんだ。

4番では2m強のパーパットがカップ右を抜け、8番では90cm、最終9番でも1mが決まらず、3打の後退となった。第3ラウンド終了時で、3アンダー36位タイ。トップとは14打も開いてしまった。

 しかし、風が強くなり難しいコンディションとなった第4ラウンドで、松山は粘り強くスコアを戻し、さらに伸ばしていった。11番でグリーン右手前バンカーから29ヤードの3打目をベタピンに寄せてバーディーを先行させると、圧巻だったのは4つある内の3つのパー3だった。14番でピン左奥1m強、16番ではグリーンに乗ってからコロコロと寄っていきピン手前50cm、6番ではピン右手前2mと、次々にピン筋に飛ばしてバーディーを量産。他にも2番で5mを沈め、ボギーは21ヤードの3打目バンカーショットを、右手を離して寄せ切れなかった15番の1つに抑えた。5バーディーを稼ぎ出しての4アンダーは、この日のベストスコアに1打足りなかったが、見事なものだった。

「後半の1ラウンドはチグハグしながらもバーディーが取れたので、良かったと思います。とくに後半のフロントナインは、頑張ることが出来たので良かったなと思います」

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 通算スコアは7アンダーまで引き上がり、ホールアウト時には11位タイだった順位も、後続の組の選手がスコアを落としていったことで、最終的には9位タイまで上昇していた。ファーマーズ・インシュランス・オープン3位タイ以来となる、今シーズン2度目のトップ10。

「やりたくないですよ、こんな苦しいゴルフは。もっとショットが安定して、バーディチャンスをいっぱい打って、ポンポンポンと伸ばせるゴルフがしたいですね」

 しかし、内容は置いておいても、松山の自信を少なからず高めてくれる結果だろう。

 課題のショットに関しては、ウェイストマネジメント・フェニックスオープンのときと同様、「兆し」という言葉で現状を説明した。

「ショットに関しては、きっかけはまだ見つかっていないというところです。でも、最後のティーショットとセカンドショットは良かったです。本当に良くなってるのか、まだ自信を持ってはいけないレベルなのか、よく分からないですけど、そういう意味では兆しは出てきていると思うので、これをしっかりと来週に向けて仕上げていけたらいいなと思います」

 松山は連戦で、世界ゴルフ選手権の「メキシコ選手権」を戦う。それを終えればすぐに3月となり、ザ・プレーヤーズ選手権、そしてマスターズトーナメントも迫ってくる。弾みをつけるためにも、そろそろ久しぶりの勝利が欲しいところだ。

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スコアボード

HOLE
Par
ROUND4
ROUND3
ROUND2
ROUND1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 T
5 4 4 3 4 3 4 4 4 4 5 4 4 3 4 3 5 4 71
5
-2
3
-3
4
-3
3
-3
4
-3
2
-4
4
-4
4
-4
4
-4
4
E
4
-1
4
-1
4
-1
2
-2
5
-1
2
-2
5
-2
4
-2
67
-4
4
-4
4
-4
4
-4
4
-3
4
-3
3
-3
4
-3
5
-2
5
-1
4
E
4
-1
4
-1
4
-1
3
-1
3
-2
3
-2
4
-3
4
-3
70
-1
4
-1
5
E
4
E
3
E
4
E
2
-1
4
-1
4
-1
5
E
3
-1
4
-2
4
-2
4
-2
3
-2
4
-2
3
-2
4
-3
5
-2
69
-2
5
1
4
1
4
1
3
1
4
1
2
E
4
E
4
E
4
E
4
E
6
1
4
1
4
1
3
1
4
1
3
1
5
1
4
1
71
E

リーダーズボード

Pos Name
1 J.B.・ホームズ
2 ジャスティン・トーマス
3 キム・シウ
4T マーク・リーシュマン
4T ロリー・マキロイ
6 チャールズ・ハウエル III
7T マイケル・トンプソン
7T アダム・スコット
9T 松山英樹
9T カルロス・オルティス
9T ダスティン・ジョンソン
9T ケリー・クラフト
9T ジョン・ラーム
9T ボーン・テーラー
Total Thru Round R1 R2 R3 R4 Strokes
-14 F -1 63 69 68 70 270
-13 F 4 66 65 65 75 271
-12 F -5 68 70 68 66 272
-11 F -3 69 69 67 68 273
-11 F -2 72 63 69 69 273
-9 F -2 69 69 68 69 275
-8 F -1 69 64 73 70 276
-8 17 5 66 65 69 76 276
-7 F -4 71 69 70 67 277
-7 F -2 67 72 69 69 277
-7 F -2 73 66 69 69 277
-7 F E 69 68 69 71 277
-7 F E 67 70 69 71 277
-7 F -4 67 69 74 67 277

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松山英樹は2014年1月よりLEXUSの所属となりました。

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